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波瑠と風間俊介の関係がついに決着 『サバイバル・ウェディング』は様々な恋愛の形を示す

リアルサウンド

18/9/2(日) 10:00

 「人を幸せにする力っていうのは年をとっても価値が下がることはない」。9月1日に放送された『サバイバル・ウェディング』(日本テレビ系)第7話では、宇佐美博人(伊勢谷友介)の言葉によって黒木さやか(波瑠)と石橋和也(風間俊介)の関係が解決へと向かった。

【写真】『サバイバル・ウェディング』第7話の黒木さやか(波瑠)

 和也に結婚破棄されたことがきっかけでriz編集部で働くこととなったさやかは、編集部のメンバーの様々な恋愛観を見てきた。同僚の三浦多香子(高橋メアリージュン)が取引先の永瀬義徳(野間口徹)と不倫関係にあったことが発覚した第6話では、衝突をしながらも友人として三浦を支えた。

 今週の放送でさやかは、先輩の杉優子(須藤理彩)の家族とショッピングモールで出くわす。「働く母親にとって休日に子供の笑顔が見られる場所がいちばんのパワースポットだからね」と家族団欒を楽しむ姿もまた、さやかの目には、憧れの形のひとつとして映ったに違いない。

 そして、第7話で宇佐美が放った言葉は、さやかと和也の関係を考え直すきっかけとなるものだった。宇佐美は、「結婚なんてな、女が男から搾取するために作られたシステムだ」と極論を言い放つが、男女関係に対する彼の考え方は常に核心を突くものばかり。それにさやかは何度も助けられてきた。

 養うことへの自信がないため、結婚に二の足を踏む男が多いと分析する宇佐美。だからこその不安を補ってやればいいとさやかに告げる。「どんなに金を持ってるやつでも、将来どうなるかわからないんだ。勤めてる会社が倒産するかもしれないし、病気になるかもしれない。そんな時、お前が漢になって男を支えてやれ」と続ける宇佐美の言葉にさやかは和也のことを思い出す。

 さやかにとって和也との幸せは、彼が商社で働く安定した生活があってのものであり、もし無職であったならば、さやかは結婚なんて考えていなかった。「つまりな、だれかに幸せにしてもらえるよう拝むんじゃなくて、だれかを幸せにできる人間になれってことだ」という宇佐美の言葉は、いつも以上にさやかの胸に刺さっていた。

 その帰り、子会社へ出向となり、ショックを受けて行方不明となっていた和也がボロボロの姿でさやかの前に現れる。さやかは、復縁を迫る和也を一度は突き放す。そして、婚約破棄、浮気、そしてゆきずりの関係と、これまでの行いに対し「最低の男だよ」と無理やり関係を断ち切ろうとする。すると、和也は「怖かったんだよ」とこれまでの想いを打ち明けた。

 さやかにとって高校時代からの憧れの先輩だった和也は、その理想を壊さないため必死だった。さやかは「俺はどこにでもいるダメなやつだった」と打ち明ける和也に、宇佐美の言葉を思い出す。自分は本当に和也のことを見ていたのか、結婚という幸せに対して受け身になっていて和也の本当の姿を見ていなかったのではないか。さやかは和也の言葉に耳を傾ける。

 4年間付き合っていて初めて和也が苦しんでいたことを知ったさやか。「和也は見えないところで努力できる人だって、私知ってるから。だから和也ならどこに行ってもやっていける」とハンカチを差し出す。和也はそれを受け取らず、「じゃあな」と無理やり作った笑顔で別れを告げた。

 宇佐美をはじめとするrizの人たちによって、さやかの恋愛も確実に変わってきている。夢見がちな女性だったさやかが、現実を捉え、男の人のために行動できるようになった。またひとつ成長したさやかは結婚へとたどり着けるのだろうか。“半年以内に結婚”の期限まで残り1ヶ月と迫り、物語もラストスパートへ突入していく。

(馬場翔大)

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