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JO1、鮮烈なデビューから1年 大飛躍遂げたこれまでの軌跡

リアルサウンド

21/3/10(水) 6:00

 デビュー1周年を迎えた3月4日、JO1からJAM(JO1ファンの総称)へ素敵なプレゼントが贈られた。メンバーひとりひとりがTwitterを通しJAMとサプライズで交流をしたり、3rdシングル『CHALLENGER』のビジュアルの初公開や、冬に行われるツアー開催の発表など盛り沢山な1日に、JAMにとっても忘れられないデビュー記念日となったのではないだろうか。今回はデビュー1周年を祝し、今後の活躍がますます楽しみなJO1のこれまでの軌跡を振り返る。

 ファンミーティングの開催や、雑誌『haru*hana(ハルハナ)』、『日経エンタテインメント!』で表紙を飾るなど、JO1はデビュー前からすでに大きな注目を集めていた。なぜこれほどまでに話題を呼んでいたのかと言えば、日本最大級のオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』で選ばれた11人だからというのは前提として、やはり当時から彼らを熱く応援してきたJAMの存在も大きいと思う。メディアの露出が決まればすぐにTwitterでトレンド入りし、雑誌も発売前から重版が決定するなど、デビュー前からSNSを通してJO1を大きく支えた。そんなJAMのSNSでの盛り上がりぶりは、それまでJO1を知らなかった人たちの目にも止まっただろう。

 そして、満を持して発売されたデビュー作『PROTOSTAR』は、初週で32万枚を超える売上を記録。テレビ番組への出演も徐々に増え、知名度も上昇した。4月に入り緊急事態宣言が発令された自粛期間中は、JO1だけでなく、どのアーティストも活動が厳しい状況が続いたが、メンバーカラーのジャム作りや、メンバーが1対1でトークをするアサカツ動画などをYouTubeにアップし、元気な姿をJAMに届けた。

 6月には日本人ボーイズグループとして初めて『KCON:TACT 2020 SUMMER』に出演。世界中に存在をアピールし、新たな海外ファンを獲得した。8月には2ndシングル『STARGAZER』を発売し、2作連続でオリコン週間ランキング1位に。さらに11月には1stアルバム『The STAR』を発売、12月にはアジア最大級の音楽授賞式『2020 MAMA(Mnet ASIAN MUSIC AWARDS)』にも出演。初のオンライン単独ライブ『JO1 1st Live Streaming Concert「STARLIGHT」』では大活躍だったこの1年間の集大成として、デビュー時とは比べ物にならないほどに磨きのかかったパフォーマンスを披露。怒涛のスケジュールをこなしながらも、歌とダンスの練習を怠らず、常にトップを目指す彼らの努力が伝わるライブとなった。

JO1|1st Live Streaming Concert 『STARLIGHT』ダイジェスト

 しかし最後の挨拶で、大平祥生が「一年間、正直辛いことの方が多かった。今こうして頑張れているのはJAMのみなさんとメンバーのおかげです」と涙を流す姿を見て、ハッとさせられた。念願のデビューが叶ったと思った矢先、コロナ禍でさまざまな活動にストップがかかり、ファンにも会えない状況が続いたこの1年。いったいどれだけの不安とプレッシャーと闘ってきたのだろうか。

 JO1はパフォーマンスだけでなく、この1年でバラエティ力も身につけた。『GYAO!』にて配信中のレギュラー番組『JO1 HOUSE』やABEMAでのレギュラー番組『JO1 スターギャザーTV』でさまざまな企画に挑戦。回を追うごとにメンバーの仲良し度が増しているのがわかるし、“素”が垣間見れたり、メンバーのいろいろな表情を楽しめるので、是非チェックしてみてほしい。『JO1 HOUSE』は4月29日よりシーズン3の放送も決定している。

【JO1 HOUSE 第0話】3月4日にデビューしたJO1初のレギュラー番組!果たしてどんな番組になるのか!?│毎週木曜よる9時GYAO!で無料配信中!

 デビュー2年目となる今年は、2月に『JO1 Live Streaming Concert 「STARLIGHT DELUXE」』を開催。「JO1と一緒に宇宙旅行」というコンセプトのもと、昨年12月のオンラインライブよりもさらにパワーアップしたステージングを披露した。また、2月25日には韓国の音楽番組『M COUNTDOWN』にも出演。BTSをはじめ、今や世界に通用するアーティストを多数輩出しているエンターテインメントの本場・韓国においてもJO1のパフォーマンスは好評を博した。さらに、3月20日から28日まで開催される『KCON:TACT 3』への出演も決定しているので、世界中にもっとJO1が見つかってくれればいいなと思う。

 以前筆者がインタビューをした際に、木全翔也が「今はまだ、僕たちの曲は日本で耳馴染みがないと思う。歌詞は日本語なのに曲調はK-POPっぽいから、ちょっと違和感を感じる人がいるかもしれないけど、それがいずれかはJO1の武器になるし、魅力になると思っている」と語っていた。J-POPでもなく、K-POPでもない。JO1にしかできないパフォーマンスは、今後さらに日本のみならず海外からも注目を集めるだろう。デビュー2年目となる今年も昨年同様、コロナで先行きが見えない状況は続いているが、きっとJO1の未来は明るい。そう思わせてくれるには十分すぎるほど、大躍進を遂げた1年だった。

■紺野真利子
エンタメ系ライター。JO1やジャニーズグループのインタビュー記事を中心に、雑誌『CHEER』『週刊TVガイド』などで執筆。
Twitter(@mariri_901820)

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