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NEWSは、「4」から「3」となり新たな物語を紡いでいく トリプルA面シングルを皮切りに歩みを始めたメンバーたち

リアルサウンド

20/11/19(木) 6:00

 NEWSの新たな物語が、いよいよ動き出す――。

 12月12日・13日に、『NEWS LIVE TOUR 2020 STORY』のオンラインライブ生配信が決定。11月17日放送のラジオ『KちゃんNEWS』(文化放送)では、改めてライブ配信に込めた想いに小山慶一郎が言及した。

「この2020年の間にひとつ区切りをつけて、新たなこの3枚のシングルと共に、僕ら新しいNEWS、NEW STORYを作っていこうというところで、3人で意思が固まったので。ぜひともオンラインですけれども見てください。みなさんに体温が届くように、一生懸命思いをのせて歌わせてもらいますので、ぜひ見てください!」

 『NEWS LIVE TOUR 2020 STORY』のオンラインライブ配信は、ファンにとって単に延期されていたツアーが形を変えて開催されるというものとは異なる特別な意味を持っている。N=「NEVERLAND」、E=「EPCOTIA」、W=「WORLDISTA」、そしてS=「STORY」へ……グループの頭文字を取って2017年より続けてきたコンセプチュアルアルバムプロジェクト・4部作の完結をさせるという大きな節目のツアーだ。

 4人で創り上げてきた4部作。「4」という数字がNEWSのアイデンティティとして確立していった中で生まれた大切なプロジェクトだった。もちろん、4人でその完結を迎えるものだと、誰もが疑うことなく迎えた2020年。事態は予想もしていない展開を迎える。

 ご存知の通り、新型コロナウイルスの影響によって、社会が大きく変化した。NEWSにとっては、3月から開催する予定のこのライブツアーが開催できなくなっただけでなく、メンバーの人数が変わってしまうところまで影響してしまった。「4」から「3」へ。ファンにとっても、何よりメンバーたちにとっても、すぐには受け入れがたい変化だった。

 『NEVERLAND』では夢の島を、『EPCOTIA』では宇宙旅行を、『WORLDISTA』では仮想空間を、それぞれ作品の舞台として示してきたアルバムたち。そのファンタジックな世界観を経て、『STORY』では〈未来(アス)ヲ描ク STORY〉と歌い上げ、現実の物語が続いていくという展開だった。

 奇しくも、この4部作を完結させた先に続くSTORYは、誰も想像していなかった未知なるものになってしまった。同時に「STORY」では繰り返し〈超えろ〉というフレーズが聴こえてくる。NEWSのNEW STORYは、まさしく「超えていく」物語になった。

 12月23日には、グループとしては初の『ビューティフル/チンチャうまっか/カナリヤ』というトリプルAサイドシングルをリリースする。「まだ初があったんだね」と笑って見せる小山だが、ふと「3」が新たなキーワードになっていることに気づかされる。

 次は「3」としての新たな物語を紡いでいく。過去を超えていくのは確かに寂しいけれど、決して忘れないと思えるからこそ、とらわれずに進むことができるものだ。きっと「4」を胸に秘めながら、「3」にまつわる挑戦で私たちをワクワクさせてくれるに違いない。

 走り出す意志を固めたら、彼らの歩みは力強い。今夜、増田貴久がレギュラー出演&新曲「チンチャうまっか」がエンディングテーマになっている『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)内の企画「ゴチになります」に、小山と加藤シゲアキが揃って登場し、さっそく3人が揃う。その後、小山は『バラいろダンディ』(TOKYO MX)にコメンテーターとして出演し、加藤は新たな小説『オルタネート』を出版するなど、個人の活動も絶好調だ。

 さらに11月20日は増田が『ネタパレ』(フジテレビ系)に、小山と加藤が『NEWSな2人』(TBS系)に。そして21日には加藤が『タイプライターズ〜物書きの世界〜』(フジテレビ系)に、小山が『池上彰のニュースそうだったのか!!』(テレビ朝日系)に。22日には加藤が『ニノさん』(日本テレビ系)、連続ドラマW『夜がどれほど暗くても』(WOWOWプライム)に……と出演ラッシュが続く。加えて、各々のソロラジオの出演もあり、スタートした途端に、3人の新たな物語は加速していく一方だ。

 ちなみに、小山はラジオで「11月22日にシゲちゃんのドラマが! いい夫婦の日だね、コヤシゲだね〜」と、メンバー愛を強調してみせる場面があった。もちろん、かねてより仲のいい2人のことを愛でるファンにとっては、Twitterで「コヤシゲ」がトレンド入りするほど沸くシーンだったが、ふと気になるところが。

 11月22日のニコイチ発言もそうだが、ライブ配信の12月12日・13日も、トリプルA面シングルの発売日の12月23日も、「1」「2」「3」が、やけに目につく。これからは「1」で活躍しながら、「2」の仲睦まじい関係性は変わらず、そして「3」でしかできないことを創り上げていく。そんな彼らの「決意の日にち」として運命づけられたように感じるのは、少々深読みしすぎだと思いつつも、ドラマチックなNEWSのSTORYならありえるのではないかとついつい期待してしまうのだ。

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