文月悠光の詩「片袖の魚」映画化、トランス女性のイシヅカユウが主演
20/12/11(金) 12:00
イシヅカユウ
詩人の文月悠光が原案を担当する短編映画「片袖の魚(仮題)」の製作が明らかに。「老ナルキソス」「ホモソーシャルダンス」などで知られる東海林毅が監督を務める。
詩集「わたしたちの猫」に収録された「片袖の魚」を東海林が脚本化。文月の詩が原案の映画は本作が初めてとなる。主役およびその友人役にはトランスジェンダー女性の俳優を公募し、オーディションが実施された。
主役のひかり役を射止めたのは、MVなどの映像作品で活躍するファッションモデルのイシヅカユウ。彼女は「新しいことに挑戦するのはいつも不安ですが、お芝居の渦中に身を投じ、自分の中にあるものと自分の中に無いものを重ねて一つの像を作る途方もない作業を楽しんでいます」を現在の心境を明かす。また友人の千秋に広畑りか、ひかりの同僚に猪狩ともか(仮面女子)が扮した。田村泰二郎もキャストに名を連ねている。
「片袖の魚」は2021年に劇場公開予定。
イシヅカユウ コメント
新しいことに挑戦するのはいつも不安ですが、お芝居の渦中に身を投じ、自分の中にあるものと自分の中に無いものを重ねて一つの像を作る途方もない作業を楽しんでいます。ご期待下さい。
文月悠光 コメント
とても大切な映画です。文月も監督も主演のイシヅカユウさんも、本作に携わる多くの方にとって「片袖の魚」は大きな「挑戦」になります。それが何より嬉しいです。今はまだ稚魚のような心持ちですが、公開までどうか温かく見守って頂けたら幸いです。
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