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“どうしようもない事”を生きる糧に、ぽこぽこクラブ「見てないで降りてこいよ」

ナタリー

21/2/26(金) 18:49

ぽこぽこクラブ「見てないで降りてこいよ」チラシ表

ぽこぽこクラブ「見てないで降りてこいよ」が、3月10日から14日まで東京・オメガ東京で上演される。

ぽこぽこクラブは、虚構の劇団で出会った三上陽永、渡辺芳博、杉浦一輝が2013年に立ち上げた演劇ユニット。三上が作・演出を手がける「見てないで降りてこいよ」では、緘黙症のナオキと、その幼なじみ・ケンジの物語が描かれる。2人は、ツーピースバンドを結成し、夢に向かって突き進むが……。本作は、ぽこぽこクラブが出場する「若手演出家コンクール2020」の最終審査参加作品として、3月2日と7日に東京・「劇」小劇場でも上演される。

出演者には、ユニットメンバーの三上、渡辺、坂本健のほか、ロックバンド・ウラニーノの山岸賢介、都倉有加が名を連ねた。三上は、本作について「『どうしようもない事』を人生の『枷』と考えると、非常にネガティヴな気持ちになるわけで……だから最近、この『枷』を『糧』に変える方法はないのか?とよく考えます。今回の作品はそんな事に思いを巡らせながら創作しました。『どうしようもない事』を、明日を生きる糧にできたら、少しだけ未来に対して前向きになれる気がします」とコメントした。

なお、本公演ではアフタートークが実施され、日替わりゲストとして小沢道成と小野川晶らが登場する。

三上陽永コメント

年齢を重ねるごとに「どうしようもない事」が増えてきたなと感じる今日この頃。

大切な人を失ったり、苦しんでいる姿を目の当たりしながら、何もできないでいる時それを強く感じます。

それは悔しいし、辛い事だけど、この先きっと増えていく。

「どうしようもない事」を人生の「枷」と考えると、非常にネガティヴな気持ちになるわけで……だから最近、この「枷」を「糧」に変える方法はないのか?とよく考えます。

今回の作品はそんな事に思いを巡らせながら創作しました。

「どうしようもない事」を、明日を生きる糧にできたら、少しだけ未来に対して前向きになれる気がします。

ぽこぽこクラブ「見てないで降りてこいよ」

2021年3月10日(水)~14日(日)
東京都 オメガ東京

作・演出:三上陽永
出演:山岸賢介(ウラニーノ)、三上陽永 / 都倉有加、坂本健、渡辺芳博

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