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8人の作家が表現する、多様な語りのあり方 展覧会「語りの複数性」10月9日より開催

ぴあ

「語りの複数性」

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展覧会「語りの複数性」が10月9日(土)~12月26日(日)、東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室1、2及び交流スペースで開催される。

見ることや聴くことは、受け取り手がいて初めてそこに現れるという意味で、その人が語ることである。物事を受け取り表現する方法は唯一ではなく、視覚を使わずに見る人や手話を使って話す人がいるように、人の身体の数だけ“語り” は存在するのだ。それは限られた人の特殊な方法ではなく、本当は誰もが持っている、自分と異なる他者や物事とともに生きるための能力と言えるだろう。

この1年半ほどの間、未知の世界に偶然足を踏み入れることや他人と肩を並べる時間が減ったことは、我々の身体を大きく変容させた。この展覧会では、そこにないものを自分の経験として受け取り、表現するさまざまな試みを描いた作品を扱う。それらの作品を通じ、訪れる人の想像する力を借りて鑑賞することがそれぞれの独自の体験として立ち上がる場を作りだすはずだ。

本展が美術展への初参加となる小島美羽は、これまでに制作してきた孤独死を扱った模型作品を出品。映画『うたのはじまり』の絵字幕で注目を集めた小指(小林紗織)は、25mに及ぶ自分史を譜面に落とした新作を発表する。それらをはじめ、8人の作家による写真や絵画、模型、絵字幕、映像、音といったさまざまな形態の作品を中山英之建築設計事務所による会場構成で提示する。

情報が溢れるからこそ貧しくなってしまう、さまざまな語りのあり方と、その語りを紡ぎ出す身体を想像する展覧会をぜひ現場で体感してほしい。

■展示情報
「語りの複数性」
10月9日(土)~12月26日(日)
開館時間:11:00-19:00
休館日 :月曜日
会場:東京都渋谷公園通りギャラリー 展示室1、2及び交流スペース
入場料:無料

出展作家:
大森克己、岡﨑莉望、川内倫子、小島美羽、小林紗織、百瀬 文、山崎阿弥、山本高之

※岡﨑莉望の「崎」は「たつさき」が正式表記。
※開催内容は、都合により変更になる場合あり。
※百瀬文の作品は30分毎の入れ替え制で上映(毎時0分 / 30分開始、上映時間25分)。途中入場は不可。

<アクセシビリティ>
鑑賞にあたり音声ガイドやテキスト配布のほか、より多くの方に展覧会を味わって頂くためのツールを会場にて貸出。

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