Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

徳重聡&イモトアヤコの名コンビ誕生! 『下町ロケット』阿部寛チームはいよいよ万全の体制に

リアルサウンド

18/12/16(日) 6:00

 日曜劇場『下町ロケット』(TBS系)が、12月23日にいよいよ最終回を迎える。“最終回前”と煽りが付けられた第10話は、最終回に向けてギアをさらに上げる重要な回となった。佃航平(阿部寛)が率いる佃製作所には、ギアゴーストに対抗できるほどのトランスミッションに秀でた人材が必要。佃チームに満を持して加わるのが、ギアゴーストを辞めた島津裕(イモトアヤコ)だ。

参考:<a href=”https://www.realsound.jp/movie/2018/12/post-293992.html”>桐谷健太演じる世良、さすがの商魂を発揮! 『まんぷく』ビジネスの本質を描いた第11週</a>

 (バレバレながらも)ドラマ公式Twitterでは佃チームの一員として、佃製作所の看板を持ち、顔を隠していた島津は、天才と言われるトランスミッションのエンジニア。今期の『下町ロケット』では、ゴースト編の第1話より登場しており、新キャストの中でも数少ない善人キャラ。佃らがトランスミッションを持ち込んだコンペや自身のモノづくりの原点を佃に話すシーンなど、兼ねてより佃と島津はその熱心な思いで通じ合ってきた。「もう一度、俺と一緒にやらないか」という佃の誘いを、島津が断るわけがない。

 農業イベント『アグリジャパン』から島津に接触し始めていたギアゴーストの伊丹大(尾上菊之助)は、殺伐とした空気の社内を一新しようと、再び島津を引き戻そうとするが断られてしまう。帝国重工から追い出される形で、ギアゴーストを設立した伊丹と島津。会社に切られる苦しみを人一倍に知っている伊丹は、誰よりも社員を大事にする社長だった。しかし、ダーウィン・プロジェクトに参画してからは、すっかりと信念を忘れてしまった伊丹は、島津の代わりに入ってきた氷室彰彦(高橋努)の名を挙げ、「気に入らないっていうなら追い出してもいい」と島津を勧誘してみせるのだ。

 一方の佃は、島津に同情からではなく、エンジンとトランスミッションのように対等に向き合った。それが島津が佃製作所を選んだ単純明快な理由だ。また、島津が佃製作所に入ったことで、思いがけない歯車が噛み合うことになる。それが、技術開発部の軽部真樹男(徳重聡)。第1話からSNSを中心にその“怪演”が話題になっていた軽部は、とにかく愛想が悪く、嫌味を吐く佃チームの中でも野暮ったい人物だった。

 明らかに、チームが遅れている状況下でも定時に帰宅してしまう軽部に、後輩の立花洋介(竹内涼真)や加納アキ(朝倉あき)はいつも憤りを感じていたが、島津は決して焦りを見せない。技術開発部の部長である山崎光彦(安田顕)の口から明らかになることだが、軽部の娘は生まれつき心臓が弱く、その上に妻も共働きであるため、娘の病院の送り迎えのために、定時で仕事を上がっていた。山崎との飲みの後、立花と加納は会社で一人検証試験を続ける軽部の姿を目撃する。きっと、島津には日々着実に検証を続ける軽部の努力が見えていたのだろう。そして、軽部も島津にこれからもチームを任せると敬意を示す。エンジニアとしてモノづくりの精神で通じ合う2人は、「軽ちゃん」「島ちゃん」と呼び合い、まさかのコンビが誕生した。

 最終回では、帝国重工のアルファ1とダーウィン・プロジェクトのダーウィンが、再対決することに。農業を救うという大きな目標のため、佃らが信じるモノづくりは未来を変えられるか。 (文=渡辺彰浩)

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む