Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play

初舞台! 竹内涼真の“成長”感じるミュージカル『17 AGAIN』ゲネプロレポート

ぴあ

ミュージカル『17 AGAIN』より 左から_竹内涼真(マーク役)_エハラマサヒロ(ネッド役)  撮影:宮川舞子

続きを読む

竹内涼真が主演を務めるミュージカル『17 AGAIN』が、5月16日に開幕した。初日前に行われた最終舞台稽古の様子をレポートする。

ザック・エフロンが主演したコメディ映画『セブンティーン・アゲイン』(2009年)が、マルコ・ぺネットの脚本、アラン・ザッカリーとマイケル・ウェイナーの作曲・作詞でミュージカル化される本作。世界初演となる今回の日本版では、翻訳・演出を谷賢一が手がける。

本作が初舞台にして初ミュージカルとなる竹内が演じるのは、人生に行き詰まった35歳のマイク・オドネル。高校時代はバスケットボールのスター選手として将来を有望視されていたが、恋人スカーレット(ソニン)の妊娠を機に結婚し、家庭を持つ。18年後、仕事を失い家族にも見放された彼は不思議な力で17歳の頃の姿に戻り、娘マギー(桜井日奈子)や息子アレックス(福澤希空:WATWING)と同じハイスクールへ通うことに──。

竹内涼真(マイク役)

そこで目の当たりにしたのは、離婚を切り出してきた妻の夜遊びや、素行不良の彼氏スタン(有澤樟太郎)と付き合う娘、そのスタンからいじめを受ける息子といった家族のトラブル。これまで彼らと向き合ってこなかったマイクが現実に直面し、家族の絆や自分の人生を取り戻す決意を歌い上げる一幕ラストの「人生がくれた奇跡」は特に必聴だ。

昨年11月末に行われた製作発表で「The Greatest Prize」のタイトルにて披露された同ナンバーだが、今回の劇中ではマイクのひたむきな“感情”がロックチューンに乗って客席に届けられ、歌い手として竹内の成長が伝わった。「本格的な歌唱は初めて」ということもあって、全体稽古の1年半以上前からボイストレーニングを開始したという。

左から_竹内涼真(マイク役)_ソニン(スカーレット役)

マイクを取り巻く個性豊かなキャラクターからも目が離せない。妻を演じるソニンは「新しい人生を」で、夫に対する諦念と訣別を美声に滲ませる。17歳に戻ったマイクの保護者代わりとなる親友ネッド役にはエハラマサヒロ。SF映画グッズに囲まれながらマイクと歌う表題曲「17 AGAIN」でポップな世界観に貢献する。そのネッドが一目惚れするマスターソン校長を演じる水夏希は「マスターソン校長の主義」で貫禄の歌声を披露。日本版だけに登場する楽曲「今を楽しもう」では、娘マギー(桜井)と彼氏スタン(有澤)による“めくるめく”刹那的な愛がコミカルに歌い上げられた。

左から_有澤樟太郎(スタン役)_桜井日奈子(マギー役)

上演時間は約170分弱(休憩含む二幕)。公演グッズのペンライトを使った無発声の客席応援レクチャーをはじめ、竹内による館内放送メッセージも。両方チェックしたい方は、ぜひ開演10分前に着席を。

取材・文:岡山朋代 撮影:宮川舞子/提供:ホリプロ

公演情報
ミュージカル『17 AGAIN』
劇作・脚本:マルコ・ぺネット
作詞・作曲:アラン・ザッカリー&マイケル・ウェイナー
翻訳・演出:谷賢一
出演:竹内涼真 / ソニン / エハラマサヒロ / 桜井日奈子 / 福澤希空(WATWING) / 有澤樟太郎 / 水夏希 / 他

【東京公演】
2021年6月6日(日)まで
会場:東京建物Brillia HALL

【兵庫公演】
2021年6月11日(金)~2021年6月13日(日)
会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール

【佐賀公演】
2021年6月18日(金)~6月20日(日)
会場:鳥栖市民文化会館 大ホール

【広島公演】
2021年6月26日(土)
会場:広島文化学園HBGホール

【愛知公演】
2021年7月1日(木)~2021年7月11日(日)
会場:御園座

チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2169764

アプリで読む