第92回アカデミー賞で作品賞など最多4冠に輝いた「パラサイト 半地下の家族」。その受賞と日本でのヒットを受け、監督のポン・ジュノと主演のソン・ガンホの凱旋来日が決定した。

「パラサイト 半地下の家族」は、半地下の住宅で暮らす極貧一家と、裕福な一家の人生が交錯していくさまを描く作品。アカデミー賞では非英語映画で初となる作品賞のほか、監督賞、脚本賞、国際長編映画賞の4部門に輝いた。カンヌ国際映画祭パルムドールも受賞しており、アカデミー賞作品賞とのダブル受賞は64年ぶりの快挙となる。日本では動員100万人、興行収入15億円を突破。全米では外国語映画として歴代6位の動員記録を打ち出している。

アカデミー賞作品賞に輝き、ポン・ジュノは授賞式後に「最高です。信じられません。非常に光栄です。朝、目を覚ましたら全部夢だったんじゃないかって思えるくらい現実味がないです。すでに人々は字幕という障壁を超えてきている。今後は、外国語映画が作品賞を受賞することが大したことじゃなくなればいいと思います」とコメントした。

本作のPRのため、2019年12月に来日していたポン・ジュノとソン・ガンホ。凱旋来日は2月下旬を予定している。「パラサイト」は全国で上映中。

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