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「ボヘミアン・ラプソディ」世界初上映、ブライアン・メイ「この映画を誇りに思う」

ナタリー

18/10/25(木) 12:23

「ボヘミアン・ラプソディ」ワールドプレミアの様子。

「ボヘミアン・ラプソディ」のワールドプレミアが、イギリス現地時間10月23日にロンドンのウェンブリー・アリーナにて開催された。

イギリスのロックバンド、クイーンとそのボーカルであるフレディ・マーキュリーの半生を描く本作。プレミアには、本作の音楽面でのエグゼクティブプロデューサーを務めたクイーンのギタリストであるブライアン・メイと、ドラマーのロジャー・テイラーも参加した。さらにマーキュリー役のラミ・マレックといったキャストに加え、スペシャルゲストとしてマーキュリーの実妹カシュミラ・バルサラ、クイーンの1970年代のマネージャーであるジョン・リードも登場。日本人ゲストとして、メイと面識のある布袋寅泰も会場に現れた。

音楽イベント“ライブエイド”の開催地ウェンブリー・スタジアムに隣接するアリーナにて実施されたプレミアでは、スペシャル仕様のパープルカーペットが用意された。ファンの熱狂ぶりを見たマレックは「僕らはやることをやってきたと思うし、ブライアン・メイとロジャー・テイラーが来てくれたことを考えると、悪い予感はしないね」と述べ、マーキュリーについては「フレディはとてもユニークなしぐさが多くて自由な人だったけど、それも彼なりの演出なんだと思う。そしてこの映画を観た人たちもフレディと同じように、もっと解放されていろいろなチャンスをつかめる気持ちになると思う」とコメントした。

ツアーで訪れたことのある日本についてテイラーは「日本のファンは素晴らしかったね。僕たちが日本に初めて行ったときからずっと温かく迎えてくれた。日本人と僕たちはちょっと相思相愛だったんだね。だからこそ日本で何度もツアーをやってきたんだよ」と話し、メイは「こんにちは! 長年ずっとクイーンのことを信じてくれてどうもありがとう! 君たちのことを愛しているよ」とファンにメッセージを送った。そしてカーペットにてメイと2年ぶりの再会を果たした布袋は「14歳くらいで初めてクイーンの曲を聴いてから、あの独特な世界観に打ちのめされました。またギタリストとしても、ブライアン・メイから非常に影響を受けています。フレディ・マーキュリーが亡くなってからかなり時間が経ちましたけど、今なおイギリスのみならず世界中の人に愛されている彼の人柄や才能に触れる大きな機会だと思いますから、映画をじっくり楽しみたいと思います」と期待を明かした。

上映時には、エンドロールで約1万人の観客によるスタンディングオベーションが。そしてマレックが「最高の夜、最高のチーム、最高の作品。そしてバンドメンバーとクイーンに感謝です」と、メイが「キャストの演技、この映画を誇りに思う」とコメントし、プレミアは終了。布袋は作品を「ミュージシャンの視点だと、下積みから成功、仲間の絆などが描かれていて自分と重なりました。当時のオーディエンスのファッション、舞台の小道具など、プロのミュージシャンが観てニンマリするシーンもありました。役者たちの演技は見事でした」と絶賛した。

ブライアン・シンガーが監督を務めた「ボヘミアン・ラプソディ」は、11月9日より全国でロードショー。

(c)2018 Twentieth Century Fox

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