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メジャーデビュー、初のオンラインライブ、そして新曲リリース。iScreamの3人が語る激動の夏

ぴあ

iScream(左からYUNA、RUI、HINATA)

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LDH所属の平均年齢17歳の3人組ガールズユニット“iScream(アイスクリーム)”。6月にデビューEP『Maybe...YES EP』でメジャーデビューを果たすと、8月にはオンラインでのライブを開催! 勢いに乗ったまま、早くも9月3日にはセカンド配信シングル『himawari』がリリースされた。これを機にRUI、YUNA、HINATAの3人に、デビューからセカンドシングルのリリースまでのめまぐるしい日々を振り返ってもらった。

――まずは6月23日にデビューをどのように迎えましたか? 周りの反響などについても教えてください。

YUNA デビューした瞬間はたくさんの方が待っていてくださったので、「おめでとう」といった祝福の声が私たちにもたくさん届いて嬉しかったです。あらためて、たくさんの方に楽曲が届いたという実感がわきましたし「もっとたくさんの方に届けたいな」と感じました。

――発売前日はどのように過ごされていたんですか?

YUNA すごく緊張してました(笑)。前日は、夢がかなう直前ということでドキドキソワソワしながら待ってましたね。

RUI デビュー前日にお店にCDが並ぶので、タワーレコードさんなどにお邪魔させていただいて、お店の方にお礼を伝えたり、サインやメッセージを書かせていただいたんですけど、そこで初めて「あ、これって(ファンの立場で)よく見てたやつだ!」って思いました(笑)。

身近なところではインスタグラムのストーリーに音楽を載せる機能があるんですけど、そこで私たちの曲が使えるようになってて、周りのみんながそれを使ってくれてて嬉しかったですし、それでデビューを実感しましたね。

HINATA 当日まで自分たちがデビューするって実感が本当になくて……、当日になっても「本当にするのかな?」って感じだったんですけど(笑)、ファンのみなさんからの「おめでとう」とか「CD買ったよ!」というメッセージを見てようやく「あぁ、私たちデビューしたんだ」って感じました。EXPG時代から応援してくださった方々からも「やっとデビューだね」とか「おめでとう」というお祝いの言葉が届いて、こんなにたくさんの方に愛されてデビューできたのが嬉しかったですし、これからさらに恩返しとして、もっと愛を届けていけるように頑張りたいなって思いました。

RUI

――リリース後、プライベートでレコード屋さんに寄ってみたりしましたか?

YUNA 友達と遊んだときに、渋谷のタワーレコードさんの前を通ったら、友達が「入りたい」って言い出して (笑)。2階にCDが置かれてるのを知ってたので、すぐにそこに行ってちゃんと報告しました。「無事に6月23日、デビューしました」って(笑)。

RUI というか、その友達はデビューしたこと知らなかったの?

YUNA 知ってましたけど、見せたくて(笑)。

HINATA 私は避けちゃうんですよね、恥ずかしくなって……(笑)。レコード屋さんの前を通る時だけ急に早足になってます(苦笑)。

RUI 私はレコード屋さんには行ってないんですけど、近所のコンビニにいるときに急に『Maybe...YES』が流れてきて一瞬、止まりました(笑)。そこですぐふたりに「ちょっと待って! 今流れてる」って連絡しました。

YUNA

――少し時間をおいて、プロになったということでの“覚悟”が固まったり、心境の変化はありましたか?

YUNA ありましたね。言葉で説明するのは難しいんですけど、周りのみなさんが私たちを“アーティスト”として扱ってくださるようになって、それに対して責任感、いい意味でのプレッシャーを感じています。1曲、1曲、歌うときに「これから歌う曲はどれだけたくさんの人に届くんだろうか?」ということを考えるようになりましたし、いろんな経験をさせていただいて、自分の中で「もっとこうしたい」という気持ち、意思がより強くなった気がします。

RUI 私も同じ、デビューしたことでiScreamを知ってくださる方が増えましたし「この1回のパフォーマンスが初めて私たちに触れる方たちにとって、私たちのイメージを決めるものになるんだ」という思いはすごく強くなりました。

オンラインライブもやらせていただいて、先輩アーティストのみなさんとも共演させていただく機会も増えて「LDHの一員になれたんだな」という思いと共に、毎回がみなさんにとっての初めてのiScreamなんだという責任感、プレッシャーは感じています。

HINATA LDHの先輩方が“iScream”という名前を認知してくださっていて、「私もLDHの一員になったんだ……」と実感しています。これまでEXPGで先輩方に教えていただいたりする機会はあったんですけど、そのときはあくまでも“憧れの先輩たち”というふうに見ていたんですけど、その憧れのみなさんに“iScream”と呼んでいただけるのがとても嬉しかったです。

すれ違った際に挨拶をさせていただいて「iScreamちゃんだよね?」とか言ってくださったとき、素直に喜びました。

HINATA

――実際にファンや周囲の人々から届いたメッセージや言葉で嬉しかったもの、印象に残っていることを教えてください。

YUNA デビューしてあらためて、ファンの方々の存在を強く感じていて。“居酒屋えぐざいる”のときに、後ろの席で他のアーティストの方たちのライブを見学させていただいたんですが、そこで観客の方が私たちの存在に気づいて、びっくりして涙を流してくださったんです。

自分たちが思っている以上に、私たちのことを大切に思ってくださる方たちがいるんだなと思うと、私たちの方が泣きそうになって……。これまで観客を入れてのライブをしたことがないので、そこでファンの方たちの存在を肌で感じることができて、すごく嬉しかったですね。

RUI パフォーマンス面ではキリっとした顔してやってますけど(笑)、インスタライブとかYouTubeのドキュメンタリーでは“ザ・女子高生”という感じで、ありのままの自分たち、素の部分も出てるんですよね。それを見てくれた同年代のファンの子たちから「パフォーマンスを見てると大人っぽいけど、普通にしゃべってるときは同じ高校生なんだなと身近に感じました」というコメントをもらったんです。デビュー前から取材などでも「同年代の子たちが親近感を感じつつ、憧れるような存在になりたい」と言っていたので、それはすごく嬉しかったです。

HINATA 嬉しかったのはファンの方たちが、ネームボードだったり、私たちのキャラクター画像のフェルトだったり、LDHのアーティストのファンの方たちの恒例のグッズを私たちにも作ってくださっていたことです。それを持ってきて“居酒屋えぐざいる”で応援してくれたり、SNSでコメントしてくれたり、私たちのために時間を割いてくれているのがありがたいですし、ファンの存在を感じて幸せな気持ちです。

8月には初の単独ライブをオンラインで開催

――初の単独ライブとなるオンラインライブが8月中旬に開催されました。準備から当日に至るまでの心境や振り返っていただけますか?

YUNA ライブについて、その日が近づくまでなかなか実感が湧かなくて、リハーサルをしてても、これがファンの方に届くという実感がなかなかなくて……。それもあって焦りみたいなものを感じながらリハーサルしていたところもあったんです。どう伝えたらファンの方に届くかな?って。

理想を高く持っていたからこそ悩んでいた部分もあったんですけど、リハーサルを重ねていく中で「こう伝えたい」「iScreamをこう魅せたい」という思いがだんだん明確になってきて、すごく楽しくなっていきました。

当日を迎えて、緊張するかと思ったのですが、予想がつかない状況に対するドキドキの方が大きくて、最初から最後まで、初めてだったからこそ怖がらずに楽しんで臨めたなと思います。

RUI 私もやっぱり実感が湧かないところはあって「どういう感じになるんだろう?」という不安でいっぱいでした。5曲のパフォーマンスにトークも含めて約60分間、自分たちだけを見ていただけるというショーが初めてだったので、不安もありつつ、3人でいる心強さをこれまで以上に一番感じる時間でした。もちろんこれまでもふたりのことは知っているつもりだったけど、あらためて一緒にいる安心感、同じ気持ちで同じものを作り上げている気持ち――iScreamとしての新たな一歩を踏み出せた時間だったなと思います。

――無観客のオンラインライブとはいえ、本番になるとリハーサルとは違いましたか?

RUI そうですね。まず衣装や髪形も普段よりもさらにステージ向けのものにして、気持ちも入って“ライブ”というのを感じました。やってみて学んだことの方が多かったと思うし、次につなげていきたいなという気持ちも強いです。

HINATA リハーサルのときにHIROさんが顔を出してくださったんです。私たちもいらっしゃるなんて全然知らずにいて、いつもどおり3人で話し合っていたんですけど、そうしたらガチャってドアが開いて、そこにHIROさんがいて「頑張ってください!」と声をかけてくださって、またガチャっとドアが閉まるという(笑)。一瞬、世界が飛んだみたいな……驚くという以前に固まりました(笑)。でもそこで気が引き締まりしましたね。

本番も有観客ではないので、通しリハーサルと変わらない環境ではあったんですけど、やっぱり3人の気持ちがリハーサルとは全然違っていて「これを今、リアルタイムでみんなが見ているんだ」と思ったら、すごく気合いが入りました。ステージ上でもふたりの存在はすごく感じてて、あと3秒で始まるというときでさえ、隣にふたりがいてくれるっていうのを感じながらステージに立っていたのが印象に残っています。

これから先、有観客でライブができるようになっても、今回の経験は強みとなりますし、今回のようにカメラ越しに伝える方が難しい部分があると思うので、iScreamのこれからにとってプラスになった部分も大きいと思います。

――最初の円陣&声がけはどうやって決まったんですか?

HINATA 円陣は私たちがE-girlsさんのオープニングアクトに出させていただいたときに初めて披露したアカペラの先生が「円陣作ろうよ」って言ってくださって、作ったというか作ってもらったというか……(笑)。

RUI これから通しリハーサルだよってときに「え? どうする? 何かやっとく?」って。でも、何もやったことがないから、とりあえず3人で手をつないで、向き合ったものの……(笑)。

YUNA 何をしようか?って(笑)

HINATA そこで先生に「何かないですか?」って相談して「iScream YES, We are!」となりました。

セカンド配信シングル『himawari』はどんな曲?

――このライブの中で、セカンド配信シングルのリリースが発表され、『himawari』も初めて披露されました。

YUNA 楽曲を初めて3人で聴いた瞬間に「好きだな」と感じたんですよ。それがすごく印象に残っています。

でもバラードを出すっていうことに対しては、iScreamの世界観が一気に変わってしまうんじゃないか? 2曲目でいきなりバラードというのはファンの方たちの中にあるiScreamのイメージが違う方向に行ってしまうんじゃないか?という不安もありました。

でも作詞家さんが思いを込めて書いてくださった歌詞を聴いて、今の自分たちに歌えるピッタリな楽曲だなと感じましたし、私自身が感じたことのある思いが“言葉”になって歌詞にたくさん乗ってたので「早く歌いたい!」「伝えたい」という気持ちが強くなって、レコーディングもすごく楽しかったです。

9月3日という夏の終わりのタイミングで出せるのもロマンティックだなと思いますし、ライブで歌った後もファンの方々が「すごく好き」と言ってくださっていて、嬉しかったです。

RUI 初めて聴いたときは、私も「おぉっ!」ってなりましたし、メロディもすごく心に残りました。そのとき、何曲かデモ曲があって、そのうちの1曲だったんですけど、歌い終わって3人とも「これが一番好きだね」「聴き入っちゃうよね」って話していたんです。それを実際に自分たちでリリースできることになって嬉しいです。 ライブで披露したときも想像以上に『himawari』のパートを褒めてくださる方がたくさんいて、「アーカイブで何回も聴いちゃう」と言ってくださるファンの方もいたり、みなさんが気に入ってくれているというのを聞いて安心しました。

ここでバラードを歌うのはまた新たな一歩ですし、ひとつまた自信をもらえたというか、こういうiScreamもみなさんがいいなと思って受け入れてもらえるんだなというのを感じられて嬉しかったです。

――パフォーマンスの面でやはり前作の『Maybe...YES』とは違いましたか?

RUI そうですね。自分はバラードを歌うのはすごく好きですし、ふたりとこういう曲を歌ったことってこれまでほとんどなくて、ふたりの本気の歌声にハーモニーを重ねていく――物語をバトンのようにつなげていく感覚を毎回、歌うたびに感じるので、私たち自身、この曲を通して心がつながっているのを実感しています。

HINATA 2作目を出すって聞いたときまでは、「2作目を出す」って考えたことがなかったんですよ(笑)。もちろん、デビューしたら、2作目、3作目……と続けていくのは分かっていたのですが、それまでとにかく『Maybe...YES』、『Maybe...YES』、『Maybe...YES』という日々だったので(笑)。「私たち、2作目もリリースさせていただけるんだ」と素直に嬉しかったし、また違うiScreamを届けられるのが楽しみだなと思いました。

リリースされることが決まって、歌詞も書き直されて、今の楽曲が出来上がったんです。タイトルも最初はひらがなで『ひまわり』だったのですがHIROさんから「ローマ字の方がいいんじゃないか?」というアイデアをいただいて『himawari』になったんです。

そんな細かい部分にまでこだわってくださるのが嬉しかったですし、より大切にこの『himawari』を歌っていきたいなと感じました。

――最後にこの曲の魅力、ここを聴いてほしいというところをアピールしてください。

YUNA 歌詞に共感する部分がすごく多くて、私は性格的にひとりでいるのが寂しくて、家族や友達といるのが好きで、「バイバイ」と言うタイミングですごく寂しくなっちゃうんです。きっと周りの人が自分のことを大切に思って接してくれているからこそ、そんなふうに感じるんだと思います。だからサビの「どうしてこんなに寂しいの?」という部分にすごく感情が入り込みます。

この曲は“夏”と“恋”をシンクロさせて、大切な人を思い描いている曲で、本当に人を惹きつける力のある曲だなと感じています。聴く人それぞれ感じ方も違うと思うので、そこも楽しんでいただけたらと思います。

RUI ライブのリハーサルのとき、レコーディング以来、初めて3人でこの曲を歌ったんですけど、私はそのとき、なぜか泣きそうになってしまったんですよ。目をウルウルさせながら歌ったのをすごく覚えてて……それくらい、私たちも感情を揺さぶられながら、思いを込めて歌っています。それが聴いてくださるみなさんにも届けばいいなと思います。

HINATA 夏の終わりのタイミングにぴったりの楽曲ですし、「夏が終わってほしくない」と思っているみなさんの心に寄り添う作品になっていると思います。少し大人なiScreamを魅せられるかなと思いますし、「3人で届ける」という思いがすごく強いので、バトンをつないで歌っているのをみなさんに感じていただけると嬉しいです。

取材・文:黒豆直樹 撮影:川野結李歌

2nd配信シングル『himawari』

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