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いま、最高の一本に出会える

高校生と創る演劇「転校生」通し稽古より。(撮影:萩原ヤスオ)

「移ろう彼・彼女達に目を凝らして」、山本タカが高校生と創る「転校生」

ナタリー

19/10/31(木) 16:25

「転校生」が11月2日に愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペースで開幕する。

本作は、高校生キャストとスタッフがプロと共に作品を上演する企画「高校生と創る演劇」の第6弾。オーディションで選ばれた高校生キャスト21名と高校生スタッフ10名が参加する今回は、平田オリザの「転校生」が、くちびるの会の山本タカの演出で上演される。

物語の舞台はとある高校の教室。そこへ「朝起きたらこの学校の生徒になっていた」という転校生がやって来て……。

開幕に向け山本は、唯一確かなものは「『今、ここ』に彼らがいるということ」だと言い、「それは、もしかしたら、窓辺の風景の様に移ろう、不確かなものかもしれません。ですが、”移ろう”ものの中に、”移ろわぬ”ものを見出そうとするのが、演劇なのだとも思います」と持論を展開。「ぜひ多くの方にご来場いただき、目の前の移ろう彼・彼女達に目を凝らしてみて頂ければと思います」と観客に向けメッセージを送っている。

上演時間は約1時間5分で、公演は11月4日まで。

山本タカ コメント

生まれてから高校までの時間を過ごした故郷の豊橋で、
地元の高校生たちと演劇創作に取り組む機会を得てとても嬉しく思います。
スタッフ含め30人超の高校生達と共に、
2019年5月のオーディションから約半年かけてこの「転校生」に挑んできました。

ひとときたりとも落ち着きを見せない高校生たちは、
深刻な顔して落ち込んで、泣いたと思ったら、ヘラヘラと笑い、気がつけば奮起している。
「昨日はああだったから、今日は、こんな稽古にしよう」ということを考え稽古場に向かうのですが、
そんな演出家の予定調和をあざ笑うかの様に、高校生達は勝手に気持ちを切り替え、
各々の目的でもって稽古場に集まります。
「はっきりと言える、確かなものなんて何もないな」という脱力感に襲われます。
脱力しきると、確かなものが一つだけ見えてきました。
「今、ここ」に彼らがいるということ。
それは、もしかしたら、窓辺の風景の様に移ろう、不確かなものかもしれません。
ですが、”移ろう”ものの中に、”移ろわぬ”ものを見出そうとするのが、演劇なのだとも思います。

公演まで残された時間は僅かですが、きっとこの瞬間にも高校生たちは変わっているのだと思います。
ぜひ多くの方にご来場いただき、目の前の移ろう彼・彼女達に目を凝らしてみて頂ければと思います。

高校生と創る演劇「転校生」

2019年11月2日(土)~4日(月・振休)
愛知県 穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース

作:平田オリザ
演出:山本タカ
出演:オーディションで選ばれた高校生(青木友香、赤石さくら、石渡愛乃、稲子朋花、氏原小百合、加我羽菜、上井戸美月、清田晃希、粂日菜美、黒田花日、白柳礼司、鈴木伸乃香、孫釉梛、田邊麻尋、津村琴美、富永愛加莉、長谷川七虹、原田有萌、平田舞那、藤田理子、松井茜里

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