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黒宮れい、赤裸々につづった初エッセイ「アンチの人も見て」「天国も地獄も一緒に見ようね」

ナタリー

21/2/13(土) 15:32

黒宮れい

黒宮れい(BRATS)が本日2月13日に自身初のエッセイ「私が居なきゃ生きていけないって言ったんだから一生かけて証明してみせてよね」の発売を記念したお渡し会を行った。この記事ではお渡し会前に行われた記者会見の模様をレポートする。

「言葉は私の武器」だと言う黒宮は、14歳のときからSNSで自分の言葉を発信し続けてきた。本書「私が居なきゃ生きていけないって言ったんだから一生かけて証明してみせてよね」はそんな彼女がストレートな言葉で自身の気持ちをつづったもので、「ミスiD」参加時やアイドルグループ時代の葛藤、さらには家族との絆、恋愛遍歴、音楽性、生き様などが赤裸々に記されている。会見で黒宮は「アイドル時代のことも包み隠さずに書いたので賛否両論はあると思うけど、ファンの方々はそれを含めて黒宮れいを見てくれています」と述べ、Instagramではファンからこのエッセイが“聖書”と呼ばれていることに言及。「読んでくれている人に元気をあげられてよかったです」と1月末の発売以来受けている、読者からの反響に対しての感想を語った。またどんな人に読んでもらいたいかという質問に対しては「昔からのファンも、バンド活動を応援してくれている方も、まだ自分のことを知らない人にも読んでいただきたいです。10代の頃のいろんな人の気持ちを代弁できているとまでは思いませんが、こういう生き方もあるんだなと知ってもらえたらうれしいので、30、40代の方もそうだし、年齢関係なく手に取っていただきたいです」と回答。また本書には撮り下ろし写真も掲載されており、黒宮は写真のテーマについて「この本に出てくる人はサイコロみたいなもの。いろんな面があって、喜怒哀楽を写真で表現しています」と言及した。

言葉をは大切にしているという黒宮は、自身のバンドBRATSで作詞も担当。作詞のスタイルについては「世の中にはハッピーな曲があふれていますが、BRATSにはありません。ハッピーな言葉が元気を与えるのはわかるけど苦しみの言葉、汚い言葉にも意味を持たせたいんです。ハッピーよりも苦しい経験のほうが誰しも経験していることだから。そういう思いをえぐり取って、いい感じにまとめているので共感してもらえることもあると思います」と説明した。そしてコロナ禍における音楽活動については「とにかくやりづらかった。ずっと無という感じで生きていました」と振り返る黒宮。3月20日(土)にはBRATSとして、YouTubeで開催されるアジアのバンドをワールドワイドに発信するイベント「Ambitious Girls Rock」に出演することが決まっていることに軽く触れてから、昨年はコロナ禍の前にアメリカ・ロサンゼルスでもライブを行ったことを振り返り、「海外でのライブもいつか再開できたらなと思います」と今後の展望を語った。

会見の終わり、黒宮は「ツイートはいろんな人が見るものでRTされたら違う人にも届くから、みんながわかりやすいように書き直すこともあります。本はもっと丁寧な作りになっていて、ツイートは思ったことの一部分だけ。でも本の中ではなぜそういう一言を発したのかまでわかるように書いています。アンチの人にも見てほしいです(笑)。ファンの方はいつも応援してくれてありがとうございます。これからもいろんな活動をしていくので、天国も地獄も一緒に見ようね」と笑顔でメッセージを送った。

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