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中居正広、『行列』NGなしインタビューで明らかになったSMAPへの思い

リアルサウンド

21/3/22(月) 11:30

 中居正広が3月21日に放送された『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)に、1年ぶりにスペシャルMCとして出演。NGなし、出演者からの質問に全部答えるという趣旨のもと、番組のロングインタビューに応じた。多くの番組で真面目な質問にはおちゃらけながら華麗にかわしてきた中居にとっては貴重な機会だ。

 トップスターになっても大事にしている庶民的な金銭感覚や、撮りためている自炊で作った蕎麦の写真など、これまで明かしたことのないエピソードが出てくる中、印象的だったのは「若い頃に戻ってもう一度デビューするならソロ? グループ?」という質問に対するアンサーだ。

 「うーん……」と浮かない表情の中居は「どっちももういいですかね……もう十分。もう十分やりました。てんこ盛りでやってきた。もう一回なぞらなくていでしょ」と答える。中居も48歳という年齢。体調面のこともある。蕎麦の話をしていたからか、美味しいのは分かっているけれど、てんこ盛りの脂っこいものを食べなくてもとSMAPとして活躍していた頃を例える。

 それでは中居にとってSMAPは脂っこい思い出だったのだろうか。それは違う。「人生で一番楽しかった頃は?」という質問に中居は「知らない時ぐらいかな、まだ分かんないで無欲に欲を出すというか。掴めてない時の方が楽しかった」とSMAPがスタートした当初を振り返る。「手が届く前にもがいてる方が」と話している通りに、無我夢中で走ってきたSMAPでの時間があったからこそ、今の中居正広があるのだ。

 ジャニー喜多川やTOKIOの城島茂とのエピソードも印象深い。ジャニーが激怒した際は「YOU」を使わないという話の中で、ゲストの羽鳥慎一が口にした「(SMAPの)5人の中で誰が怒られやすい?」に対して、中居は「その時6人です。そこすごい大事なところ」と訂正した。それは森且行がいたSMAPを指しており、中居にとっての森の存在の大切さを自ずと示しているように思えた。

 NGなしのインタビューだからこそ明らかになった、中居のSMAPへの思い。『行列』に限らず、ほかのドキュメンタリー番組などで質問に答える中居も見てみたくなった。

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