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Tarinof dance company新プロジェクト「Dual」、坂田守が表裏あべこべ描き出す

ナタリー

20/7/13(月) 10:13

坂田守(Photo by Wassilios Nikitakis)

Tarinof dance companyの「Dual」が7月30日に東京・SCOOLで上演される。

「Dual」は、コンテンポラリーダンスカンパニーのTarinof dance companyの2020年シーズン第1弾で、彼らが掲げる“Taricolla”のNo.0を飾る作品となる。“Taricolla”では、他ジャンルのアーティストと“今伝えたいこと”を軸に作品を作り上げ、さまざまな方法で発信していく。今回は、カンパニーの主宰である長谷川まいこがアートディレクションを手がけ、同じく主宰の坂田守と、作曲家の竹本仁によるパフォーマンスが展開する。坂本は「《太陽が昇って沈み夜が来てまた朝がくる》と言われるように、自然、時間は巡っていきます」「ですが、私達の心模様はその渦中で常に循環しているわけではなく、光と闇の関係性の様に表裏は時にあべこべです」「本作品は『人に内在す2極性、2面性が、自他へ及ぼす影響』にフォーカスを当てました」とコメントした。

チケットは発売中。本公演では感染症対策として、消毒液の設置、定期的な換気、座席を1メートル以上離れて設置することなどを挙げている。

坂田守コメント

「今できることを探し、できる範囲の最大限を求めて、少しずつでも形にし、発信したい。」この想い一心で約4カ月間活動を継続し、この度Tarinof dance company新プロジェクト“Taricolla”No.0として『Dual』を発表します。《太陽が昇って沈み夜が来てまた朝がくる》と言われるように、自然、時間は巡っていきます。良いこともそうでない事も、刻の流れの中で確かに平等に訪れるのかもしれません。ですが、私達の心模様はその渦中で常に循環しているわけではなく、光と闇の関係性の様に表裏は時にあべこべです。人間は誰しも少なからずもう1人の自分を抱えながら生きているように感じます。物事の2面性や2極性は人間だけでなく、いろいろな事象に当てはまると思いますが、物事を客観的に捉えて理解できることより、自分自身の事はなかなかコントロールが効きません。昨日の自分の言動が、翌朝、感覚としては残っているが、どうしてそうなったのか本当に理解に苦しむ時があるように。本作品は「人に内在する2極性、2面性が、自他へ及ぼす影響」にフォーカスを当てました。以前より感じてきた違和感を、この特殊な4カ月間でゆっくりと向き合った結果、あえて今この主題に取り組むことを決めました。今回はカンパニー共同主宰の長谷川まいこが本コンセプトの要素を客観的に捉えたものを元に演出・構成を手掛け、振付家・舞踊家の坂田守と音楽家・作曲家の竹本仁によるパフォーマンスを開催します。

竹本仁コメント

これは僕らにとって祈りに似た何かになると思う

Tarinof dance company presents“Taricolla”No.0 Mamoru SAKATA×Jin TAKEMOTO「Dual」

2020年7月30日(木)
東京都 SCOOL

出演:坂田守
音楽:竹本仁
アートディレクション:長谷川まいこ

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