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田中圭のクランクアップコメント映像が到着 映画『哀愁しんでれら』

CINRA.NET

21/1/28(木) 18:00

©2021 「哀愁しんでれら」製作委員会

映画『哀愁しんでれら』の田中圭クランクアップコメント映像が到着した。

2月5日から公開される同作は、『TSUTAYA CREATORS'PROGRAM 2016』グランプリ受賞作をオリジナル脚本で映画化する作品。一晩で不幸のどん底に陥った主人公・福浦小春は、8歳の娘ヒカリを育てる開業医・大悟のプロポーズを受け入れ、幸せな家庭を築いていこうと決意するが、ある日、凶悪事件を起こしてしまうというあらすじだ。児童相談所に勤務し、平凡な日々を送っていた福浦小春役に土屋太鳳、前妻を事故で亡くした大悟役に田中圭、ヒカリ役にCOCOがキャスティング。

コメント映像で「すごい面白い脚本だと素直に思いましたし、向き合い甲斐のある役だと思いました」と語る田中は、自身が演じた大悟について「なんかもうちょっと変わり者だったり、サイコパスだったりとか、そういうところを押し出していった方が良いのかなと思って、(脚本を)読んでいたんですけど、現場に入って、監督の話とかイメージとか聞いていると『あ、多分そうじゃないんだな』って。比較的ナチュラルにやっているつもりなんですけど、まあ、変なところも確実にあるし…」とコメント。

作品の見どころについては「起きていることって、結末に向けてバッドエンドというか、どんどんどんどん悪い方向に進んでいく話なんですけど。でも実はすごい良い方向に進んでいたかもしれない話で。じゃあ、なぜ悪い方向に進んでいったんだろうってひとつひとつ考えていった時に、実は正解がないんですよね」と語っている。

また「その場その場でその人ができる最善の選択であったりとか、逆に“そうするしかなかった”っていう選択だったりとか、誰が悪いわけでもないんだけど。ただただ人生のいろんな選択の中で最善を選んできていたはずなのに、ゴールがそこに行き着いてしまっていることの人間の弱い部分や脆い部分とか、そういうのがすごい面白いと思っていて」「それこそ『ジョーカー』と一緒だなと僕思ったんで。小春ってジョーカーみたいなもんだなと」と述べ、「ま、なんだかんだ言いましたけど好きに観てください」と締めくくった。

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