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草なぎ剛×ユースケ・サンタマリア『なぎスケ!』でコンビ復活 “ゆるさ”の中にある誰もが憧れるような絆

リアルサウンド

19/11/18(月) 6:00

 草なぎ剛がユースケ・サンタマリアと共に、新番組『なぎスケ!』(Amazon Prime Video)を始める。12月19日の初回は5話一挙配信スタートというから、ますます楽しみだ。

(関連:草なぎ剛、『ぷっすま』最終回で番組への思いと感謝を語る 「なぎスケにエンディングはない」

 “なぎスケ“といえば、2018年3月に終了した“『ぷっ』すま”でお馴染みのコンビ。1998年10月から放送を開始した『ぷっ』すまは、深夜番組ながら最高平均視聴率は16.3%(ビデオリサーチ調べ)という記録を持ち、多くの芸能人も同番組ファンを公言するほどの人気ぶりだった。

 誰もが知るアニメキャラクターや有名人の似顔絵など描けそうで描けない絵で勝負する『新・記憶力絵心クイズ』。風船が割れるなど様々な限界ラインを攻めていく『ザ・ギリギリマスター!』。高級物件に隠された宝物を探す『物件拝見トレジャーバトル』。飲食店などに訪れて売れ筋1位の商品を当てる『ココ1当てまSHOW!』。心拍数などを測るドッキリ計測器を取り付けて挑む『芸能界ビビリ王決定戦』……など、数々の名物コーナーが誕生してきた。

 『ザ・ギリギリマスター!』は、草なぎのYouTubeチャンネル「ユーチューバー草なぎチャンネル」で、水溜りボンドとコラボした際にも取り入れられた。シンプルなのにワクワクしてしまう、ゆるい感じなのにハラハラしてしまう……そんなテイストのゲームをみると「『ぷっ』すまっぽい」と思ってしまうほど、同番組の“らしさ“が私たちに定着していたことを実感した。

 また、素なやりとりが多かった同番組では、草なぎの魅力がさらに深掘りされていった。何かといえば「剛はダンスができるから」というユースケ・サンタマリアからの無茶振りに応えようとする健気さ。「画伯」と呼ばれるほどユニークな絵心の持ち主であることも同番組で広く浸透した。

 さらに、女性ゲストやユースケ・サンタマリアに代わり体を張って罰ゲームを引き受ける男気。乱入キャラで番組を盛り上げた江頭2:50に困り顔を見せながらも、最終的には一緒に楽しんでしまうような茶目っ気。そんな草なぎのやさしさや少年っぽい部分が、この番組の人気を支えてきた大きな要因だろう。

 また、その魅力を引き出していたのは、他ならぬユースケ・サンタマリア。放送時、草なぎは収録に入るまで内容を知らされず、台本も見たことがなかったと明かしていることから、ふたりの相性の良さそのものが番組の原動力になっていたことが伺える。

 ユースケ・サンタマリアが“ぶっちゃけ&いい加減な大人キャラ“を出せたのは、草なぎの温和な人柄への信頼があってこそ。逆に、草なぎがピンチのときには、ユースケ・サンタマリアが明るくそっと大人の対応を見せたこともあった。

 草なぎが、稲垣吾郎、香取慎吾と毎月1回生放送している『ななにー』こと『7.2 新しい別の窓』(AbemaTV)が始まるや、すぐに第1回ホンネトークにゲスト出演。その変わらぬ友情にファンは熱い気持ちになったものだ。ふわふわとしているようで、芯の部分でお互いに真面目に向き合っている。そんな誰もが憧れるような絆が、“なぎスケ“にはあるのだ。

 そんなコンビが1年9カ月ぶりにレギュラーで帰ってくる。しかも、今度はネットだ。予告動画を見ると、より一層自由度が増している様子。なぎスケの魅力は「やっぱり“ゆるさ”」と草なぎもコメントしているように、きっとふたりのゆるいやりとりが窮屈な日常に風穴を開けてくれることだろう。「『ぷっ』すまに、エンデイングはないんだよ」と最終回で、ファンの総意を代弁した江頭2:50にも、ぜひまた乱入して『なぎスケ!』を盛り上げていただきたいものだ。(佐藤結衣)

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