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高橋一生主演、NODA・MAP最新作『フェイクスピア』が開幕

ぴあ

『フェイクスピア』キービジュアル

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野田秀樹率いる NODA・MAP の新作『フェイクスピア』が5月24日(月)、東京芸術劇場プレイハウスにて開幕する。野田戯曲の特徴として必ず取り上げられるのは、巧妙に仕掛けられた“言葉遊び”だが、今作はいきなり言葉遊びを思わせるタイトル。シェイクスピア? フェイク?

その意味、意図は何も明かされていないが、野田はこれまでシェイクスピア作品に関連する多くの作品を手掛けている。前回作『「Q」:A Night At The Kabuki』では、『ロミオとジュリエット』の2家間の争いを源平の時代に置き換え、もし、ふたりが生きていたらという着想のもと“2組のロミジュリ”を描いている。また、過去には『野田秀樹の十二夜』や『野田秀樹のから騒ぎ』、『野田秀樹の真夏の夜の夢』など、シェイクスピア作品をモチーフ、または潤色した戯曲もある。さらに、シェイクスピアに掛け合わせたタイトル頭の“フェイク”。

これは今や世界中に“フェイクなコトバ”がはびこる中、野田は正面から“コトバ”というものと向き合ってみようという思いで挑んでいるという。そして、現在明かされている物語の設定は、あの「恐山(おそれざん)」を舞台にイタコが登場するとのこと。一体どんな世界が出現するのか?

主演は野田作品初参加となる高橋一生。昨年はシェイクスピア全作の要素が盛り込まれた井上ひさしの大作『天保十二年のシェイクスピア』に出演した彼だが、謎に包まれた今作ではどのようにシェイクスピアに絡むのか? さらに、ミュージカルのみならず、今年は『藪原検校』でもその個性を発揮した川平慈英、AKB48での活躍後も映像や舞台で高い評価を得ている前田敦子も初参加。ほか、伊原剛志、村岡希美、そして野田作品への参加は27 年ぶりとなる白石加代子、6年ぶり8度目となる橋爪功という豪華布陣に野田を併せ、総勢8名が出演。近年のNODA・MAP作品において欠かせないアンサンブルキャストも出演する。

先の見えない不安漂う現在の世で、野田は一体どんな“シェイクスピア”と“フェイク”を取り入れた劇世界を描き出すのか。幕が開く瞬間までのドキドキも含めて楽しみにしてほしい。

文:伊藤由紀子

NODA・MAP第24回公演
『フェイクスピア』
作・演出:野田秀樹
出演:高橋一生 / 川平慈英 / 伊原剛志 / 前田敦子 / 村岡希美 / 白石加代子 / 野田秀樹 / 橋爪功 / 他

★チケットは、チケットぴあにて販売中!
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2170305

【東京公演】
2021年5月24日(月)~2021年7月11日(日)
会場:東京芸術劇場 プレイハウス
【大阪公演】
2021年7月15日(木)~2021年7月25日(日)
会場:新歌舞伎座

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