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水戸芸術館現代美術ギャラリーにて『ピピロッティ・リスト』展開催 約30年にわたる活動の全貌を展観

ぴあ

《マーシー・ガーデン・ルトゥー・ルトゥー/慈しみの庭へ帰る》2014年  マルチチャンネル・ヴィデオ・インスタレーション、サウンド/コーナープロジェクション、クッション、カーペット(15分14秒) (c)Pipilotti Rist, All images courtesy the artist, Hauser & Wirth and Luhring Augustine

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実験的な映像表現を探究するアーティストとして、1980年代からスイスを拠点に世界各地で作品を発表してきたピピロッティ・リスト。その約30年間の活動の全貌を展観する大規模な展覧会が、8月7日(土)より水戸芸術館現代美術ギャラリーにて開催される。

同展では、身体や女性としてのアイデンティティをテーマとする初期の短編ビデオやヴェネツィア・ビエンナーレに出品された代表作《永遠は終わった、永遠はあらゆる場所に》(1997/京都国立近代美術館蔵)や、日用品を作品へと再循環させる80年代からの一貫した関心によって生まれたインスタレーションなど、身体、ジェンダー、自然、エコロジーを主題とした作品約40点を紹介する。

色彩に満ちた世界をユーモアたっぷりに切り取ってみせる映像と、心地よい音楽や空間設計によるビデオ・インスタレーションは、国を越えて幅広い世代の観客を魅了してきた。

今回も、ベッドや展示室の床に敷かれたカーペットに身を預けて思い思いの姿勢でくつろいだり、食卓を囲むといったインスタレーションを展開。リストならではの、遊び心あふれる映像空間で、心と身体を解きほぐす鑑賞体験となるだろう。

《(免罪)ピピロッティの過ち》1988年、シングルチャンネル・ヴィデオ、サウンド(11分18秒) (c)Pipilotti Rist, All images courtesy the artist, Hauser & Wirth and Luhring Augustine
《永遠は終わった、永遠はあらゆる場所に》1997年、2チャンネル・ヴィデオ・インスタレーション、サウンド/コーナープロジェクション(4分9秒、8分25秒) クンストハレ・チューリヒでの展示風景、1999年、Photo: Alexander Tröhler、京都国立近代美術館蔵 (c)Pipilotti Rist, All images courtesy the artist, Hauser & Wirth and Luhring Augustine
《4階から穏やかさへ向かって》2016年 4チャンネル・ヴィデオ・インスタレーション/ベッド、枕(13分23秒、8分11秒、8分11秒)オーストラリア現代美術館での展示風景、2017年、Photo: Ken Leanfore (c)Pipilotti Rist, All images courtesy the artist, Hauser & Wirth and Luhring Augustine

【開催概要】
『ピピロッティ・リスト:Your Eye Is My Island -あなたの眼はわたしの島-』
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
会期:2021年8月7日(土)~10月17日(日)
時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜(祝日の場合開館、翌日休)
料金:一般900円
公式サイト(https://www.arttowermito.or.jp/gallery/lineup/article_5142.html

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