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柄本佑&間宮祥太朗、三島有紀子監督『Red』出演 妻夫木聡とともに夏帆をとりまく男に

リアルサウンド

19/9/25(水) 5:00

 夏帆と妻夫木聡が共演する映画『Red』の公開日が2020年2月21日に決まり、第2弾キャストとして柄本佑と間宮祥太朗の出演が発表された。

参考:『火口のふたり』柄本佑×瀧内公美が語る、荒井晴彦への挑戦 「“身体の言い分”に正直に生きること」

 本作は、直木賞作家・島本理生の同名小説を『幼な子われらに生まれ』の三島有紀子監督が映画化したもの。平凡な結婚、可愛い娘、“何も問題のない生活”を過ごしていた、はずだった村主塔子は、10年ぶりに、かつて愛した男・鞍田秋彦に再会する。鞍田は、ずっと行き場のなかった塔子の気持ちを少しずつほどいていく。しかし、鞍田には“秘密”があった。現在と過去が交錯しながら向かう先の、誰も想像しなかった結末とはーー。

 主人公の塔子を夏帆が演じ、危うい魅力をまとう塔子の昔の恋人・鞍田役を妻夫木が務める。

 今回出演が発表された柄本は、主人公・塔子に好意を抱く職場の同僚・小鷹淳を演じる。小鷹は、塔子に惹かれながらも、塔子と鞍田の関係に唯一気づく重要な人物。柄本は「とても刺激的な恋愛映画であり、実際に起こったら大変な事になりますが…、なぜこういう映画が生まれるか。どこかでみんなちょっとだけ憧れてしまうところがあるのか。だけど、それを現実ではやってはいけない。そんな映画を2時間、疑似体験して、その恋愛を楽しんで頂きたいなと」とコメントを寄せている。

 また、塔子の夫・村主真役に間宮が決定。真は、家族想いで悪気はないものの“価値観のずれ”ゆえに、無自覚に塔子を追い詰めてしまう役どころだ。間宮は本作について「どうなろうとも女性が女性であるという事を忘れるべからず。私はまだ結婚した事も子供を持った事もありませんが、いつかのその時の為にその事を覚えていなければと思いました。思ったと言うよりも痛感したと言った方が近いかもしれません。自分が演じた真と同じ轍を踏まない様に」と語っている。

 夏帆、妻夫木に続き、柄本、間宮の出演について、三島監督は「塔子をとりまく3人の男は、それぞれベクトルは違うものの自分の尺度がはっきりしていて、全員に絶対的な色気と圧倒的な芝居力で夏帆さんの魅力を多面的に引き出してもらう必要がありました。3人のみなさまには、いままで観たことのない芝居をしていただけたと思うし、夏帆さん含む4人の芝居は素晴らしかった、の一言に尽きます」とコメントしている。

<柄本佑(小鷹淳役)コメント>
新しく入社してきた夏帆さん演じる塔子に少し恋心を抱く男・小鷹を演じました柄本佑です。とても刺激的な恋愛映画であり、実際に起こったら大変な事になりますが…、なぜこういう映画が生まれるか。どこかでみんなちょっとだけ憧れてしまうところがあるのか。だけど、それを現実ではやってはいけない。そんな映画を2時間、疑似体験して、その恋愛を楽しんで頂きたいなと。映画っていうのはそういう夢のあるものなんだなと思います。

<間宮祥太朗(村主真役)コメント>
三島監督と夏帆さんとじっくり撮影した日々が懐かしいです。どうなろうとも女性が女性であるという事を忘れるべからず。私はまだ結婚した事も子供を持った事もありませんが、いつかのその時の為にその事を覚えていなければと思いました。思ったと言うよりも痛感したと言った方が近いかもしれません。自分が演じた真と同じ轍を踏まない様に。

<三島有紀子監督 コメント>
塔子をとりまく3人の男は、それぞれベクトルは違うものの自分の尺度がはっきりしていて、全員に絶対的な色気と圧倒的な芝居力で夏帆さんの魅力を多面的に引き出してもらう必要がありました。3人のみなさまには、いままで観たことのない芝居をしていただけたと思うし、夏帆さん含む4人の芝居は素晴らしかった、の一言に尽きます。

・小鷹淳役:柄本佑について
観察眼がある目をしているのに、緊張を解くのがうまく、色気があり、鞍田(妻夫木さん)と違う声質と声の高さを持っていて、人間の複雑さと深みを表現してくれる人を探していました。柄本佑さんのことを『美しい夏キリシマ』からずっと観てきましたから、いた、と。佑さんは、【達観した儚さ】が強さと色気を生む人で、小鷹の人生の歴史さえ感じさせながら映画に存在し、【共感】より【理解】という他者への寛大さを体現してくれたと思っています。

・村主真役:間宮祥太朗について
真という人間が、ただ嫌な悪者に感じられては浅くなってしまうのでは、と悩みました。インテリジェンスを持ったハイソサエティの人間で、古い常識に疑いを持たない素直な男。塔子との文化の違いが出なくてはならないと考えていました。言葉の選択に知性を感じていた間宮さんが演じてくれたら、リアルで、真の考え方にも説得力が生まれるのではないか、と。間宮さんは、イマジネーションに溢れていたし、周りを愛することと周りに愛されることを心から素直にできる稀有な存在で、【鈍感】と【敏感】が行き来する真の心の弱さと機微を繊細に演じてくれました。

(リアルサウンド編集部)

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