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夜の無人島を舞台に行われる異色のアートイベント「Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島」開催

ぴあ

hakuten  HAKUTEN CREATIVE 2019年の展示風景 写真:金東奎

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夜の猿島を舞台に2019年に開催され、大きな話題となったアートイベント「Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島」が、「音」をテーマに再び開催されることとなった。2022年1月22日(日)~3月6日(日)の金土日と休日、および2月10日(木)の全22日間の開催となる。

横須賀・三笠桟橋からフェリーで約10分のところにある東京湾唯一の無人島、猿島。弥生時代の貝塚や明治時代初期から築かれた砲台跡などが自然と融和し、独特の景観を生み出している。島の大きさは周囲1.7キロ。通常は入ることができない夜間に行われるこのイベントでは、観客は真っ暗闇のなか島を歩きながら点在する作品を見て回ることになる。

今回は参加するアーティストは13組。2000年頃より夜の空を飛ぶ飛行機の軌跡と地上にある構造物とを大判のフィルムカメラで撮影した風景のシリーズを『風速0』として発表している忽那光一郎は、猿島で撮り下ろした飛行機の光の軌跡を島内に展示予定。看板をモチーフとした作品をはじめ、パフォーマンス、映像、インスタレーショ ンなど、形式を特定せず制作を展開している中﨑通は、島内に残るレンガからイメージを想起させた作品を展示予定。また、「聴くこと」から「あり得た(る)かもしれない」歴史 を跳躍的に想像し、現在の複数性、そして未来を可能にするためのオルタナティブな世界観を模索し続けているmamoruは、猿島に残る落書きからインスピレーションを受け、猿島の歴史を紐解くような作品を公開予定。そのほか、幅允孝、毛利悠子ら国内外で活躍するアーティストたちによる作品が展開される。

スマートフォンを封印し、月明かりがそそぐ猿島の自然のなかで、普段忘れかけている感覚を呼び戻したい。

上空からみた猿島


小野澤峻《演ずる造形》create with Shoki Hattori(参考画像)


忽那光一郎《風速0 No.616》(参考画像)


mamoru ヴィデオ・インスタレーション、DOMANI明日展、国立新美術館 2018年(参考画像)


中﨑透《色眼鏡でみる風景》photo: 都甲ユウタ(参考画像)


【開催概要】
『Sense Island -感覚の島- 暗闇の美術島』
会場:猿島一帯(神奈川県横須賀市猿島1番)
会期:2021年1月22日(日)~3月6日(日)の金土日及び祝日と2月10日(木)
時間:16:50~21:00 ※日没以降
参加アーティスト:井村一登 / 小野澤峻 / 筧康明 / 忽那光一郎 / 後藤映則 / 齋藤精一 / 中﨑透 / 幅允孝 / 細井美裕 / mamoru / 毛利悠子
タイアップアーティスト:鮫島弓起雄、HAKUTEN CREATIVE
パフォーマンスアーティスト:HAIOKA
料金:一般3,500円、小・中学生1,500円(事前購入制、ウェブサイトにて発売中)
公式サイト:https://senseisland.com

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