①『新聞記者』 (6/28公開)
②『キングダム』 (4/19公開)
③『台風家族』(9/6公開)
年末年始特別企画 第3回
筆者が2019年の「水先案内人」で紹介した作品の中でのベスト1は、濃密かつ不穏なシチュエーションと映像設計、俳優陣のひりひりする芝居で一気に魅せ、藤井道人監督の非凡なる才能を印象づけた『新聞記者』。
第2位は、ハリウッド映画にも負けないダイナミックなアクションとドラマチックな展開、キャスト陣の迫真の芝居で観る者を圧倒し、佐藤信介監督のスキルが全開した『キングダム』。
第3位は、市井昌秀監督が自らのオリジナルシナリオを執念で映画化し、草彅剛や中村倫也らの他では見られない壊れっぷりにザワザワさせられた『台風家族』。
他にも『惡の華』『火口のふたり』『羊とオオカミの恋と殺人』など、あまり観たことがない世界観やスタイルの映画に興奮。
「水先案内人」では紹介しなかったが、映像と語り口、芝居と音楽など映画を構成する要素のすべてが完璧だった石川慶監督の『蜜蜂と遠雷』も2019年の日本映画を語る上では外せないお気に入りの1本だ。
『新聞記者』(C)2019『新聞記者』フィルムパートナーズ
『キングダム』(C)原泰久/集英社 (C)2019「キングダム」製作委員会
『台風家族』(C)2019「台風家族」フィルムパートナーズ
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