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渋川清彦、松田龍平、マヒトゥ・ザ・ピーポー、イッセー尾形が豊田利晃の新作に出演

ナタリー

20/5/28(木) 10:00

渋川清彦

「泣き虫しょったんの奇跡」などで知られる豊田利晃の監督最新作「破壊の日」に渋川清彦、マヒトゥ・ザ・ピーポー、イッセー尾形、松田龍平が出演することがわかった。

本作は疫病の噂が広がり、疑心暗鬼の中、心を病む者が増えていくとある村を舞台とした物語。村では7年前、炭鉱の奥深くで怪物が見つかり、正体不明のまま不穏な気配を残していた。修験道者の若者・春野賢一は生きたままミイラと化しこの世を救う“即神仏”になろうと行方不明に。そして「物の怪に取りつかれた世界をはらう」と賢一は目を覚ます。

渋川が主人公の関屋鉄平役、バンド・GEZANのボーカルであるマヒトゥ・ザ・ピーポーが賢一役で出演。またイッセーが村の修験道の大先達・三日月次郎、松田が炭鉱の噂を調べる男・新野風に扮する。またこのたび切腹ピストルズ、GEZAN、照井利幸、Mars89が「破壊の日」の音楽を手がけることも明らかになった。

なお、6月5日23時59分まで本作の支援を募るクラウドファンディングがMotionGalleryで行われている。豊田は「緊急事態宣言が解除されたのでようやくキャストを発表できる日が来ました。しかし、まだ自粛の波は続き、コロナウイルスは社会に蔓延しています。そんな中でどんな映画作りができるのか誰にもわかりません」と述べ、「しかし、前向きに、完成を目指して突き進んでいきたいと思っています。2020年に撮影、公開される新作がなければ映画館も寂しいものです。どうかお力をお貸し下さい。一寸先は光だと信じています」とコメントした。

「破壊の日」は、7月24日に東京・渋谷ユーロスペースほか全国で公開を予定している。

豊田利晃 コメント

「破壊の日」は東京五輪を控え、利権と強欲という物の怪に取り憑かれた社会をお祓いしてやろうと思い、今年の一月に企画を立ち上げました。
しかし、その物の怪はコロナという現実的な脅威、あるいはコロナに脅える人の心に変貌しました。コロナはいずれ収束に向かっていくと思います。でも、一度植えつけられた恐怖心を振り払うことはなかなか難しいことだと思います。映画がその恐怖心を少しでもふり祓うことができれば作る意味があると思っています。

映画の内容は大きくは変わらないのですが、この状況を受け止め、コロナ後の世界で何を表現することができるのか、もう一度脚本を練り直しました。

元の生活に戻るには時間がかかると思います。新しい生き方に切り替えることに腹をくくるにも勇気がいることだと思います。新しい映画も求められています。今はできることを粛々と進めています。
自分の生き方を変えることは勇気がいることですが、自分自身もそのことを突きつけられています。映画を撮る意味、生きる意味を、再び証明したいと思っています。

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