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深川麻衣、生駒里奈、西野七瀬、市來玲奈……乃木坂46卒業生がそれぞれの道で輝かせる個性

リアルサウンド

19/1/27(日) 7:00

 2018年、乃木坂46から生駒里奈を始め、西野七瀬、若月佑美など8名のメンバーがグループを卒業していった。乃木坂46はデビューから7年が経とうとしており、卒業生も優に20名を超える。乃木坂46にとって2018年は全国ドーム&スタジアムツアーを成功させ、『輝く!日本レコード大賞』(TBS系)にて大賞を連覇するなど実りの多い年であったが、一方で卒業生も様々なフィールドで活躍を見せた年であった。

参考:乃木坂46 松村沙友理の好きなところを4期生メンバーが熱弁 矢久保美緒「“かわいい”の具現化」

 まず、乃木坂46のマネジメントを行う乃木坂46合同会社が、卒業生も所属タレントとして扱うようになったのは、メンバーにとっての環境が大きく変わったことだ。2017年にグループを卒業した中元日芽香と伊藤万理華、生駒里奈はそれぞれ個人のオフィシャルサイトを設立。いずれにも「(C)乃木坂46LLC」のクレジットが表示されている。

 生駒は、グループ所属時に志した舞台女優への道を進みながら、バラエティ番組においても変わらず活躍している。また、1月13日にオンエアされた『行列のできる法律相談所3時間SP』(日本テレビ系)にて、日本テレビアナウンサー・市來玲奈と共演したことも話題に。

 市來は2014年に学業専念のため乃木坂46を卒業。その後、2018年に日本テレビへアナウンサーとして入社。『行列のできる法律相談所』のアシスタントに抜擢されたほか、『news zero』にもレギュラーで出演するなど、1年目にしてスピード出世を果たしている。生駒と市來は同じ1期生でオーディション時から隣同士だった大の仲良し。『行列のできる法律相談所』では、生駒の舞台『トゥーランドット~廃墟に眠る少年の夢~』のロケと称してやってくる市來に、生駒がドッキリを仕掛けるという企画が実施された。これまであまり表に出ていなかった市來の素顔を存分に引き出すことに成功し、同時に変わらぬ2人の関係性を感じさせる初共演だった。27日の放送では、生田絵梨花が番組にゲスト出演し市來との共演を果たす。

 グループ卒業後の進路として最も多いのが、舞台やドラマ・映画で活躍する女優としての道だ。若月佑美は昨年11月に行われた舞台『鉄コン筋クリート』で主演を務めたほか、ドラマ『今日から俺は!!』(日本テレビ系)や吉野家のテレビCMなど、福田雄一の監督する作品に多く出演。LINE NEWSが主催する表彰式『LINE NEWS Presents 「NEWS AWARDS 2018」』でも、“福田組”として福田の代理で出席するなど、新たな地位を確立している。

 2016年にグループを卒業した深川麻衣は、昨年公開された主演映画『パンとバスと2度目のハツコイ』で、「TAMA映画賞」の最優秀新進女優賞を受賞した。今期のドラマでは、朝ドラ『まんぷく』(NHK総合)、主演を務める『日本ボロ宿紀行』(テレビ東京系)の2作に出演し、今年公開の映画『空母いぶき』への出演も決定。乃木坂46時代、“聖母”と言われた深川の演技は、朝ドラでも深夜ドラマでも、観るものを癒してくれる。

 昨年の『NHK紅白歌合戦』(NHK総合)出演をもって乃木坂46を卒業し、2月24日に卒業コンサートを開催するのは、西野七瀬。エースとしてセンターに立ってきた西野は、グループ所属当時から多岐に渡る活躍を見せていた。グループ在籍中も『初森ベマーズ』(テレビ東京)、『電影少女 ~VIDEO GIRL AI 2018~』(テレビ東京)、映画『あさひなぐ』と多くの主演を張ってきたが、卒業後も今期クールのドラマ『よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~』(テレビ東京)にレギュラーとして出演。バラエティ面では、佐藤隆太、博多大吉(博多華丸・大吉)とほのぼのとしたMCを続けている『ライオンのグータッチ』(フジテレビ系)、そして新たに『グータンヌーボ2』(関西テレビ)がスタートした。『non-no』専属モデルとしても継続して誌面を飾っている。絶大な人気を誇る西野だけに、まだまだ発表は控えていそうだ。

 そのほか、先述した中元日芽香は自身の経験から心理カウンセラーに。グループ卒業時に開催した個展『伊藤万理華の脳内博覧会』でファッションやアートへのクリエイティブを遺憾無く発揮した伊藤万理華は『MOOSIC LAB 2018』のイメージモデルや雑誌『装苑』でコラム「伊藤万理華のときめき録」を連載中。主演ドラマ『ガールはフレンド』(TOKYO MX)では、“個人PVの女王”と言われた多彩な表情で、女優としての道も垣間見せた。乃木團のギターとして活躍し、歌唱力にも定評のあった川村真洋は、ソロで音楽活動を続ける道へ。ソロアーティストとして昨年6月にライブを開催していた。

 グループのキャプテン・桜井玲香は『BRODY 2019年2月号』のインタビューで、2018年を振り返り、多くのメンバーが卒業していったことに「……来年(2019年)もごっそり行っちゃうんだろうなっていうのはあります」と答えながら、「卒業してもつながっていられることが分かってきたので。卒業というものへの捉え方が変わってきたのかもしれないです」と7年目の心境の変化を明かしている。

 市來との共演を始め、先日ツインメッセ静岡にて開催された『TOKYO GIRLS COLLECTION』では、乃木坂46と深川、若月が再会。メンバーと出演者に名を連ねた2人のInstagramには、白石麻衣、松村沙友理との4ショットがアップされている。ほかにも齋藤飛鳥は楽屋に生駒が急に現れることがあると配信番組『のぎおび⊿』で明かしていたり、現在開催中の『乃木坂46 Artworks だいたいぜんぶ展』には伊藤、西野、若月のデザインTシャツが販売され、展示にそれぞれ3人が訪れていたりもする。

 卒業生の活動として、そのほとんどの場合が、グループ時に生まれた個性に磨きをかけ、そしてその芽を花開かせようとしている。現在、乃木坂46はモデル、女優、バラエティ、執筆……とメンバー一人ひとりが個人として活躍し、グループに還元する大きなサイクルができている。3期生の躍進や4期生の加入も、1期生から卒業が相次いだ理由の一つ。グループが変化していく中で、自身の次の進路と向き合う。卒業生の活躍がモデルケースとして成形されることによって、グループやメンバーの活動の幅もより大きな広がりを見せていくに違い。(渡辺彰浩)

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