横山拓也が描くキャスト5名の重層的なドラマ、iaku「あつい胸さわぎ」開幕
19/9/14(土) 11:38
iaku「あつい胸さわぎ」より。(撮影:木村洋一)
iaku「あつい胸さわぎ」が、昨日9月13日に東京・こまばアゴラ劇場で開幕した。
本作は、昨年上演の「逢いにいくの、雨だけど」が第22回鶴屋南北戯曲賞にノミネートされた横山拓也による、iakuの最新作。大学生の娘とその母という2世代の恋愛を軸に、病気や社会的な障壁との葛藤を描く。
つつましくも笑いの絶えない日々を過ごしていた2人暮らしの母娘は、それぞれに少しずつ色めき立っていた。ところが、娘が受けた健康診断の結果から、彼女たちの生活はこれまで通りいかなくなり……。開幕に際し横山は、「悪い人は誰も出てこないのに、良いことがほとんど起きない、そんな現実的な世界で、小さく、だけど確かな希望を見つめる、そんな物語になりました」「キャスト5名で成立しているとは思えない重層的なドラマをご堪能ください」とコメントしている。
上演時間は1時間45分。東京公演は9月23日まで行われ、その後、9月26日から29日まで大阪・in→dependent theatre 1stで上演される。
横山拓也コメント
関西弁の軽妙なやりとりにニヤニヤしているうちに、あれよあれよと登場人物たちの葛藤に立ち会うことになっていく。悪い人は誰も出てこないのに、良いことがほとんど起きない、そんな現実的な世界で、小さく、だけど確かな希望を見つめる、そんな物語になりました。キャスト5名で成立しているとは思えない重層的なドラマをご堪能ください。
iaku「あつい胸さわぎ」
2019年9月13日(金)~23日(月・祝)
東京都 こまばアゴラ劇場
2019年9月26日(木)~29日(日)
大阪府 in→dependent theatre 1st
作・演出:横山拓也
出演:辻凪子、枝元萌、田中亨、橋爪未萠里、瓜生和成
新着エッセイ
新着クリエイター人生
水先案内