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美弥るりか主演ミュージカル『ヴェラキッカ』東京公演が開幕 SNSでの反響も続々

ぴあ

『ヴェラキッカ』 撮影:遠山高広

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TRUMPシリーズの最新作、ミュージカル『ヴェラキッカ』が開幕した。

本作はある一族を通して「人の想い」を奇怪かつ情念深い物語で描き出す、“TRUMP流”ロマンティックコメディ。

物語の中心となる名門貴族ヴェラキッカ家の当主ノラ(美弥るりか)は、遠縁の親戚であるシオン(松下優也)、異母弟のカイ(古屋敬多)、シオンの妹ジョー(愛加あゆ)、家庭教師のロビン(宮川浩)、執事のウィンター(西野誠)ら一族の仲間や、クレイ(大久保祥太郎)、マギー(斎藤瑠希)ら養子たちに囲まれて暮らしている。

ヴェラキッカ家の吸血種たちは、全員がノラに強烈なまでの愛情と執着を見せるが、そこに新しい養子であるキャンディ(平野綾)が迎えられた。そしてノラを巡るマウントゲームにキャンディが巻き込まれたことから、ヴェラキッカ家の秘密が暴かれていく。

舞台はジャジーな音楽に彩られたコミカルでファンタジックな1幕から一変、2幕では現代を生きる誰しもが心に抱える想いや忘れていた記憶をかすめるような、TRUMPシリーズでなくても心を揺さぶる物語の軸がそこにはあり、それがTRUMPシリーズだからこその芸術性とマッチし、ひとつのエンタテインメントとして昇華されている。

当日券やパンフレットの先行販売、開場時間になるとともに観客が劇場に押し寄せる現象は近年の劇場では滅多に見ることができないが、初日の劇場には感染対策を取りながらもその活気が見受けられた。

その熱気は公演中も冷めることなく、客席内ではすすり泣きや感嘆の声が漏れ、カーテンコールでは鳴りやまない拍手と、熱いスタンディングオベーションが客席から贈られた。

終演後のSNSでは「わたしに必要な物語だった」「ノラのことを愛してしまった…」「なんてすごいものをみてしまったんだ」「このストーリーを考えられるのすごくない?」「もう一度観たい!」「まんまと繭期(吸血種の思春期を表すシリーズ用語から引用されたシリーズファンの呼称)を拗らせました」など、この作品に出会えた喜びをも感じる反響が続々と投稿されている。

なお、TRUMPシリーズは既に次回作も告知されている。24年に迎えるシリーズ15周年にむけたアニバーサリープロジェクトの第1弾として、シリーズの中でも高い人気を誇る『LILIUM -リリウム少女純潔歌劇-』の再演が23年4月に決定。フルキャストオーディションの開催も発表され、発表当日には200件超の応募が殺到した。

ミュージカル『ヴェラキッカ』は今月23日まで東京・池袋の東京建物 Brillia HALL、2月2日からは大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて上演。ぜひこの機会に繭期の仲間入りをしてみてはいかがだろうか。

■公演情報
ミュージカル『ヴェラキッカ』
1月15日(土)~23日(日) 東京建物Brillia HALL
2月2日(水)~6日(日) COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール

チケット(全席指定・税込):
東京S席 11,000円 / A席9,000円
大阪11,000円

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