映画『ECTO』が7月2日までアップリンク・クラウドで先行配信中。今秋に東京・アップリンク吉祥寺ほか全国で順次公開される。

冨永昌敬監督『ローリング』や吉田大八監督『美しい星』など多数の映画音楽を手掛けてきた渡邊琢磨が初監督・脚本・編集・音楽を務めた同作は、植物園を舞台にしたアンビエントホラー。僻遠にある植物園内を徘徊するエクト役を染谷将太、ここを「冥界」だと断言する男役を川瀬陽太、植物園に勤める研究員役を佐津川愛美が演じた。抽象場面をTAKCOM、撮影を四宮秀俊が担当。

『ECTO』は樋口泰人（boid）による新レーベル「VOICE OF GHOST」の第1回配給作品としてイベントなどで上映されてきたが、今回の配信版、劇場版では新たに音響のポスプロや再編集を行なった新バージョンを上映。劇場公開時には染谷将太監督の短編『清澄』の併映も予定されている。

染谷将太のコメント

琢磨さんのあの秘密基地のような自宅から出発したこの世の外へと旅立つ映画。音が画になり、画が音となる。この夏に1番ふさわしい映画です。海外旅行よりもはるか遠くに行ける作品です。あっつい夏の中、冷たさとフツフツと燃えてくる生命力の根源を感じて欲しいです。渡邊琢磨の「ECTO」の世界へ是非いらしてください。

川瀬陽太のコメント

ウィルスで世界が揺れた今、映画、音楽、表現の世界もこれからの形態を問われている。
上映＋演奏が基本だった『ECTO』もこれから様々な姿であなたを侵食するつもりだ。楽しんで欲しい。

佐津川愛美のコメント

「ECTO」をより広く沢山の方に観て頂ける機会を頂き、嬉しく思います。
きっと、出会ったことのない「映画体験」になるのではないでしょうか。
渡邊琢磨ワールドをこれから体験出来る皆さんが、羨ましいです。