Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

どっこい、ベートーヴェン生誕250年は健在だ! 小山実稚恵が描く「知情意の奇跡」&「本能と熟成」

ぴあ

20/9/10(木) 12:00

小山実稚恵 Michie Koyama

ベートーヴェン生誕250年を記念する様々なコンサートの中でもひときわ注目度の高い公演が、日本を代表するピアニスト小山実稚恵のピアノシリーズ「ベートーヴェン、そして…」だ。

シリーズ第3回「知情意の奇跡」では、ベートーヴェンの「ピアノ・ソナタ第30番」と、ヨハン・セバスチャン・バッハの名作「ゴールドベルク変奏曲」という2つの大名曲が並べられ、まさにテーマとなった「知情意」のすべてが傾けられる演奏が楽しめそうだ。

一方、第4回では山田和樹率いる横浜シンフォニエッタとの共演で、「ピアノ協奏曲第0番」&「ピアノ協奏曲第5番『皇帝』」を中心に据えたベートーヴェンの進化の過程が楽しめる。こちらもまさにテーマとなった「本能と熟成」。若きベートーヴェンの野望から完成に至る道程を音楽で楽しめるのだから興味深い。

新型コロナの影響によって、記念すべきベートーヴェン・イヤーの影が薄い中において、“どっこい、ベートーヴェン生誕250年のメモリアルイヤーは健在だ!”ということを証明する瞬間に立ち会いたい!

※公演詳細はhttps://www.bunkamura.co.jp/orchard/lineup/koyama_recitals19_21/

■公演概要

・小山実稚恵のピアノシリーズ「ベートーヴェン、そして…」第3回<知情意の奇跡>
 10月2日(金)、3日(土)Bunkamuraオーチャードホール

・小山実稚恵のピアノシリーズ「ベートーヴェン、そして…」第4回<本能と熟成>
11月3日(火・祝)Bunkamuraオーチャードホール

■小山実稚恵 Michie Koyama

人気・実力ともに日本を代表するピアニスト。チャイコフスキー国際コンクール、ショパン国際ピアノコンクールの二大コンクールに入賞以来、今日に至るまで、コンチェルト、リサイタル、室内楽と、常に第一線で活躍し続けている。

2006年~17年までの壮大なシリーズ『12年間・24回リサイタルシリーズ』は、その演奏と企画性が高く評価され、2016年度 芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した。2019年春からは、新シリーズ『ベートーヴェン、そして・・・』が、全国6都市でスタート。

これまでに国内の主要オーケストラはもとより、モスクワ放送響(現・チャイコフスキー・シンフォニー・オーケストラ)、ベルリン響、ロイヤル・フィル、BBC響、イギリス室内管、アカデミー室内管、ロッテルダム・フィル、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ワルシャワ・フィル、モントリオール響、ボルティモア響などと共演しており、フェドセーエフ、テミルカーノフ、マリナー、小澤征爾といった国際的指揮者との共演も数多い。協奏曲のレパートリーは60曲を超える。

また、ショパン、チャイコフスキー、ロン=ティボー、ミュンヘンなどの国際コンクールでは審査員を務める。

東日本大震災以降、被災地の学校や公共施設等で演奏を行い、仙台では被災地活動の一環として自ら企画立案し、ゼネラル・プロデューサーを務めるプロジェクト『こどもの夢ひろば "ボレロ"』を毎年開催している。

CDは、ソニー・ミュージックジャパンインターナショナルと専属契約を結び、30枚目となる『バッハ:ゴルトベルク変奏曲』は、「レコード芸術」の特選盤に選ばれた。2020年初夏には、初のベートーヴェンのソナタ録音『ハンマークラヴィーア・ソナタ 他』をリリース。

著書としては『点と魂と ―スイートスポットを探して』をKADOKAWAより出版。また平野昭氏との共著『ベートーヴェンとピアノ 「傑作の森」への道のり』、『ベートーヴェンとピアノ 限りなき創造の高みへ』を音楽之友社より出版。

2005年度 文化庁芸術祭音楽部門大賞、2013年度 東燃ゼネラル音楽賞洋楽部門本賞ならびにレコード・アカデミー賞(器楽曲部門『シャコンヌ』)、 2015年 NHK交響楽団「有馬賞」、2015年度 文化庁芸術祭音楽部門優秀賞ならびに第28回ミュージック・ペンクラブ音楽賞、2016年度 芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。2018年度 大阪市市民表彰を受ける。2017年度には、紫綬褒章を受章している。

東京藝術大学、同大学院修了。吉田見知子、田村宏両氏に師事。

新着エッセイ

新着クリエイター人生

水先案内

アプリで読む