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イエスタデイ

19/10/7(月)

映画と音楽の関係はいろいろあるし、中には全く音楽がない映画も存在するが、ほとんどの場合は音楽ひとつで、その映画の印象や感情の持っていかれ方などが大きく左右する。しかし今回はその音楽がほとんどすべてビートルズなので、それらの映画とは全く違う。どちらかというとビートルズの音楽の方が映像を従えているといってもいい。以前やはりビートルズの楽曲を中心にした『アクロス・ザ・ユニバース』という傑作があった。舞台『ライオン・キング』の演出で有名なジュリー・テイモアの映像もよかったが、何と言ってもビートルズの音楽がすべてだった。今回は、「もし、ビートルズの音楽が存在しない世界があったら…」という「if」もので、言ってみればパラレルワールドなのだが、全体的には『ラブ・アクチュアリー』や『ノッティングヒルの恋人』の脚本家リチャード・カーティスお得意のラブ・コメディ。エド・シーランも本人役で出ていて、もともとこの物語の舞台は彼の故郷で、彼自身のストーリーも反映されているという。シーランの歌もいいが、主演のヒメーシュ・パテルの歌声がこの映画をより一層感動的にしている。彼が歌う『The Long and Winding Road』には鳥肌が立った。ほとんどすべての歌を口パクではなくてその場でリアルタイムに収録しているのもすごい。とても、お薦めです。

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