デヴ・パテル主演作「どん底作家の人生に幸あれ！」の冒頭映像がYouTubeで公開された。

チャールズ・ディケンズの自伝的小説「デイヴィッド・コパフィールド」をもとにした本作。周囲にいる“変わり者”たちのことを書き留めて遊んでいた主人公デイヴィッドが、通い始めた名門校で“作り話”を披露して人気者になるも、彼の過去を知る者たちによってどん底の世界に引き戻されそうになるさまが描かれる。デイヴィッド役のパテルのほか、ピーター・キャパルディ、ヒュー・ローリー、ティルダ・スウィントン、ベン・ウィショーらが出演した。

冒頭映像の前には、監督を務めたアーマンド・イアヌッチから「皆さん全員にお越しいただけますように！」と日本の観客へのメッセージが。映画本編は、拍手で観衆に迎えられたデイヴィッドが「僕は自分の物語の主人公になれるか、誰かにその座を奪われるのか」とスピーチする場面から始まる。

ディケンズの長年のファンであるイアヌッチは「原作が訴えかけていたのは、デイヴィッドが自分は何者なのかと悩み、運命の浮き沈みの中でいろいろな人からいろいろな呼び方をされ、居場所を見つけられずにいる状態から、執筆活動を通して自尊心を見出すまでの過程。それは現代人なら誰もが抱える感覚ではないか」と語っている。

「どん底作家の人生に幸あれ！」は1月22日より東京・TOHOシネマズ シャンテ、新宿シネマカリテほか全国で順次ロードショー。

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