笠井信輔の男おばさんは 宝塚もお好き
タカラヅカは、「拍手」がお好き
毎月16日更新
第13回
19/12/16(月)
宝塚公演を初めて観る人たちが驚くのは、予想以上に華やかなステージ、圧倒的に多い女性客、など色々あるようですが、その中でも驚くのが「拍手」なんだそうです。
30年以上観ている私などは、あ・た・り・ま・え・でほとんど気になりませんが、中には「拍手多すぎ」「うるさくて集中できなかった」なんて意見もあるんです。
でもね、これってヅカファンの愛ゆえの伝統なんですよ。
学生時代に私はTBSの『ぴったし!カンカン』や『クイズ100人に聞きました』のスタジオの前説をアルバイトでやっていましたが、本番中の拍手について観覧者に説明するとき「拍手は、早く、強く、元気よく!」とお願いしてました。それになぞらえて言うならば、宝塚的拍手は「早く、激しく、愛を込めて!」となりますでしょうか?
「宝塚的拍手」はファンの熱い情熱と深い愛情の表れ
通常のお客さんと、特にファンクラブのみなさんの拍手は明らかに違う。その音のクオリティの違いに愕然としますよ。
昔は“爆竹拍手”なんて言って(今でもいうのかな)熱心なファンは、電車のガード下で電車通過の爆音の中で大きな音で拍手を叩く練習をした。なんて話を聞いたことがあります。それくらい熱心に自分の好きなスターを応援しようという気持ちの表れが「宝塚的拍手」。
トップスターが最初に現われた時、
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