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佐藤大樹&橋本環奈、鷲尾伶菜の生歌に感激「この作品は勝ったなと思いました」

ナタリー

20/10/3(土) 12:53

左から伶、橋本環奈、佐藤大樹、久保茂昭。

映画「小説の神様 君としか描けない物語」の公開記念イベントが、本日10月3日に東京・新宿バルト9で行われ、キャストの佐藤大樹(EXILE、FANTASTICS from EXILE TRIBE)、橋本環奈、主題歌と挿入歌を歌う伶こと鷲尾伶菜(E-girls)、監督の久保茂昭が登壇した。

昨日10月2日に封切られた本作は、ナイーブで売れない小説家・千谷一也(佐藤大樹)と、秘密を抱えたドSな小説家・小余綾詩凪(橋本環奈)という何もかもが真逆の2人が“一緒に大ベストセラーを生み出す”という共作ミッションを課せられ、2人で物語を作るさまを描いた青春ドラマ。本日行われたイベントの模様は全国137館に生中継され、メインキャストの2人と監督のトークに加え、伶による主題歌「Call Me Sick」の生歌唱の様子も全国に届けられた。

新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、5月から10月に公開延期された本作。春から秋へと季節をまたいでの公開となったことについて佐藤は「本作は小説をモチーフにしている映画なので、読書の秋とも言いますし、ぴったりな時期に公開できたと思います」とポジティブに語り、橋本も「純粋にホッとしています。私たちキャストやスタッフの皆さんも待ち遠しかったと思うんですけど、この作品も待ち遠しいと待ってくれていたファンの皆さまが今日やっと観てくれて。それを考えると喜びもひとしお」と述べた。

MCから思い出深かったシーンについて問われた佐藤は、一也がカフェで編集担当の河埜に小説を書くことをやめたいと告白するシーンを挙げ、「朝から楽しい撮影が続いて、最後にこういったシーンだったので心境を整える時間が大事で。久保監督が僕の視界に入らないようにスタッフさんを誘導してくれたり、空気作りをしてくれました。泣く予定ではなかったけれど、気付いたら鼻水も出るくらい情けない姿になっていて。でもあの姿は一也として必要だったし、思い出深いシーンですね」とその撮影を振り返った。一方橋本は保健室のシーンが印象深かったと語り、「一発で撮りたいという久保さんの希望で、スタッフみんなが全力を尽くして撮影しました。この映画はスタッフさんの1つひとつのシーンに対する愛情がすごくて、それを肌で感じていたので、1回きりの撮影にも精一杯挑みました。大樹くんと私が背中合わせでしゃべっているんですが、素直に詩凪として言葉をつむいでいけたと思います」と言葉を続けた。

劇中に登場する“宙に浮かぶシーン”についてMCから言及されると、久保は「アナログな感じで撮影しているんです。あまり詳しく言わないほうがいいかも。想像におまかせします」とコメント。橋本が「自分たちで飛んでいましたよね」と話すと、久保は「これぐらいの人になると飛べるんですよ。大樹は飛べなかったけど(笑)」と笑い、佐藤は「ただのブタですね。僕は(笑)」とつぶやいた。

トークの後半では、「小説の神様」が青春映画であることから、それぞれの青春についての話題に。佐藤は「EXILEが14人体制のときに、地元のさいたまスーパーアリーナでライブをやって。中学3年生のときで、親に連れられて初めて観たそのEXILEのライブで、HIROさんのダンスを観て、サッカーを辞めてダンスをやろうと決意しました。ダンスを始めた頃が一番青春だったと思います」とEXILEとの衝撃的な出会いを語る。橋本は女子校だったという高校生時代を挙げ、「何気ない日常がすごく楽しかったんです。お仕事で東京にいるのと半々の生活だったんですけど、友達や先生に支えてもらいました。高校生活は1秒1秒がかけがえのない瞬間でした」と話した。

その後、会場にはスペシャルゲストとして伶が登場。映画の予告編映像がスクリーンに流れる中で、「Call Me Sick」を生歌唱した。その歌声を聴いた佐藤は「もう最高の一言ですね」と感激した様子を見せ、橋本も「まさかこの距離感で聞けると思ってなかったので特別感があります」と興奮気味にコメント。伶は「(報道陣の)カメラやキャストの皆さんが目の前にいる場所で歌うのは震えるぐらい緊張しました」と語り、映画については「このご時世だからこそ刺さる部分がある作品だと思います。自分はアーティストの視点で観ましたが、どの職業に就いている人でも胸が熱くなったり、共感する部分があると思います。大切な人に観てもらいたい映画です」と感想を述べた。

一也の気持ちを代弁できる主題歌アーティストは伶しかいないと思い、伶にオファーしたという久保監督は、「(E-girlsの)デビューの頃からMVを一緒に作ってきている仲なので、伶さんって呼び方をするのも照れくさいですね(笑)。彼女の歌声や歌詞に憑依したかのように感情を出した歌い方が大好きなんです。この小説を読んだときに彼女の歌が合うと思ったので真っ先にオファーしました」と彼女の歌声の魅力や起用した理由を述べる。伶は「お話をいただいて純粋にうれしかったです。劇中で使われている挿入歌や主題歌を聞いてマッチしていて安心しましたし、曲を流していただくタイミングが天才だなと思いました」と語った。さらに伶はソロアーティストとして最初の活動が「小説の神様」の主題歌と挿入歌の歌唱だったことについて「素晴らしい映画の主題歌と挿入歌に起用してもらえると決まったときはやる気が出ましたし、がんばろうと改めて思えました。ありがたい機会をいただけて光栄です」と「小説の神様」とのタッグがソロ活動の背中を押したことを明かした。

また佐藤は「冒頭で伶さんが歌う挿入歌が流れて、『小説の神様』というタイトルが決まる瞬間があるんですけど、そのシーンを観て『この作品は勝ったな』と思いました」と伶の歌声がこの作品にもたらした影響を語る。また主題歌に加え5曲の挿入歌が使用されるという、MV監督出身の久保監督だからこそ描けた「小説の神様」という作品について橋本は「歌詞がある楽曲がこんなに使われている作品はめずらしいと思うんですけど、ちゃんと1つにまとまっていて。映画を観ている自分の感情とマッチしてくるのは、音楽のパワーを感じました。伶さんが歌う主題歌は歌詞も『小説の神様』にぴったりです」と熱弁した。

(c)2020「小説の神様」製作委員会

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