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面白さ絶対保証!『グリーンブック』のマハーシャラ・アリ初主演
『トゥルー・ディテクティブ 猟奇犯罪捜査』 特集

10月2日(水) ブルーレイ発売、DVD レンタル開始

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『トゥルー・ディテクティブ 猟奇犯罪捜査』公式サイト/SNS

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『グリーンブック』のマハーシャラ・アリ待望の初主演!
何度でも観たくなる本格クライムサスペンス

従来のTVシリーズをはるかに超えたクオリティの高さが絶賛を博し、映画ファンまでも夢中にさせたクライム・ドラマの傑作シリーズ『トゥルー・ディテクティブ』の第3弾が完成。今回はアメリカ南部のアーカンソー州の田舎町を舞台に、地元の幼い兄妹が謎の失踪を遂げた難事件を担当する黒人と白人の刑事コンビの苦闘を、3つの時間軸を交錯させて描いていく。1980年の不可解な事件発生、1990年の混迷深まる再捜査、2015年の驚くべき急展開。その35年間にもおよぶタイムラインを行き来するストーリーには、先読みを許さないサスペンス&ミステリーの醍醐味が満載され、事件の深い闇に囚われて人生を狂わされていく人々の重厚なドラマが融合されている。何度でも観返したくなるそのディープな作品世界の魅力を、10月2日(水)のブルーレイ発売を前に検証する!

町山智浩が解説!ぴあ独占試写会レポート 

演技も科学の領域へ!? マハーシャラ・アリの演技力

主演を務めたのは、アカデミー賞を二度受賞したマハーシャラ・アリ。この方はアメリカで最近流行っている、大学で演劇理論を学んで科学的に演技を解析している黒人俳優のひとり。このメソッドを取り入れているのは、この方以外に『ヘルプ~心がつなぐストーリー』でアカデミー賞を獲ったオクタヴィア・スペンサーや、『それでも夜は明ける』『ブラックパンサー』『アス』のルピタ・ニョンゴなどがいます。育ちとか教養とかで使っていく言葉も違うので、訛りや立ち振る舞いはどうとかといったことを科学的に研究して演じていくというのが、アメリカの今の大きな潮流なんです。アメリカの演技のレベルは日本をはるかに超えたところまで進んでます。科学の領域なんですね。

マハーシャラ・アリは『グリーンブック』でアカデミー賞獲りましたけど、意外なことに主演は初めて。いい役は多いのですが脇役ばかりで、今回は初めての主演ということでかなり気合が入っていますね。彼はエミー賞で主演男優賞にノミネートしまして、特殊メイクを施しアルツハイマーで記憶を失っている老人役を演じていたりと3つの年齢を演じています。


物語の発端となる悪魔教的な猟奇殺人のモデルとなった2つの事件

本作では1980年に最初の事件が起こります。森の中で少年がお祈りをしている形で死体で発見され、その近くには謎の藁人形みたいなものが置いてあって、どうも悪魔的儀式らしいというのが物語の始まりです。ただ、その時に男の子と一緒に行方不明になっていた妹・ジュリーという女の子が発見されない。その子がどこにいるのかということがひとつのサスペンスになっていきます。

このドラマはアメリカで最も貧しいと言われている南部のアーカンソー州が舞台で、実は2つの実際にあった事件が基になっています。ひとつはフランクリン信用銀行幼児売春斡旋疑惑。1988年から1990年にかけてネブラスカにあったフランクリン連邦信用金庫が幼児の誘拐拉致売買に関与していたという疑惑が都市伝説並みに萬栄したことがあって、その信用金庫は潰れました。それを捜査してみたら、信用組合をクビになった男が流した噂に過ぎなかった。噂というのは恐ろしいですね。

もうひとつは1994年にアーカンソーで起こったウェスト・メンフィス3冤罪事件。森の中で3人の子供が性器を切り取られた状態で全裸で発見されて、悪魔教による儀式で殺されたのではということで、証拠は何もないのに3人の少年が逮捕されました。アーカンソーというのはキリスト教原理主義の厳しいところで、その3人はメタリカとかメタル系音楽を聴いていたという理由だけで逮捕され、その後死刑判決が出ました。それが報道された時、当のメタリカはびっくりして、ヘビーメタルの人たちや、ジョニー・デップなど俳優さんたちがこの判決は不当だということで除名運動を起こし、10年以上かかって2011年にやっと彼らは釈放されました。どちらも冤罪ですが、そのふたつの事件がベースにあります。


大きなテーマとなっているふたつの“愛”

このドラマはふたつの恋愛を描いています。ひとつは主人公ウェイン刑事と奥さん。いつのまにか出会って恋に落ちて、結婚して子供ができて、いつのまにか奥さんは時間軸の中から消えている。3つの時間軸が並行して進んでいくので、どこの時間軸で消えたかわからないので、この“愛”がどうなっていくのかというラブストーリーが実は一番軸になっています。

もうひとつのラブストーリーは、ウェインの相棒で白人刑事のローランドとの“愛”。『ブレイド』で悪役をやっていたスティーヴン・ドーフという俳優が演じていて、貧乏白人の典型的な見た目の人なんですけど、いい奴なんですよね。黒人と白人のコンビなんですが人種を越えた友情があって、ほとんどいわゆるBLですよ(笑)。相棒同士の秘めたる“愛”の物語で、そこも結構泣かせます。

事件の真相を探らないといけないのに、記憶がどんどん消えていくということと主人公ウェインは闘っていく。どこまでが現在でどこまでが過去かわからなくなっていく。それも怖いんですが、それと人は歳をとっていくと嫌なことを忘れようとしてしまいますよね。この人自身は最初、正義の刑事だと思って見ていくんですが彼自身が“罪”を犯しているんです。それもだんだんわかっていく。そういういろんなテーマも持ち合わせているので重いんですが、大きな感動もあるので皆さんお楽しみください。

トークイベントニュースはこちら

映画ファンはどう観た? 第1話試写会レビュー

3世代を演じ分けたマハーシャラ・アリの演技に絶賛の声多数!

第一話の上映後に行われたアンケート調査では、全体の8割が「早く続きが観たい」と回答。「ドキドキな展開で面白かった(22歳・女性)」「妹ジュリーの行方と、女教師と主人公とのその後が気になる(40歳・女性)」など、第一話から先読みを許さないサスペンス&ミステリーの要素に多くの観客が引き込まれたようだ。

そして、特筆すべきはやはりひとり3世代を演じ分けたマハーシャラ・アリの演技。先ごろ発表された第71回エミー賞(リミテッド・シリーズ部門)では、惜しくも受賞は逃してしまったが、その迫真の演技をぜひブルーレイで確認していただきたい。

試写会参加者たちの声をPICK UP!


さすがのマハーシャラ・アリだなという表情やしゃべり方の使い分けに感服です。兄妹の足取りも当然知りたいのですが、他の登場人物もひと癖もふた癖もあるのでバックグラウンドがぜひとも知りたくなった。(45歳・男性)

とても真剣に見入ることができるくらい素晴らしかった。2015年の年老いた演技がすごい‼︎ 町山さんが作品の背景にある実際の事件を複数紹介されたことにより、より面白く感じた。時代背景を知識として持っていれば作品は何倍にも楽しめる。(34歳・女性)

外見もさることながら、声色や所作のひとつひとつも演じ分けていて素晴らしかった。主人公の過去、犯人の行方、パーセル息子の死因、パーセル娘の消息が気になった。(31歳・男性)

1話2話と続きを観たくなったりバックして確認したくなる作りがいい!おじいちゃんの時の違和感のなさに驚いた。80年と90年に関してはもっと先を観ていろいろ確認したくなった。(42歳・女性)

老齢期と若年期の印象が全く違うので単純にうまい俳優だと思った。女教師とのシーンで堅物な男がほぐれる感じとかがうまかったと思います。事件を解決させるパターンが王道ですが、実は冤罪だったのではないかとこれまでの刑事ドラマとは異なる展開になりそうなので気になりました。(25歳・男性)

老人役を演じた現在(2015年)の演技が本当にその年齢であるようで秀逸だと思った。なぜ娘のほうは生き残っていて事件の10年後に薬局で指紋が採取されたのかが気になる。またパーセル兄妹の両親の不仲が事件と関係があるのかどうかも知りたい。(40歳・男性)

2015年の演技が本人ではなく別の方に思えました。『グリーンブック』とは異なる、演技に圧倒されました。(52歳・男性)

10月2日(水)ブルーレイ発売、レンタル開始
『トゥルー・ディテクティブ 猟奇犯罪捜査』

ブルーレイ・コンプリート・ボックス(3枚組)
11818円+税

特典:未公開シーンを含むノーカット版本編他、約130分の豪華映像特典収録(予定)

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