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ぴあ

いま、最高の一本に出会える

『なつぞら』イッキュウさんに幸あれ! 泰樹との雪解けの日はまだ遠い?

リアルサウンド

19/8/5(月) 12:30

 『なつぞら』(NHK総合)第19週の初日では、結婚報告をするために十勝へ戻ってきたなつ(広瀬すず)と坂場(中川大志)の姿が描かれた。

参考:『なつぞら』第110話では、農協に勤める夕見子(福地桃子)がバター作りをしようと……

 なつは坂場に、剛男(藤木直人)に連れられて十勝へやってきたとき、広大な野原を見て思わず駆けたくなった、と話す。なつは当時を振り返り「本当は不安で仕方なかったの。将来のことが」と呟いた。それを聞いた坂場は突然駆け出した。坂場の突然の行動になつは戸惑うが「ああ、不安なんだ」と納得する。なつの故郷で、当時のなつの思いをなぞるように駆ける坂場の姿は愛おしい。しかし、牛のふんを踏んで豪快に転ぶ姿には先が思いやられる。

 結婚報告も一筋縄ではいかない。柴田家の視線が坂場に集中し、やたら緊張感のある結婚報告となった。剛男や富士子(松嶋菜々子)は結婚を喜んだが、泰樹(草刈正雄)の反応は想像どおり。「幸せにします、きっと」という坂場の言葉に「きっと、ってなんだよ」とつっかかる泰樹。坂場が失業中と聞き、ますます面白くない様子だ。

 そんな中、娘のために剛男が動いた。「仕事見つけて、ここにくるのが筋だべ」とその場を立ち去ろうとした泰樹に対して「もうどうでもいいっしょや、そったなことは!」と声を荒げる剛男。「この人は、なつが選んだ人ですよ。結婚を望んでるのは他でもない、なつだべさ。なつが選んだ結婚相手に文句があるって言うんですか」。剛男の力強い言葉に柴田家の人々は賛同する。泰樹に堂々と物が言えるようになった剛男の名シーンとなった。

 一緒に食卓を囲むシーンでは、砂良(北乃きい)の父・弥市郎(中原丈雄)が仕留めた熊の肉が振る舞われた。「結婚と聞いて、無性に熊が撃ちたくなった」と話す弥市郎に「わしにもその銃貸せや、撃ちたい奴がおる」と呟く泰樹。冗談だと微笑む泰樹に、笑い出す坂場。だが笑っているのは坂場1人だ。凍りつくように笑うのをやめた坂場。柴田家と親密になるには、もう少し時間がかかりそうだ。

■片山香帆
1991年生まれ。東京都在住のライター兼絵描き。映画含む芸術が死ぬほど好き。大学時代は演劇に明け暮れていた。

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