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桑田、サザンの音楽とスポーツ・芸術花火が生んだ感動再び 『KUWATA CUP 2020』『茅ヶ崎サザン芸術花火2019』への期待

リアルサウンド

19/9/30(月) 14:00

 サザンオールスターズ・桑田佳祐が9月28日、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組『桑田佳祐のやさしい夜遊び』(JFN系38局ネット)で、ボウリングファンのお祭りであり、日本プロボウリング協会の公認大会でもある『KUWATA CUP 2020』の開催について語った。

「早いもので、9月も終盤。来たる10月には、避けては通れない消費税の増税が待っています。何が10%で、何が8%のままなのか、いまいち“ピン”ときていないそこのあなた、いっそのことピンを倒して、ストレス軽減しませんか?」 と、時事に絡めた洒落た言い回しで、冒頭から『KUWATA CUP』の話題を切り出した桑田。「どこでもだれでもが参加できる、みんなのボウリング大会」として、桑田が旗振り役となって2018年末から2019年初旬にかけて初開催された同大会は大きな反響を呼び、第2回の開催を待望する声が相次いでいた。ただ、全国を股にかけたあまりに大掛かりな大会であり、ただでさえ多忙な桑田が本気でコミットするものであるため、2年連続の開催は予想外だったファンも多かっただろう。桑田自身は「私が主催する……と言っても、自称コミッショナーで大したことはないんですが」と、相変わらずボウリング業界へのリスペクトを忘れず謙虚に語る。しかし、昨年はサザンオールスターズの40周年イヤーでライブやレコーディングを重ねるなかでも、ことあるごとにボウリング愛を語り、今年2月10日に開催された前回大会の決勝戦(渋谷ヒカリエ)では、テーマソングとして制作した「レッツゴーボウリング」を生披露するなど、全力でシーンを盛り上げてきた桑田には、プロボウラーたちも感謝の言葉を送っていた。

 『KUWATA CUP 2020』は10月1日より、全国全47都道府県約500センターのボウリング場で予選会がスタートする。今回はアマチュアボウラー部門にシニア枠が新設されており、リスナーからもよろこびの声が届いていた。メールには「104歳でアベレージ150」という、現役最年長ボウラーのエピソードもあり、桑田も「いわゆる“体幹”が鍛えられるし、心肺機能が高まった気がする」と、ボウリング熱が再燃して以降の健康増進効果を語る。「シニア世代がいつまでも、元気ハツラツと活躍している時代を一緒に作りましょう」というリスナーの言葉に、大きく頷いているようだった。

 またファンにとってうれしいのは、「レッツゴーボウリング」に続く、大会テーマソングの第2弾が鋭意制作中である、という報告だ。ボウリング愛が優しく歌われ、レジェンドボウラーたちの名前も並ぶ「レッツゴーボウリング」は、まさにボウリングをテーマにした楽曲の決定版ともいえる仕上がりで、そのあとに一体どんな楽曲が提示されるのか、気になるところ。いずれにしても、日本を代表するソングライターである桑田の最新曲は、ボウリングファンならずとも必聴の一曲になるだろう。

 さて、桑田は「気がつけば今年ももう、4分の3は終わりましたね」と、怒涛の勢いで活動を続けてきた2019年を振り返ったが、『KUWATA CUP 2020』の開催も含め、10月以降も大きな話題を振りまいてくれそうだ。例えば、10月19日には昨年に引き続き、サザンビーチちがさきにて、音楽と花火を融合した『茅ヶ崎サザン芸術花火2019』が開催される。 

 昨年は3万5千人の観客が詰めかけ、サザンの名曲と美しい花火の競演を楽しんだ、この芸術花火大会。セットリストに注目が集まるが、今年は茅ヶ崎で育った桑田のソロ曲も織り交ぜて構成されるという。一体どの曲が選曲されるのだろう? ビーチというロケーションによく合う「波乗りジョニー」、エンディングにぴったりの「明日晴れるかな」や、夏の余韻を感じさせ、<花火>というフレーズも含まれる「祭りのあと」、またアニメ『ちびまる子ちゃん』の主題歌として幅広い層に愛されている「100万年の幸せ!!」に、勢いよく打ち上がる花火に重ねて聴きたい「ROCK AND ROLL HERO」、はたまたストレートに茅ヶ崎をテーマにした「MY LITTLE HOMETOWN」などなど、今から楽しみでつい妄想が膨らんでしまう。 

 楽曲のリリースやライブだけでなく、こうしたイベントに関しても話題が尽きない国民的アーティスト・桑田佳祐。ありふれた言葉だが、「目が離せない」というのは桑田のような人に使うものなのだろう。(文=橋川良寛)

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