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欅坂46 原田葵、持ち前の“人懐っこさ”が武器に いじられキャラとアイドルらしさを備えたキャラクター性

リアルサウンド

20/8/27(木) 6:00

 8月23日に放送されたラジオ番組『土田晃之 日曜のへそ』(ニッポン放送)に欅坂46の原田葵と井上梨名がゲスト出演した。グループの改名について聞かれた原田は「わたし的に名前よりも色(グループカラー)が気になってて。結構色って残ってないじゃないですか。(欅坂46の)緑は衣装とかも綺麗だし、なかなか無かったから好きだった」と、改名に名残惜しさも滲ませつつ独自のポイントで注目している様子を明かした。

 今回ゲスト出演した原田と井上の2人は、ちょうど最近まで3週に渡り放送されていた『欅って、書けない?』(テレビ東京)の「私も下さい澤部賞!澤部タイマンバトル!」にて、MCを務めたコンビ。台本にない流れに対応できない場面や、原田が途中「澤部ちゃん」と言い間違えたりなど、スタジオ総出でいじられる一幕も多々生まれ、彼女たちの“いじられキャラ”の側面がしっかりと活きた回となっていた。

 そして、司会の進行にも慣れてきたのか、徐々に2人のコンビネーションが合っていたのも印象的だった。原田の解説に合わせて井上が身振り手振りで説明するシーンでは、スタジオに笑いが包まれていた。いじられることで笑いを起こしながらも、こうした器用さも併せ持っている。同学年だが先輩後輩の関係でもあるこの2人。なかでも原田は、今回のラジオでも番組のジングルに合わせてダンスをし、土田のツッコミを誘うなど、アイドルらしい一面を持っている。

 彼女が注目されるとき、必ずそこには他のメンバーの存在があるように思う。今回のラジオ出演や井上とのMCにしても、彼女のいじりたくなる“人懐っこい”キャラクター性があるからこそ現場の盛り上がりに繋がったのではないだろうか。メンバーとの関係性の中で光る人柄、と言うべきか。とりわけ同期の渡邉理佐との関係はファンの間でも人気で、原田自身も渡邉について「私は兄姉がいないから、お姉ちゃんみたいで大好き!って、いつも思ってるよ」(『TVstation 2020年18号』)とコメントしているように、2人の注目度の高さの裏には親密な関係性がある。

 そんな原田をひと言で表すなら“今どきの子”。番組でも最近の若者言葉の代表とも言える「ぴえん」をナチュラルに使って司会陣やメンバーからツッコミされていたように、若い世代で流行っているものには敏感だ。今どんなことが若い世代で流行ってるのか、グループの中で情報交換する上でも貴重な存在なのだろう。

 原田葵は2018年の5月に学業専念のため活動を休止している。その後、昨年の夏に活動を再開。復帰となった野外ライブ『欅共和国2019』では、「久しぶりにこんなにたくさんの人の前ですごく緊張しているんですけど、精一杯頑張るので一緒に盛り上がってください」とファンの前で意気込みを見せていた。(参照:ORICON NEWS

 今年に入り新型コロナウイルスの影響でグループは思うように活動ができなくなってしまったが、それでも彼女はインタビューで「こういう状況になって、なおさらずっと活動をしていたいって思うようになりました」(『B.L.T. 2020年6月号』より)と話している。むしろモチベーションはさらに強くなっているようだ。持ち前の“人懐っこさ”を武器に、これからもグループを盛り上げていってほしい。

■荻原梓
J-POPメインの音楽系フリーライター。クイックジャパン・リアルサウンド・ライブドアニュース・オトトイ・ケティックなどで記事を執筆。
Twitter(@az_ogi)

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