コロナ禍の真っ只中、音楽家たちによる新たなスタイルのコンサートが次々と生み出されている。成田達輝と4人の仲間たち（笹沼樹. 中野翔太. 田原綾子. 坪井夏美）が登場する「Hakuju New Style Live」もそのひとつだ。

「バッハとコンテンポラリーの融合」をテーマにしたステージは、ヨハン・セバスチャン・バッハの名作「フーガの技法」を軸に、4人の弦楽器奏者とピアニストが、ウェーベルンやフーバーにケージなどの作品を交互に演奏する刺激的なもの。バロックとコンテンポラリーという数百年の時を隔てた作品の共演から生まれてくるものとはいったいなにか。その答えを知るべくコンサート会場に足を運んでみたい。

　 もちろん当日のコンサートはソーシャルディスタンスを意識したものとなり、別途、期間限定のオンライン配信も楽しめる。ライブでの感動をオンライン配信で再び楽しむというスタイルが、今後のコンサートの新たな潮流となるのだろうか。

ちなみに、ホールで楽しむコンサートは6,500円。期間限定のオンライン配信は2,000円の設定だ。

●公演詳細はhttps://www.todays-concert.com/hakuju-new-style-live1?fbclid=IwAR3_arTnSIODUPsTwPNWRyJgtVnlLgA_vbBFEKiV2rVXtX92UmNvIlnrcWc

Hakuju New Style Live
～心が喜ぶ演結び
新しい出会いの形へ～
バッハとコンテンポラリーの融合

2020年7月28日（火）
開場 14:15 開演15:00 終演 17:00
Hakuju Hall

◆14日間限定でのオンライン配信

2020年7月30日（木）17:00～8月12日（水）17:00

●成田 達輝（Tatsuki Narita）　Violin

1992年生。3歳からヴァイオリンを始める。 ロンティボー、エリザベートなど数多くのコンクールで入賞。最近は特にバロック音楽と現代音楽の組み合わせのプログラム構成による演奏会や、現代を代表する作曲家らの作品初演や再演などを積極的に行っている。使用楽器はアントニオ・ストラディヴァリの”Tartini” 1711年製(宗次コレクション)。