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旅情詩人と呼ばれた「新版画」の巨匠・川瀬巴水の回顧展、10月にSOMPO美術館で開催

ぴあ

《芝増上寺》 東京二十景 1925(大正14)年 木版、紙 渡邊木版美術画舗

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大正から昭和にかけて活躍した版画家・川瀬巴水(1883~1957)の回顧展が、10月2日(土)より新宿・SOMPO美術館にて開催される。

旅を愛し、庶民の生活が息づく四季折々の風景を生涯描き続けた巴水。その版画制作を支えたのが、浮世絵版画にかわる新しい時代の版画「新版画」を推進した版元の渡邊庄三郎だった。ふたりは40年にわたる共作を続け、海外にも通用する「木版美」の構築を目指した。その巴水の風景版画は、いまや郷愁や安らぎをもたらす木版画として多くの人々に愛されている。

同展では、巴水が生涯に残した600点を越える木版画作品の中から、これまでまとめて見る機会の少なかったシリーズ(連作)を中心に約280点を展示。伝統木版技術を駆使した詩情豊かな版画群、木版画作品だけでなく、木版画のもとになった写生帖、木版画制作のプロセスが分かる順序摺、制作に使用した版木、生前の巴水の制作風景を撮影した記録映像などの資料と共に、 川瀬巴水の木版画の世界を多角的に紹介する。

《陸奥三島川》 旅みやげ第一集 1919(大正8)年夏  木版、紙 渡邊木版美術画舗
《古ま形河岸》 東京十二題 1919(大正8)年初夏 木版、紙 渡邊木版美術画舗
《池上市之倉(夕陽)》 東京二十景 1928(昭和3)年 木版、紙 渡邊木版美術画舗
《駿河 興津町》東海道風景選集 1934(昭和9)年3月 木版、紙 渡邊木版美術画舗

【開催概要】
『川瀬巴水 旅と郷愁の風景』
会期:2021年10月2日(土)~12月26日(日)
会場:新宿・SOMPO美術館
時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜、11月16日(火)
料金:オンラインチケット一般1,300円、大学1,000円/当日一般1,500円、大学1,100円
※会期中に一部展示替えあり
※本展は日時指定入場制です。事前に日時指定のオンラインチケットをご購入ください。入場無料の方もオンラインチケット(無料)を取得のうえ、ご来館ください。時間枠の定員に空きがある場合に限り、美術館受付で当日窓口チケットを販売します。

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