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中津留章仁が再び自然災害について考える、TRASHMASTERS「黄色い叫び」

ナタリー

TRASHMASTERS vol.34「黄色い叫び」より。

TRASHMASTERS「黄色い叫び」が6月18日に長野・犀の角で開幕した。

中津留章仁が手がける「黄色い叫び」は、2011年4月に初演された作品。劇中では、台風による水害に苦しむ地方の、とある公民館を舞台にした物語が展開する。公民館には青年団のメンバーが集まっていたが、付近で土砂崩れが発生。公民館は孤立状態に陥り……。

今回上演されるのは、中津留による加筆修正版。作品について中津留は「人間は、いい意味でも悪い意味でも忘却する生き物である。今作の稽古で、当時の自分が何かを考えていたか、改めて考察した。忘れていないつもりではいたが、多くのことを思い出すのに苦労した。10年という時間の重みを痛感した。台風被害などが相次ぐ昨今、今また自然災害について考えたいと思う」とコメントしている。

なお長野公演は本日6月20日に閉幕。本作はこのあと、6月23日から27日まで東京・サンモールスタジオ、29・30日に宮城のエル・パーク仙台 スタジオホールにて上演される。

中津留章仁コメント

2011年に中津留章仁Lovers名義で初演したこの作品を、東日本大震災から10年目の今年、TRSHMASTERSで上演します。人間は、いい意味でも悪い意味でも忘却する生き物である。今作の稽古で、当時の自分が何かを考えていたか、改めて考察した。忘れていないつもりではいたが、多くのことを思い出すのに苦労した。10年という時間の重みを痛感した。台風被害などが相次ぐ昨今、今また自然災害について考えたいと思う。

TRASHMASTERS vol.34「黄色い叫び」

2021年6月18日(金)~20日(日)
長野県 犀の角

2021年6月23日(水)~27日(日)
東京都 サンモールスタジオ

2021年6月29日(火)・30日(水)
宮城県 エル・パーク仙台 スタジオホール

作・演出:中津留章仁
出演:倉貫匡弘、星野卓誠、森下庸之、長谷川景 / 飯沼由和、伊藤俊輔 、加藤亮佑、坂井宏充、田中里衣、花房青也、福永理未、山崎到子

※山崎到子の出演は長野公演のみ。
※山崎到子の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。

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