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エビ中、TPD、メレンゲ、NICOも……今春の注目アニメソングまとめ

リアルサウンド

14/2/27(木) 13:25

 アニメソングの人気・存在感が年々高まっている。オリコンチャート上位にアニメの主題歌がランクインすることは少なくなく、新人のロックバンドなどがアニソンを通じてブレイクするケースも見られる。また、最近では声優がアニメの役柄のまま歌う楽曲も人気で、先日、【声優の音楽作品の評価が高まっているのはなぜ? 『本人先行型』が普及した背景】にてお伝えしたように、音楽シーンにおける声優アーティストの存在感も大きくなっている。

 春から始まる新アニメからも、新たなヒット曲が生まれる可能性は少なくないだろう。そこで、アニメとしての注目度が高く、音楽シーン側からも気になる作品をまとめてみた。

『金田一少年の事件簿R』/東京パフォーマンスドール

2014-anime-01-thumb.jpg2013年に復活した東京パフォーマンスドール。

 読売テレビ・日本テレビ系全国ネットで14年ぶりにTVレギュラー放送されることになった人気アニメ『金田一少年の事件簿R(リターンズ)』のオープニングテーマは、東京パフォーマンスドール(TPD)が担当。TPDは90年代にダンス・楽曲・照明・衣装などに徹底的にこだわり、そのパフォーマンス力で人気を博したグループ。後に女優・篠原涼子、EAST×END YURIの市井由理、穴井夕子などを輩出したことでも知られており、2013年に平均年齢15歳の新メンバーで復活を果たした。渋谷の劇場「CBGKシブゲキ!!」にて現在、約1年間にわたり、演劇と映像、歌とダンスを融合した新感覚エンターテインメント公演「PLAY×LIVE『1×0』」(プレイライブ『ワンバイゼロ』)を行っている。彼女たちがミステリアスな同作品にどう色を添えるのか、楽しみにしたいところだ。放送は4月5日(土)夕方5時30分より。

『ハイキュー!!』/SPYAIR・NICO Touches the Walls

 『週刊少年ジャンプ』で連載中の青春バレーボール漫画『ハイキュー!!』も、4月6日よりアニメ放送が開始する。オープニングテーマを担当するのは2010年にメジャーデビューし、国内外で活躍を続けるロックバンド、SPYAIR。いっぽう、エンディングテーマは若手バンドシーンを牽引する存在として知られるNICO Touches the Wallsが担当している。かつて、ASIAN KUNG-FU GENERATIONが、『週刊少年ジャンプ』発の人気アニメ『NARUTO -ナルト-』の主題歌を担当したことが、ブレイクのきっかけのひとつとなったことからも、本アニメによって両バンドがさらなる飛躍を遂げる可能性が期待できそうだ。

『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』/私立恵比寿中学

 鳳乃一真によるライトノベルを原作とした『龍ヶ嬢七々々の埋蔵金』は、フジテレビ系列のノイタミナ枠にて4月より放送予定。オープニングテーマは、キレのないダンスと不安定な歌唱力、そして人畜無害なキャラクターを武器に活躍する私立恵比寿中学が担当。新曲となる「バタフライエフェクト」は、4月15日の武道館公演でメンバー3人が「卒業」し、新たに新メンバー2人を加入した新8人体制での初リリースとなる。

『極黒のブリュンヒルデ』/鴇沢直

 『週刊ヤングジャンプ』の人気連載をアニメ化した『極黒のブリュンヒルデ』(東京MX、読売テレビほか)は、エレクトロサウンドとロックサウンドを得意とする作曲・編曲家の鴇沢直が劇伴を担当。エンディングテーマとなる「いちばん星」(作詞:keity.pop 作曲:モチヅキヤスノリ 編曲:小森茂生)では、アニメのキャラクターである黒羽寧子(CV:種田梨沙)、橘佳奈(CV:洲崎綾)、カズミ・シュリーレンツァウアー(CV:M・A・O)、鷹鳥小鳥(CV:田所あずさ)の歌声を聴くこともできる。また、前出のキャラクターには、各々のキャラクターソングもある。劇中で使用される楽曲を収録した『極黒のブリュンヒルデ オリジナル・サウンドトラック』は、4月23日にリリースされる予定。最近、こういった形式のアニソンCDがヒットするケースは少なくないため、本作もファンを中心に売り上げを伸ばしそうだ。

『ピンポン』/メレンゲ

 松本大洋原作の『ピンポン』は湯浅政明が監督を務め、テレビアニメ化。エンディングテーマを担当するのは、バンド結成から11年を経て、昨年よりキューンミュージックに移籍したメレンゲ。ボーカルのクボケンジは、本作に対し「僕は中学の頃、卓球部であったのでそこにも当然思い入れは加わり、まぁ、あのクールな世界観は僕の卓球時代とは似ても似つかないものでしたがやはり熱くさせられました」(公式サイトより)などとコメントを寄せている。『宇宙兄弟』のオープニングテーマを担当した実績を持つ同バンドだけに、作品の世界観をどのように表現するのか、大いに期待したいところだ。

 今春にはほかにも、じん(自然の敵P)によるカゲロウプロジェクトの『メカクシティアクターズ』や、1970年代のプログレッシヴ・ロックバンドの代表格であるYESの楽曲を使用したことでも注目を集めた『ジョジョの奇妙な冒険』の第三部、音楽会社のランティスなどの合同プロジェクトである『ラブライブ! 第2期』など、音楽的にも企画的にも工夫が凝らされた作品が目立つ。アニメ作品から音楽シーンを読み解くと、CD売り上げ枚数や音楽ジャンルでは括れない、新たな見取り図が浮かび上がってくるのではないだろうか。
(文=松下博夫)

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