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いま、最高の一本に出会える

『おっさんずラブ-in the sky-』春田の“天性の人たらしぶり” 千葉雄大は早くもキス!?

リアルサウンド

19/11/3(日) 12:00

「お客さまのなかに、どなたか絵心のあるかたはいらっしゃいませんかー!」

参考:ほか場面写真多数

 『おっさんずラブ-in the sky-』(テレビ朝日系)のはじまりを告げる、春田創一(田中圭)の叫び。(今のところ)“はるたん”でも“はるぴょん”でもないけれど、その男・春田はまたもやモテにモテているようだ。

 期待と不安に胸を膨らませるOL民(おっさんずラブファンの通称)から熱視線が送られるなか、日本中を沸かせた大人気恋愛ドラマの新章がついに初回放送を迎えた。『おっさんずラブ』は、2016年の年末にスペシャルドラマとして単発放送、2018年に新たなストーリーで連続ドラマ化され、今年の8月にはその続編として映画化も果たした「おっさんたちの恋の物語」シリーズ。航空会社を舞台にカムバックした新章では、春田と黒澤武蔵(吉田鋼太郎)以外のキャストが一新され、心機一転、新たなストーリーが紡がれていく。

 「入社10年目のモテない独身男」というキャラクターではじまった前章とは異なり、中途入社のCA(客室乗務員)として入社初日を迎える春田が描かれた、初回放送の冒頭。寝坊してポンコツぶりを見せたかと思えば、道ゆくおばあちゃんを助けたり、トイレに結婚指輪を落とした乗客のヘルプに応えたり、そのお人好しぶりは健在のよう。そのことでブリーフィングに遅れ、ファーストフライトのお預けをくらった春田は、資料用ロッカーの整理中に自分のデッサンが描かれた大量の紙を見つけてしまう……。

 スペシャルドラマ版や連続ドラマ版との一番の違いは、黒澤キャプテンを含め、ほぼ全員が春田と初対面もしくは出会って間もないということだろう。そこには10年の歳月を経て徐々にはるたんに惹かれていった“黒澤部長”の存在はなく、その“出会い”から“恋に落ちる瞬間”までもが事細かに描写されていく。第1話は成瀬(千葉雄大)から春田への突然のキス、「月が綺麗ですね」に本気になる黒澤キャプテン、そしてラストの「デッサンは四宮(戸次重幸)のものだった」と急ピッチな展開ながらも、実は彼らの本心はひとつも明かされていない。それは第1話から黒澤部長の告白が描かれた前章との大きな差異だ。だからこそ、誰が春田のことを好きになり、春田が誰のことを好きになるのか、初回の時点ではまったく検討がつかず、あらゆる想像が膨らむ心躍る展開になっている。

 誰が春田のことを好きになるかわからない、とは書いたものの、現時点で恋人候補として出揃ったのは、黒澤キャプテン、成瀬、四宮、高校時代の後輩の緋夏(佐津川愛美)の4人。「モテない独身男」だった前章とは打って変わって、天性の人たらしぶりを発揮するCA春田は入社早々もうモテモテだ。その背景には、相手との距離の近さやノリのよさ、あるいは絶妙に隙があるところなど、「これはまぁ誰でも好きになっちゃうよね」という行動、いわゆる「モテる行動」を春田が繰り返し行っていることに端を発している。でも当の本人である春田はそのことに無意識で……。そうした無意識の引力が「ラブコメディ」としての本作の魅力になっていくだろう。

 ひとまず春田をめぐる上記4人のラブバトルは開戦の狼煙をあげた。初回ではおよそ当配分で春田との関係性が深まる過程が描かれていったが、今後、誰が春田との関係を密にしていくのか。「一緒の寮に住んでいる」「料理上手」という点で、シノさん(四宮)が一歩リードか。いやいや、キスをしてしまった成瀬が優勢なのでは? はたまた、尊敬する黒澤キャプテンの猛アピールが春田の心を震わすかもしれない。ただ、緋夏に関しては春田も気がありそうだぞ⁉︎ まったくもう、今回も放送終了後からの一週間が待ちきれない幸福なドラマになりそうだ。
(文=原航平)

<次回あらすじ>
新人CA・春田(田中圭)の大量のデッサンを書いていたのは、四宮要(戸次重幸)だった。「絵を描くのが趣味」と語る、四宮だがその真意とは……。一方の副操縦士・成瀬(千葉雄大)は、春田にキスをした理由が、“男と別れるため”だったと発覚。さらに、パワハラを受けているという疑惑も。そして、春田への思いに気づいた機長・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)は、ついに春田に告白する。

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