豊洲の新劇場、IHIステージアラウンド東京での『髑髏城の七人 Season花』（2017年）、拝見しました。制約がある劇場でのロングラン公演に挑んだところは、さすがは不可能を可能にする劇団☆新感線。開演前、新感線の公演を初めてご覧になるであろう方たちがたくさんいらっしゃるのを感じた時は、とても嬉しかったですね。新感線のことを、いのうえひでのり演出のことを、そして『髑髏城の七人』という作品を知る人がまた増える、と感慨深かったです。あの劇場にいた若い人たちは、僕が『髑髏城の七人～アオドクロ』（2005年）で捨之介と天魔王を演じたことは知らないでしょうね（笑）。