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ジュディ 虹の彼方に

20/3/4(水)

(C)Pathe Productions Limited and British Broadcasting Corporation 2019

第92回は4冠受賞の『パラサイト 半地下の家族』にすっかり話題をさらわれてしまった感があるが、『シカゴ』『ブリジット・ジョーンズの日記』で2度主演女優賞にノミネートされていたレニー・ゼルウィガーが遂に受賞の栄誉に輝いた『ジュディ 虹の彼方に』は最高に良く出来た良く出来た音楽伝記映画だ。 レネーが演じるのはハリウッド黄金期を象徴する映画『オズの魔法使』のドロシー役で17歳にして一躍スターダムを駆け上がり、不朽の名作『スタア誕生』を始め、数々のヒット作に出演、ハリウッド史を代表するミュージカル女優になったジュディ・ガーランド。 今回の映画は1968年のロンドンを舞台に47歳で亡くなる最期の日々をベースに作られているが「命を燃やし尽くした」と今も語り継がれるステージをレネーは完璧に演じきっている。3月6日の公開に先がけ、4日に発売された極上のサントラ盤はレネーのソロ・アルバムのようだし、不朽の名作『虹の彼方に』をはじめとする代表曲が24曲収録されたベスト盤と「エンタテインメントの歴史で最も素晴しい夜」と称賛された伝説のライヴを全曲収録し、1961年の発表時には全米チャートで13週1位を記録、グラミー賞では“アルバム・オブ・ザ・イヤー”を含む5部門を受賞した超名盤『ジュディ・アット・カーネギー・ホール』も発売される。優れたエンタテインメント、永遠に語り継がれる歌とは何なのかということをレネーとジュディが教えてくれる。必見、必聴の映画とCDである。

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