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ホロコーストの本質とは?発禁書『異端の鳥』を11年かけて映画化

CINRA.NET

20/1/28(火) 20:00

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映画『異端の鳥』が初夏に東京・有楽町のTOHOシネマズシャンテほか全国で公開される。

ホロコーストの生き残りであるポーランドの作家で謎の自殺を遂げたイェジー・コシンスキが1965年に発表した作品『ペインティッド・バード』を映画化する同作は、第二次大戦中にナチスのホロコーストから逃れるために、たった1人で田舎に疎開した少年が差別と迫害に抗いながら生き抜く姿と、異物である少年を徹底的に攻撃する「普通の人々」を描いた作品。舞台となる国や場所を特定されないように人工言語「スラヴィック・エスペラント語」が採用された。原題は『The Painted Bird』。

迫害を生き抜くうちに徐々に心を失っていく少年役を新人のペトル・コラールが演じたほか、ステラン・スカルスガルド、ハーヴェイ・カイテル、ジュリアン・サンズ、バリー・ペッパー、ウド・キアーが共演。撮影監督は『コーリャ 愛のプラハ』で『アカデミー外国語映画賞』を受賞したウラジミール・スムットニーが務めた。

ポーランドでは発禁書となった『ペインティッド・バード』を映画化するためにチェコ出身のヴァーツラフ・マルホウル監督は3年をかけて17バージョンのシナリオを用意。資金調達に4年をかけ、主演のペトル・コラールが成長していく様を描くため撮影に2年を費やし、11年をかけて映像化したという。

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