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宮川愛李がファンを虜に、最新アルバム曲を多数届けた「月がよくみえる」

ナタリー

宮川愛李「月がよくみえる」の模様。(撮影:達川範一)

宮川愛李のオンラインライブ「月がよくみえる」が10月8日にファンコミュニティサイト・Faniconにて生配信された。

「月がよくみえる」は当初8月に東京・渋谷CLUB QUATTROにて有観客で開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言によって一旦中止に。このたび東京・BLACKBOX3での無観客配信ライブに切り替えて実施され、最新アルバム「Reboot」の収録曲を中心とした全12曲が届けられた。

定刻を迎えると、宮川は大型4面LEDパネルが設置されたステージに登場。最新アルバムの表題曲であるロックチューン「Reboot」でライブの口火を切り、間髪いれずに「スマホ映えの向こうの世界」を艷やかに歌唱した。軽やかなシンセサウンドの「lyrical」「思案ブルー」を歌った彼女は「皆さーん、こんにちは! 本日の主役、宮川愛李です」とハイテンションに挨拶。「どんな画面で観てても関係ないくらい大盛り上がりのライブにできればと思います」と意気込み、その後もリラックスした様子でよどみなくトークを続けた。

急ぎ足でMCを終え、表情を引き締めた宮川は、内澤崇仁(androp)が作編曲した切ないバラード「凪ぐ」「わすれもの」を畳みかけ、視聴者の涙を誘う。余韻に浸るファンの感想がコメント欄を埋め尽くす中、彼女は「アマイロ」で涼やかなムードを演出。ダンサブルなアッパーチューン「スフィア」「欠落カレンドラ」ではエフェクトのかかったボーカルやエネルギッシュな歌声を届け、画面越しのファンを大いに沸かせた。

凛とした表情で「Stampede」を歌い終えた宮川は「ヤバい。お腹減った。お腹ペッコペコなんですけど……」と本音を漏らしつつ、「そんなペコペコ感も忘れちゃうくらいライブを楽しんでます!」と満面の笑顔に。さらに「怒涛のメドレーみたいなライブをお届けしたので、みんな私に夢中になってると思うんですけど、このライブで私の成長や曲に込めた思いが伝わってるといいなと思います」と思いを口にし、「魅惑のカレイド」を表情豊かに歌い上げた。そしてきらめくサウンドが印象的な「Sissy Sky」でライブを締めくくり、視聴者に向けて大きく手を振った。なお本公演のアーカイブ映像は10月12日までFaniconにて公開中。

宮川愛李「月がよくみえる」2021年10月8日 セットリスト

01. Reboot
02. スマホ映えの向こうの世界
03. lyrical
04. 思案ブルー
05. 凪ぐ
06. わすれもの
07. アマイロ
08. スフィア
09. 欠落カレンドラ
10. Stampede
11. 魅惑のカレイド
12. Sissy Sky

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