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日本で初めてオルタナティブ・スペースを創設した小池一子の功績を辿る展覧会、1月22日より開催

ぴあ

『現代衣服の源流展』展覧会 1975年(京都国立近代美術館)AD.(ポスター)田中一光

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コピーライター、編集者、クリエイティブ・ディレクターとして、1960年代以降の日本におけるクリエイティブ領域の黎明期を牽引。80年代からはアートの現場でも活動してきた小池一子の功績を辿る展覧会『オルタナティブ! 小池一子展 アートとデザインのやわらかな運動』が、1月22日(土)より3331 Arts Chiyoda メインギャラリーなど館内数カ所にて開催される。

新進作家を支える場として、1983年に小池が江東区佐賀町の「食料ビル」内に開設したオルタナティブ・スペース「佐賀町エキジビット・スペース」(1983-2000)。美術館でも商業的なギャラリーでもない非営利のオルタナティブ・スペースで、若手作家を積極的に支援していくその姿勢は、同時代の社会に向けて実践的かつ純粋な思考への希望を示唆するものだった。

同展は、小池の仕事を大きく2部にわけ紹介。60年代以降に編集やコピーライト等を手掛けたパルコや無印良品のポスター、雑誌『装苑』など多数のクリエイティブワークをアーカイブ展示するほか、大竹伸朗、杉本博司、内藤礼、森村泰昌、横尾忠則ら「佐賀町エキジビット・スペース」で見出してきた作家20名による貴重な当時の作品を公開。さらに、映像ディレクターの小松真弓が制作した小池の人物像に迫る映像作品を会場内で特別上映する。

芸術家やクリエイターらの表現を、領域を超え、裏方の立場で下支えするという土壌を開拓した小池の仕事を総括するとともに、同時代の芸術家やクリエイターたちの軌跡にも迫る。

「PARCO感覚。」広告 1972年 AD.石岡瑛子 I.山口はるみ P.操上和美
森村泰昌《批評とその愛人(4)》1989年 (c)Yasumasa Morimura
大竹伸朗《Musician》1985年 (c)Shinro Ohtake, Courtesy of Take Ninagawa, Tokyo

【開催概要】
『オルタナティブ! 小池一子展 アートとデザインのやわらかな運動』
会場:3331 Arts Chiyoda メインギャラリー(1F)、sagacho archives(B1F)、B111(B1F)ほか
会期:2022年1月22日(土)~3月21日(月・祝) 会期中無休
時間:11:00~19:00 (入場は18:30まで)
料金:一般1000円、65歳以上・学生800円(千代田区民は身分証明書提示で無料)
特設サイト: https://alternative-kazukokoike.3331.jp/
※sagacho archives(B1F B110)の内藤礼作品は毎週月曜日、2022年2月21日(月)〜23日(水)休廊、鑑賞は完全予約制

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