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番匠谷紗衣が語る、歌うことで見出した“光”「話すよりも曲のほうが気持ちを表現できる」

リアルサウンド

18/12/6(木) 12:00

 ドラマ木曜ミステリー『科捜研の女』(テレビ朝日系)の終わりに、さまざまな物語と涙を洗い流すかのように流れてくる話題の主題歌「ここのある光」。この曲でメジャーデビューするのが、19歳のシンガーソングライター・番匠谷紗衣だ。この曲は、大阪出身の彼女が上京してすぐに作った曲で、シングルのカップリングには尾崎豊の「Forget-me-not」のカバーなどを収録。彼女の歌では、街と孤独の対比が実に切なく、しかしどこか温かみを持って表現されている。番匠谷紗衣が弾き語りを始めた理由、収録曲に込めた気持ちなど話を聞いた。(榑林史章)

初めて信じたい人ができた 

番匠谷紗衣 – ここにある光 [Music Video] (short ver.) 【テレビ朝日系 木曜ミステリー「科捜研の女」主題歌】

ーーテレビ朝日系ドラマ 木曜ミステリー『科捜研の女』主題歌「ここにある光」は、都会で働くすべての人への癒しのような曲だと思いました。この曲は、どんなことをイメージして作ったんでしょうか。

番匠谷:この曲、去年の11月ごろに上京してすぐにできました。そのころは、どこか急ぎすぎてしまったり、気持ちが削れていくような感覚があって。自分は、絶対そんな風に揺らがないと思って東京にきたんですけど、こんなにも簡単に揺らぐんやなと思って。側にいてくれる人や自分が大切にしようと思っていたものを、簡単に見失いかけてしまいそうになったその気持ちを残しておこうと思って作りました。ドラマ『科捜研の女』は家族でいつも観ていて、私は木山裕策さんが歌っていた「I believe」が好きだったんですけど、私の曲をドラマ主題歌に起用していただいたのは、自分でもびっくりするほどうれしかったです。

ーードラマの主題歌で曲が流れてからは、どんな反響はありましたか?

番匠谷:私が知らないところで、私の曲を知ってくださるということが、すごくうれしいです。それにおじいちゃんとおばあちゃんが、毎週放送を楽しみにしてくれていて。この間、久しぶりにおばあちゃんの家にいったら、リモコンを虫めがねで見ながら、頑張って録画しようとしてくれていて。その姿が可愛くてうれしくなりました。

ーーリモコンのボタンの下に書いてある文字が小さいですからね。

番匠谷:そうそう。それに私のツイートを見るために、スマホも使い始めてくれて、スマホも虫めがねで見ていました。

ーーこんど、文字の表示サイズを大きくするやり方を教えてあげてください(笑)。自分では、テレビで歌が流れた瞬間は何をしていましたか?

番匠谷:インストアライブで行った福岡のホテルで、ひとりで観ていたんです。実際に流れるまでは本当に実感がなくて、「ほんまに流れるんかな?」「今、沢口靖子さんが喋ってますけど?」って思いながら観ていて、流れた瞬間はすごく感動して、音量を最大にして聴きました(笑)。Twitterを観たら、みなさん「感動した」とか「やっとメジャーデビューだね」とか、「ほんまにこんな日がくるなんて」とか、以前から応援してくださっている方たちがつぶやいてくれていて。自分にとって、大事な経験になりましたね。

ーー曲は1年くらい前に作ったとのことでしたけど、アコギを弾きながら作ったんでしょうか?

番匠谷:基本的な曲の作り方は、歌詞とメロディを普段から書き溜めておいて、頭の中で歌詞とメロディが自然と組み合わさって曲になって、最後にアコギでコードをつけるというやり方です。それか、簡単なコードしか弾けないですけど、ピアノを弾きながら作ることもあります。

 「ここにある光」は、高橋久美子さんとトオミヨウさんとの共作で、いつもとは違った作り方でした。昨年の12月に、まず私が最初に話したような上京したときに感じたことや、そのときに浮かんだ曲イメージを、トオミヨウさんにお伝えして、コード進行とピアノの伴奏を作っていただきました。そうやってできたピアノの伴奏に、私が歌詞とメロディを考えて付けました。それで今回ドラマの主題歌に起用していただけることが決まってから、高橋さんがドラマの内容とリンクさせながらより伝わりやすい言葉や言い回しの歌詞にブラッシュアップしてくださったんです。

ーー〈裸足の足元で星のようにきらめく〉というフレーズがありますが、夜に地元の街の上空を飛行機で飛んでいて、小さい窓から地元の街の灯りを眺めているのかなと、勝手に想像しました。裸足なのは、機内で靴を脱いでリラックスしているのか、と。番匠谷さんとしては、実際はどんなイメージを思い描いたのですか?

番匠谷:ここは、大切なものは足元にこそあるということを表現しました。裸足は、私のキャラクターグッズを描いてくださっている方から、私の「飾っていないところがいい」と言っていただいたことがあって、その“飾らない”ということを表しているんですけど……。でもおっしゃっていただいたようなイメージは、まったく想像していなかったし、初めて聞いた感想なので「そういう受け取り方もあるんだ!」と思って、ちょっと感動しました(笑)。

ーーそう改めて言っていただくと、恥ずかしいですね(笑)。

番匠谷:(笑)。でも、ストーリーや情景が浮かぶような言葉は、すごく意識しているんです。たとえば〈冷蔵庫の音だけ〉というフレーズからは、部屋が静まり返っている様子を浮かべてくれたらうれしいですし。1番の歌詞では、寂しさや孤独に気づけないくらい頑張っていて、2番では、そこから少し落ち着きを取り戻して、静かな部屋で孤独や寂しさとちゃんと向き合っている、という流れがあって。短い文章の中で、より伝わるのはどういう言葉なのかを考えて作っています。

ーー2番の歌詞で〈自分を信じれる自分になるから〉とも出てきます。この曲は、番匠谷さんにとっての決意表明のような部分もあるかもしれませんね。

番匠谷:確かにそうですね。以前は自分のことを、そんなに信じていなかったんですけど、そのときはそれでいいと思っていました。でも自分のことを信じられない人は、周りの人のことも心から信じることができないんじゃないかと思うようになって。私を支えて、一緒にやってくれているスタッフさんと出会って、初めて信じたい人ができたことで、そんな風に思えるようになりました。

ーー最後にフェイクで歌い上げているところには、感情が溢れ出しているような雰囲気が出ています。

番匠谷:「ここにある光」のレコーディングでは、引き算を意識して歌ったんです。いつもは、ライブでも感情のままに歌ってしまいがちなんですね。だけどこの曲は、聴いてくださる方により聴きやすいと思ってもらうためにも、感情にまかせて歌ってはダメだと思って、できるだけ力を抜いて、空間ができるイメージで歌いました。でも最後に、高ぶった気持ちが抑えきれなくなってしまって、それでああいうフェイクが飛び出したんです。

音楽に救われて生きてきた

ーーブログで、「歌っているときは、心はむき出しだ」と書いていましたが、本来は自分自身を表現することが苦手なんですか?

番匠谷:曲を書いたり歌ったり、自分自身と向き合っているときだけは、本当の自分がやっと思い出せるという感覚があります。……特に中学生くらいのときは、家庭環境で悩んでいて、そのことを人に知られたくなくて、自分を隠したい気持ちが強くあった。でも本来の私は目立ちたがりで、人前で歌うこともすごく好きやったんです。そういうもともとある自分と、隠したいと思う自分とのギャップがどんどん大きくなっていって。大きくなりすぎて自分ではどうしていいかわからなくなったときに、そのギャップを埋めるために、いっぱい音楽を聴いて、自分で曲を作ったり歌ったりするようになって。当時は音楽に救われて、生きていたという感じでした。それである日、路上ライブをやってみよう、と。

ーー中学2年生のときに路上ライブを始めたとのことですが、そういう状況で、路上をやろうというのは勇気がいりましたね。

番匠谷:めちゃめちゃ勇気がいりました。自分でやると決めたくせに、玄関で「やっぱり行きたくない」って駄々をこねて、泣きながら「絶対行かへん」って(笑)。誰も待ってないし、自分で勝手に行くと決めていただけなのに、そのくせ直前で怖気づいてしまって。さんざん自分の中で葛藤して、それでやっと意を決して玄関を出ました。でも最寄り駅は誰かに見られたら嫌だから、電車でわざわざひと駅隣まで行って、なるべく人気のないところを探して歌いました。路地裏だったんですけど、親子連れの方が温かい飲み物を差し入れしてくださったり、おばあちゃんはバラの花を一本くれたり。

ーー温かい環境だったんですね。

番匠谷:そうなんです。それがすごく救いになったし。ひとりでずっと聴いてくれていて、最後に拍手をしてくれた方もいました。そういうことが、今も心に残っていて忘れられないです。誰も待っていないし誰にも期待されていない、自分が勝手に歌っているだけやけど、ほんまに伝えたいと思ったら、ちゃんと届いてくれるひとがいるんやなって。そのときに感じた気持ちは、今も大切にしています。

ーーそのときは、もうオリジナル曲を作って歌っていた?

番匠谷:そのときはカバーでした。曲を作ったのは中学3年生のときで、友だちがすごく悩んでいて、言葉で励ましてあげることができなかったことがもどかしかったというか、どうしたらいいのかと悩んでいました。そんなときに、ふと寝る前に歌詞とメロディが降ってきて、それをちゃんと1曲として完成させたのが最初にできた曲です。結局友だちには、恥ずかしくて聴かせてあげることはできなかったんですけどね。でもその後に歌っている動画をあげたら見てくれて、「助けられたよ」というようなことを言ってくれて。自分の場合は言葉にして話すよりも、曲のほうが気持ちを表現できるんやと気づけた瞬間でした。

ーーデビューしたいとか音楽を仕事にしたいと思ったのは?

番匠谷:SNSを通じて「元気をもらった」とか「応援してる」という声をいただいて、それがうれしくて。自分にできることは何もないし、自分に価値なんてないと思っていたけど、もっと何かできることがあるかもしれへんと思うようになりました。それでシンガーソングライターとしてもっとステップアップするために、ワンマンライブを企画したんです。キャパ500人くらいの大阪・umeda TRAD(旧umeda AKASO)をいっぱいにすると決めて、そのために曲をいっぱい作って……自分にとっては挑戦でした。そして、そのワンマンをやり遂げたときに、もっと大きなステージで歌っている姿がイメージできたんです。そのイメージを叶えたいと思ったときに、プロになって頑張ろうと思いました。それが16歳のときでした。ワンマンに向かっていろいろやっている間は大変だったけど、すごく楽しくて。何かをやり遂げたこともなかったから、自分でワンマンを企画して成功できた体験も、自分にとっては大きかったと思います。

ーー当時はどういう曲を聴いたりカバーしたりしていたんですか?

番匠谷:それこそシングルの2曲目に入っている尾崎豊さんとか、槇原敬之さんとか。その中でもいちばん聴いたのが尾崎豊さん。男女関係なく邦楽も洋楽も、本当にいろいろ聴いていました。とにかく歌うことが好きなので、歌ってみて楽しいと素直に思える曲をカバーしていて、路上でレディー・ガガさんを弾き語りしたこともあるんです。それこそ尾崎さんの曲は、聴いてよし歌ってよしという感じで。聴くだけよりも、歌ってこそより曲の良さが分かる曲ばかりです。

ギターのほうが体に振動がダイレクトに伝わってくる 

ーーそもそも尾崎豊さんのことは、何をきっかけに知ったんですか?

番匠谷:中1くらいだったんですけど、何かのテレビ番組で曲が一瞬だけ流れたんです。「え! 何この人?すごい!」と思って、歌詞を検索して尾崎豊さんだと知って。そこから尾崎さんの曲をどんどん掘っていって、頑張ってCDを全部集めて聴いていました。そのときに番組で流れたのは、たぶん「I LOVE YOU」だったと思います。

ーー今回カップリングでは、尾崎豊さんの「Forget -me-not」のカバーを収録していますけど、この曲を選んだのは?

番匠谷:路上のときによく歌っていた曲で、いちばん歌ってきたから自信があって。C/Wにオリジナル曲を入れることも考えたんですけど……今回のCDは自分の原点となると思いました。だから、自分の原点である路上時代に歌っていた曲で、当時もこれからも救ってくれる曲だと思ったので、どうしても入れたくて。

ーー番匠谷さんは今19歳。「Forget -me-not」も、尾崎さんが10代最後にレコーディングした曲ということは知っていましたか?

番匠谷:はい。知ってはいました。そのことを意識したことはなかったんですけど……。考えてみればそうですよね、尾崎さんも今の私と同じ年齢のときに、この歌詞のようなことを思っていたんやなって考えると、胸にぐっとこみ上げてくるものがありますね。やっぱり入れて良かったです。

ーー自分のことを忘れないでほしい、知っていてほしいという願いが込められた曲。メジャーデビューシングルに入れることで、よりその意味合いが深くなる感じがありますね。オリジナルは、ピアノのサウンドだったと思いますけど。

番匠谷:この曲は、歌う度に感情が変わっていくんです。レコーディングで歌ったときは、今の自分を残したいという気持ちで歌いました。もともと路上で弾き語りをしていた曲だから、ギターで録ることにもこだわりました。歌も、きれいに録ることよりも、できるだけ感情のままに歌えたらと思って。歌は一発で録ったので、けっこう荒々しい部分も残っていると思います。

ーーギターを手にしたのは、何かきっかけが?

番匠谷:これというきっかけはなくて、路上でやるならギターの弾き語りや! という固定概念があって(笑)。それまで聴いていたアーティストの方がみんなギターを弾き語りしていて、単純にそれが格好いいと思ってたんだと思います。ピアノよりもギターのほうが、体に振動がダイレクトに伝わってくる感覚があって好きなんです。空間がひとつにギュッてなる感覚もいいなと思って。

 最初は、おばあちゃんの家の押し入れの奥から見つけたギターを借りて弾いていたんですけど、音楽活動を始めてから、やっぱりちゃんとした自分のギターがほしいと思って。それで楽器屋さんを巡っているときに、見た目で「これを弾いてみたい!」と思って、試し弾きをさせてもらったのが、今3本持っているテイラーのギターです。弾いた瞬間「これや!」と思って。「何だこのいい音は!」みたいな。頑張ってバイトして返すからと、母親とおばあちゃんからお金を貸してもらって買いました(笑)。

ーーレコ発弾き語り東名阪ツアー『未完全でも』の開催、来年1月4日には、初ワンマンをやった大阪・umeda TRADで『20 歳になれたよ!感謝の気持ち Birthday Live -原点回帰-』の開催も決まっています。

番匠谷:弾き語りワンマンのツアーをやるのは初めてで、東名阪を回るツアーも初めてです。これを10代の最後に、どうしてもやりたかったんです。心で感じることをこれからも大事にしていきたいと思っているし、空気の振動がみなさんにもちゃんと届いて、全員がひとつになれてるなっていう感覚になれるライブができたらと思っています。今はそれをイメージしながら猛練習しているところです。

ーー最後に、曲作りで意識することは何ですか?

番匠谷:このシングルの前に出したミニアルバム『未完全』は、自分の気持ちをぶつける曲を、インディーズの最後に出し切ろうと思って書いたんです。でも、もともとオリジナルの曲は誰かひとりのために書くというイメージで作ってきました。友だちや自分の周りにいる人に「ほんまはこういうことが伝えたかった」とか「こういうことが言いたかったな」とか、そういうことを曲にすることが多くて。恥ずかしくて直接その相手には「曲を書いたよ」とは絶対に言えないけど(笑)。でも、友だちのためや誰かのために書いても、聴く方はそれぞれに受け取ってくれるんですよね。だからひとりひとりの感想を聞かせてもらうのが、今はすごく楽しいです。「この人は、こういう受け取り方をしてくれたんだな」って。だから正解はひとつじゃなくて、聴いた人それぞれの聴き方が全部正解です。「ここにある光」も、いろんな風に受け取ってもらえたらうれしいです。これからも、そのときによって変わると思うけど、誰かのために書いていくと思います。

(取材・文=榑林史章/写真=伊藤惇)

■配信情報
「ここにある光」
ダウンロードはこちら

■リリース情報
メジャーデビューシングル
『ここにある光』
発売:12月5日(水)
初回限定盤(CD+DVD)
¥2,376(税込)

<収録曲>
M1.ここにある光
M2. Forget-me-not(尾崎豊カバー) 
M3. Beautiful Dreamer(Stephen Fosterカバー/dynabookタイアップソング)
M4. ここにある光(Instrumental)
ライブ映像5曲収録予定
<DVD収録内容>
2月17日開催『番匠谷 紗衣ワンマンライブ in Mt.RAINIER HALL』より

通常盤(CD)
¥1,296(税込)

<収録曲>
M1.ここにある光
M2.Forget-me-not(尾崎豊カバー)
M3.Beautiful Dreamer(Stephen Fosterカバー/dynabookタイアップソング)
M4.ここにある光(Instrumental)

インディーズ盤ミニアルバム
『未完全でも』
通常盤(CD)のみ 
¥1,700(税込)

<収録曲>
M1.紫空
M2.My first good -bye
M3.Be alive
M4.きいて
M5.大人になっても

■イベント情報
『番匠谷紗衣 20th Birthday Live 「20歳になれたよ!感謝の気持ちBirthday Live -原点回帰-」』
2019年1月4日(金)開演18:00/開場18:30
会場:大阪・umeda TRAD

『レコ発弾き語り東名阪ツアー「未完全でも」』
12月6日(木)大阪・阿倍野ROCKTOWN
12月7日(金)名古屋・名古屋sunset BLUE
12月16日(日)東京・渋谷La.mama

■発売記念イベント
<ミニライブ&サイン会>
12月5日(水)19:00~【大阪】天王寺ミオ本館11Fライトガーデン
12月8日(土)1部/14:00~ 2部/16:30~【名古屋】イオンモール大高3Fタワーレコード前イベントスペー ス
12月9日(日)13:00~ 【東京】たまプラーザテラス ゲートプラザ1Fフェスティバルイコート
12月9日(日)19:00~【東京】タワーレコード渋谷店4F イベントスペース
詳細はこちら

■主題歌情報
テレビ朝日系 木曜ミステリー
『科捜研の女 season18』
10月18日(木)~毎週木曜夜8時 放送中
番組HP

■関連リンク
番匠谷紗衣オフィシャルサイト   
番匠谷紗衣ユニバーサル ミュージック オフィシャルサイト
Twitter(@Saaae)
OFFICIAL Twitter(@banjoyasae)
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