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林遣都、大原櫻子、高杉真宙、松本穂香ら9名が「彼女が好きなものは」に賛辞贈る

ナタリー

「彼女が好きなものは」メインビジュアル

「彼女が好きなものは」を鑑賞した著名人のコメントが到着した。

浅原ナオトの小説「彼女が好きなものはホモであって僕ではない」を草野翔吾が映画化した本作では、神尾楓珠演じるゲイであることを隠しながら生活する高校生・安藤純と、山田杏奈扮するBL好きを隠している同級生・三浦紗枝の関係が描かれる。

林遣都は「素晴らしい映画でした。人が人を傷つけることが容易い世の中で、思いやりに欠けた言動行動の先に何が起こり得るのか、想像力を持って生きなければとつくづく思います」と、大原櫻子は「『複雑なことを無視して、世界を簡単にしたくない』と思う心を、私も日頃忘れたくないです」とコメント。

高杉真宙は「学生とは、無限大だな。と思わされる作品でした」と述べ、松本穂香は「大切な瞬間が映画の中につまっていました。ひとりひとりの苦しみや真っ直ぐな気持ちが愛しかったです」とつづっている。そして「はちどり」で知られる映画監督のキム・ボラは「軽い恋愛映画だと思って観たら、ビックリした。この映画は『正常性』という怪物、その世界に溶け込もうとするもがき、そして人を愛するという壮大なテーマを清々しくも重厚に描いている」と伝え、「映画を観ている間ずっと、この安全で光輝く映画の中の世界が終わらないことを願っていた」と語った。

「彼女が好きなものは」は、12月3日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。

林遣都(俳優)コメント

自分が好きなものを「好き」と言えず秘密を抱えていた純と紗枝が、
しだいに「純」と「紗枝」の2人だけの「好き」の形を見つけることに―。
なんて優しく美しいラストなんだろうと胸が締め付けられました。
この映画に携わった全ての方々に拍手を送りたいです。
素晴らしい映画でした。人が人を傷つけることが容易い世の中で、
思いやりに欠けた言動行動の先に何が起こり得るのか、
想像力を持って生きなければとつくづく思います。
三浦さんが純に放った「想像したい」という言葉は
世界を照らしてくれる気がします。
もう一度言わせてください。本当に素晴らしい映画でした。

大原櫻子(女優・歌手)コメント

全員が違う意見や価値観を持っていながら、
“互いを理解し合いたい”と葛藤する人間の生き様が、
様々な登場人物の目線で描かれていて、且つ全ての考え方に共感できました。
恋愛の形はさまざまと言うのは簡単です。
ただ、場合によって、何かしらの障害が出てくるかもしれない。
何を大切にするか、その人それぞれだと思います。
「複雑なことを無視して、世界を簡単にしたくない」と思う心を、
私も日頃忘れたくないです。

高杉真宙(俳優)コメント

ある種、二人の長い長い大冒険の途中のお話。
学生という、大きくも小さな世界では、冒険の「途中」とするしかなくて、
学生という枠組みから抜け出した瞬間に、それぞれが自分の思いを
どうにかする方法を見つけるんじゃないかな?と感じました。
けれど、学生の頃に気付き、知るにはあまりにも…
学生とは、無限大だな。と思わされる作品でした。

松本穂香(女優)コメント

大切な瞬間が映画の中につまっていました。
ひとりひとりの苦しみや真っ直ぐな気持ちが愛しかったです。

峯岸みなみ(タレント)コメント

この映画に少しでも救われる心があるようにと願いながら、
この映画がなくてもいい未来が来ることを祈りたくなりました。

少年アヤ(エッセイスト)コメント

透明なきみの青春を、そっとなでる物語。
そこには息をしたいとあがくぼくたちの、
たしかな愛や、人生の姿があるのです。

松岡宗嗣(ライター/一般社団法人fair代表理事)コメント

いつも自分にナイフを突き立てながら、
いつか自分も「ふつう」になれるんじゃないかと希望を抱いてしまう。
「同性愛とか、別にいいんじゃない」という人にこそ観てほしい。

堀あきこ(ジェンダー・セクシュアリティ研究)コメント

ジェンダーもセクシュアリティも、
これまでの経験もこれからの夢も、
何もかも違う私たちは分かりあえない。
でも、「分かりあえなさ」を抱えることでしか、
“薄っぺらな多様性”は蹴飛ばせない。

キム・ボラ(映画監督)コメント

軽い恋愛映画だと思って観たら、ビックリした。
この映画は「正常性」という怪物、その世界に溶け込もうとするもがき、
そして人を愛するという壮大なテーマを清々しくも重厚に描いている。
純と紗枝は「異性愛」という正常性の境界を越え、より豊かな想像力でお互いに触れ合う。
映画「彼女が好きなものは」は同性愛者の男の子とBL好きの少女が共に過ごし、誰にも疎外されない世界を描く。
映画を観ている間ずっと、この安全で光輝く映画の中の世界が終わらないことを願っていた。

(c)2021「彼女が好きなものは」製作委員会

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