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BOYSぴあSelection 第27回 草川拓弥

草川拓弥 Part1「もし好きな女の子ができたら自分からアプローチします」

PART1

19/11/1(金)

もしある日いきなりスーパーモデルのような美女になれたら……。そんな女子たちの願いがたっぷりつまった映画『どすこい!すけひら』が11月1日(金)より公開されます。

「どすこい」があだ名のぽっちゃり型ヒロイン・綾音がナイスバディの美女に大変身。人気アイドルと、憧れだった高校の先輩。ふたりに挟まれ、恋の三角関係を繰り広げる本作で、草川拓弥くんが演じるのは、綾音の勤めるエステサロンのVIPであり、トップアイドルの拓巳。ハードスケジュールに追われ、メディアからの視線に常にさらされ続ける拓巳は、ピュアな綾音とのひとときに心の癒しを覚えていきます。

自身も人気グループ・超特急の“4号車”として活躍する拓弥くん。自らと重なる部分の多い拓巳役にどんなふうに向き合っていったのでしょうか。

── 『どすこい!すけひら』は、たむら純子さんによる同名コミックが原作。演じるにあたって原作は読みましたか?

読みました! 漫画では序盤からわりとハードというかドキドキするような描写も出てくるので、これは映画ではどうなるんだろうと。やっぱり原作ものは、原作ファンのみなさんのイメージもあるので。そこはなるべく壊さないように気をつけながら演じました。

── 映画でもエステのシーンでは、思わず見とれる肉体美を披露していました。

あまり映画で自分の上半身を見せる機会ってなかったので、そこは新鮮でしたね。

── 撮影に入るにあたって、体づくりは何か準備されたんですか?

わりと普段からトレーナーさんについてトレーニングをしているので、改めて特別なことは何も。僕、食べても全然太らない体質みたいなんですよ。

── 羨ましい!

いやいや、個人的にはもうちょっと体重を増やしたいと思っていて。でも体質的になかなか…。そこはむしろちょっと悩みですね。

── ご自身も超特急として日頃からたくさんのファンの方々の声援を集める存在。スーパーアイドル・拓巳は素に近い部分も?

僕はあんなにスーパースターじゃないので(笑)。でも、日々スケジュールが立て込んでいるところとか、多忙なスケジュールの合間を縫って、自分のリラックスできる場所を大事にしたい拓巳の気持ちはよくわかります。

今回、映画の中で超特急というグループをすごくフィーチャーしてくださっているんですよ。だから、完成した映画を観たときに、ちょっと不思議な感覚になりました。役を演じてはいるんですど、どこか自分と重なるところもあって。他の役とは半歩違った感覚の役でした。

── 撮影の中で特に印象に残っているのは?

普段、僕自身がエステに行くことがないので、どんな感じかまったくわからなくて。とりあえずリラックスしている感じを出そうと思っていたら、監督から「口が開いているのはマヌケだからやめとこっか」と言われました(笑)。

── 可愛い(笑)。

自分ではまったく口を開けている意識はなかったんですけどね。そこは自分の素が出たみたいです(笑)。

── 綾音役を演じた知英さんとの印象を聞かせてください。

すごく尊敬できる方ですよね。もともと知英さんもグループで活動されていましたし。日本語もとてもきれいに話されるんです。日本語って世界で最も難しい言語とも言われているそうなんですけど、知英さんは言葉選びも丁寧で、ものすごい努力をされたんだろうなって。僕は日本語以外は喋れないので、そうやって母国語以外の言語を習得して世界を広げようとする知英さんの行動力には尊敬しかないです。

── 撮影中はどんなお話を?

超特急のことも見てくださったことがあったみたいで、「この曲知ってるよ〜」って話しかけてくれたり。知英さんの方からいろいろとコミュニケーションをとってくれたのは、とてもありがたかったですね。

もちろん監督からのオーダーもありますけど、綾音と拓巳のふたりのシーンに関しては、知英さんと一緒につくり上げているような感覚がありました。一緒にお芝居をしていて、すごく楽しかったです。

── こういった胸キュン映画の相手役を演じる上で、見せ方の面で心がけたことはありますか?

たぶん拓巳は、綾音の前では素でいられたんだろうなと思って。スーパースターである分、いつも仕事に追われて、責任とかプレッシャーを感じて。その上、外に出れば記者が常に張り付いていて、世間からの目を気にしなくちゃいけない環境で。そういう拓巳が唯一リラックスできた心の拠り所が、綾音だった。束の間の間の休息というか、いつも息がつまっている状態の拓巳が、綾音さんと過ごしているときだけは深呼吸できたんじゃないかなって。だから、カッコよく決めるというよりも、疲れたところを出したり、なるべく素の拓巳を感じてもらえるように心がけました。

── 知英さんが演じた綾音についても聞かせてください。綾音って体型というコンプレックスはあるものの、あんまりそこにとらわれすぎていなくて、すごく屈託のない女の子だなと感じました。

魅力的ですよね。ネガティブな面もあるんだけど、友達の応援を受けて、どんどんポジティブに変わっていくところとか可愛いなと思うし。天真爛漫で、明るくて、前向きで、一緒にいたら楽しそうな女の子。人生を楽しんでいるっていう感じが素敵だなと思いました。

── 悲観的じゃないいところがいいですよね。

きっとそこは友達のおかげでもあると思います。綾音自身、食べるのが大好きで。同じように食べるのが大好きな仲間が3人もいる。あの4人が揃って「F4」っていうネーミングは面白いなと。しかも「F」は「Fat(太った)」の「F」なんだっていう(笑)。

── あそこは笑いました(笑)。

実は僕、『花より男子』の「F4」がすごく好きなので、余計に面白かったです(笑)。

── ちなみに本家「F4」なら誰派ですか?

花沢類派です! カッコいいですよね。余計なことは何も言わず、大事なところでつくしを助けてくれたり、優しい言葉をかけてくれたり。僕の中では、同性から見てカッコいい男って、花沢類みたいな人のことを言うんじゃないかなと思っています。

── では、拓弥くんが演じた拓巳はどんなところがカッコいいなと思いました?

綾音にアプローチをするんだけど、拓巳には人気女優の彼女がいる。ここだけ切り取ると、「なんだこの男は?」っていう感じじゃないですか。でも、拓巳は決してそのことを綾音に隠すつもりはなくて。付き合っている人がいながら綾音のことを好きになってしまった自分の気持ちに対してすごく素直だし、綾音とも誠実に向き合っている。嘘をついたり、ごまかしたりせず、自分の気持ちをストレートに出せるところはカッコいいなと思います。

── そのあたり、草川さん自身はどうですか?

僕も何事も諦めたくない性格だし、物事に対してもほしいものは何をしてでも手に入れたいタイプ。洋服とかもこれだと思ったら絶対に買っちゃいます(笑)。もし好きな女の子ができたら自分からアプローチする方なので、積極的な拓巳には共感しやすかったです。

── じゃあ、今回のような三角関係になったら?

そこは引いちゃうかも。実際に経験したことがないからわからないんですけど、ひとりの女性をめぐって奪い合って……というのはドラマの世界でしか見られないものだと思っているので、もし自分が三角関係に巻き込まれても、すぐに降りちゃうと思います(笑)。

── 映画の主題歌は超特急の『Don't Stop 恋』。ここも大きな見どころですね。

自分の出演した映画の主題歌を担当できるなんて、本当に光栄なことだなと思います。映画自体も「え? もう終わったの?」ってビックリするぐらいノンストップでどんどんお話が進んでいって。まさにジェットコースターみたいな作品です。まばたき禁止と言っても過言じゃないお話なので、ぜひ1秒たりとも目を離さず楽しんでもらえれば!

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PART2は11月5日(火)公開予定です。お楽しみに!

発売中の『ぴあMovie Special 2019Autumn』にも草川拓弥さんを5pにわたって特集しています! 詳しくはこちら

撮影/高橋那月、取材・文/横川良明、企画・構成/藤坂美樹、ヘアメイク/間篠美歩、スタイリング/東正晃、衣装協力/Scye:03-3468-0152(Burnish)、AURALEE:03-3468-0152(Burnish)、elephant TRIBAL fabrics:info@elephab.com、OPTICAL TAILOR CRADLE AOYAMA:03-6418-0577、Paraboot:03-5766-6688(パラブーツ青山店)、elephant TRIBAL fabrics:info@elephab.com、E.TAUTZ:03-3468-0152(Burnish)

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