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佐咲紗花、作品に寄り添い続けたデビュー10年の矜持 「私にとって表現することは作品と一緒にいること」

リアルサウンド

20/11/17(火) 16:00

 2020年1月にデビュー10周年を迎えた佐咲紗花が、 自身のシンガーとしての軌跡を凝縮した50曲入りベストアルバム 『SAYABEST 2010-2020』を発売した。DISC1には数々の作品を彩 ってきたシングル表題曲、DISC2にはプレイヤーを熱狂させた ゲームソングを収録。さらに、DISC3にはファン投票で選ばれ た人気曲+10年の思いを込めた新曲がラインナップされている。

 佐咲紗花は『第3回全日本アニソングランプリ』で優勝を経て 2010年にデビュー。現在に至るまで、アニソン/ ゲーソンシンガーとして数多くの主題歌を歌唱してきた。 そんな彼女がベストアルバム収録の50曲と共に過去を振り返った 時、一体何を感じたのか。デビュー当初に抱いた不安、 ファンとの交流で培われた絆、様々な楽曲への挑戦で芽生えた自信 ……このインタビューを通して、その濃密な10年の歴史の一端を 体感してほしい。(編集部)

HP作成のためにWebデザイン学校に通ったデビュー当初

佐咲紗花|デビュー10周年MVダイジェスト

ーー今年1月にデビュー10周年を迎えたことに対して、あらためて感想をいただけますか。

佐咲紗花(以下、佐咲):みなさんの元に歌いに行くという意味では精力的にずっと動けていたとは思うんですけど、リリースとしてはけっこう間が空いてしまうこともあり、焦りを感じる時期もありましたが、10年間活動が止まらなくてとにかく良かったなって思います。

ーー10年前、デビューした当時のことって鮮明に覚えています?

佐咲:はい。私はオーディションの決勝大会から4カ月後にデビューという状況だったので、とにかく慌ただしかったことを覚えていますね。とは言え、デビューすれば毎日が華やかなものになると思っていたのに、実際はそうでもなく。デビュー1年目、2年目くらいまでは、ちゃんと活動をしてはいたけど、先があまり見えなくて不安も多かったです。

ーー不安を払拭するため自分なりに何か動いたりしたこともありました?

佐咲:2年目まではフリーランスだったので、いろいろと自分で作り出すみたいなことはしていました。自ら企画して地元の秋田でいろんなイベントをしてみたりとか、デビュー当時はまだ自分のホームページがなかったので自分で作らなきゃダメかと思って基礎から学ぼうとWebデザインの学校に通ってみたりとか。

ーーえ、ホームページを自分で作ったんですか?

佐咲:HTMLから勉強してWebデザインの学校を卒業して、「よし作るぞ」って思ったらまさかのそのタイミングでレーベルサイドに作っていただけることになったので、、学んだことは生かせず(笑)。でも学校に通ったことは単純に楽しかったです。

ーー想像とのギャップがあったデビュー当初の時間を過ごす中で、よりハングリーな気持ちが芽生えたりとか、ご自身の心の強さが育まれたところもあったんじゃないですか?

佐咲:確かにそうですね。ただ、そこが強くなりすぎてしまったところもありました。裏方としての気持ちが強くなってしまったところもあったし。デビューしたの時点でもうすでに大人だったので、なるべく、誰かに頼らず、無理してでも自分だけで頑張りすぎるようになってしまって。もうちょっと大人の方に甘えていたら良かったのかもなって今になると思います。

ーーその当時、10年後の自分の姿を思い描いたりしたことはありました?

佐咲:全然なかったです。ファンの方との約束として、還暦までは確実にライブをする、そしてその後もすべてのお祝い……喜寿だったり米寿だったり、喉さえ大丈夫なら白寿まで歌っていたいなって思いはあったんですけど、具体的に10年後の自分の姿は全然見えてはいなかったというか。

ーーでも、長く歌い続ける気持ちだけは揺らがずにここまで来れたわけですね。

佐咲:そうですね、ただ今年はコロナのことがあったりして、不安が積み重なってしまったところもあって。ちょっと心が折れかけた時期もありました。

みなさんの気持ちをダイレクトに受け取ることが私の原動力

ーー佐咲さんが活動を続ける上で、何が一番大きな原動力になっているんでしょうね?

佐咲:やっぱりファンの方々の存在です。活動を始めた当初はブログ、今は主軸がTwitterになっていますけど、そういった場所や直接会えるイベントでみなさんの気持ちをダイレクトに受け取ることが私の原動力になっています。何かを発表すればすぐ反応をくださり、一緒に喜んでくれて、時には一緒に泣いてくれる人たちがいることは本当にありがたい。だからこそ、より頑張ろうって思えるところはありますね。

 歌に関しても、当初は自分の中の凝り固まったイメージみたいなものがあったので、「こうしなきゃいけないはずなんです!」ってプロデューサーとよくぶつかったりしていたんですよ(笑)。でもだんだん全体を俯瞰で眺めることができるようになって、自分の思いを押し通そうとするのではなく、他の方の意見もしっかり受け止められるようになりました。その上で自分の中でどうしても譲れない部分がある場合には、それを上手に伝えられるようにもなったと思いますね。昔はただただ熱く思いをぶつけていただけだったので(笑)。

ーー歌に対しての思いは当時から一切変わらないですか?

佐咲:はい。当初から一切変わらず、私は作品のために歌いたい人です。なので作品のための曲だとアイディアもスピードも熱量がすごいのに、カップリング曲やアルバム曲でノンタイアップ曲を制作するとなると「どうしよう」って思ってしまう感じで(笑)。基本的にはノンタイアップの曲の場合も、自分の中で勝手に空想の設定やストーリーを作り上げて、その中のこの設定に対する曲みたいなイメージで歌うようにしていますね。

ーー活動する中で「自分なりの思いを伝えたい!」といったアーティストとしての自我みたいなものは生まれなかったわけですか。

佐咲:それも含めて作品に寄り添う中で伝えたいなぁって。私にとっては“表現すること=作品と一緒にいること”なんだと思います。

ーーそういう意味では生粋のアニソン、ゲーソンシンガーってことなんでしょうね。

佐咲:そうですね。二次元を愛し、ずっと妄想で生きてきたので(笑)。

アーティスト人生の転機になった美少女ゲームソング

ーーそんな佐咲さんのこれまでの軌跡をたっぷりまとめたベストアルバム『SAYABEST 2010-2020』がリリースされました。3枚組、全50曲の大ボリューム作ですね。

佐咲:たぶんこの十年でここに収録した曲の3倍近くの楽曲数を歌ってきてはいるんですけど、でもこれだけの曲が一気に並ぶと感動しちゃいますよね。今回のベストを眺めてみて思うのは、自分にとって美少女ゲームの楽曲を歌うことを決めたのが大きな転機になっているなっていうことで。

ーーアニソンシンガーとしてデビューされた佐咲さんは、かなり早い段階からゲームソングも手掛けられるようになりましたよね。

佐咲:先ほど活動初期に不安が大きかったというお話をしましたが、美少女ゲームの楽曲のオファーが多くなっていったことで、本当に素敵なファンの方たちとたくさん出会うことができましたし、シンガーとして担当させていただく楽曲の数や歌うジャンルの幅がめちゃくちゃ増えました。なので美少女ゲーム業界とそれを支えるファンの皆さんにものすごく感謝していますし、これからたくさん恩返ししていきたいなと思っています。

ーーゲーソンを歌うようになったことが、アニソンを歌う佐咲さんに何かもたらしてくれたものはありましたか?

佐咲:ゲームソングのイベントに出演させていただく度に感じるのが、楽曲へのとびきり熱い想いとそれを歌うシンガーに向けられた大きな愛情です。ゲームの中で会話や行動を自分の意志で選択することで紡いでいった青春や恋の記憶。その想い出と共に流れている楽曲なので、皆さんの一曲一曲への思い入れもそれぞれすごく強くなっているので、歌っていると皆さんの表情からも、そのそれぞれの記憶を辿ってあげているナビゲーターになったような温かい気持ちになります。「この作品の曲だから大好き!」と言っていただける度に、さらにその上の「佐咲紗花が歌ってるから好き」と言ってもらえるようにもっともっと頑張ろうって思いました。

ーーその思いはこの10年で達成できたという自負もあるんじゃないですか?

佐咲:いやーまだまだですね(笑)。でも、まだまだだなとは思いつつも、担当させていただいた楽曲と作品の数は自分にとっての誇りですし、それが自信に繋がっていることは間違いないと思います。

「困ったときの佐咲紗花になりたい」

「Reason why XXX」

ーーベストアルバムのDISC1にはこれまでリリースされてきたすべてのシングル表題曲がまとめられていますね。

佐咲:各楽曲にいろいろなエピソードがあるので、すべてに思い入れがあります。中でも特に印象的なのは「Reason why XXX」かな。シンガーソングライターのZAQちゃんがデビュー前に書いてくれた曲なんですけど、デモ音源を聴いた瞬間「これ、人類がライブで実際に生で歌えるんでしょうか?!」と思うくらい歌うのが難しくて大変だったんですよ。エラ呼吸を使わないと息がもたないでしょ、みたいな(笑)。レコーディングでエディットしてなんとか形にすることができたとしても、ライブで歌えないのでは意味がないので、これは100回以上練習してからレコーディングに臨みました。歌い切ったときの達成感はものすごく大きかったですし、多くの方から「これはさや姉にしか歌えないよね」と言ってもらえたことがうれしかったです。それまでの楽曲は元々自分の中にあったジャンルの歌のテクニックを駆使して歌ってきていたと思うんですけど、この曲辺りから自分が持っていないスキルを新たに手に入れた感覚もあって。難しかったけど、結果的にちょっと自信にもなりましたね。

ーーシングルに限らずですけど、佐咲さんは本当に様々なタイプの楽曲を歌いこなせる印象がありますよね。

佐咲:今思えば、プロデューサーさんをはじめとするスタッフの方々が、「この子に何を歌わせればハマるんだろう」って模索していたんだと思うんです(笑)。私のカラーが固まっていなかったからこそ、いろんなジャンルの曲をまかせてもらえたんだと思います。で、私自身はどんな曲が来ても楽しく挑んでいった結果、すごく突飛な楽曲が来たりとかもして(笑)。

ーー楽曲タイプを選ばないところがひとつのカラーになっていったと。

佐咲:そうなのかもしれないです。私としても、新しいタイプの曲と出会えたら、「この分野のパイオニアになれたらいいな」っていう気持ちで挑んでました。活動を続ける中で、ロックな楽曲が自分としては一番攻略しやすいんだなということがわかってきたんですけど、いろんなジャンルを歌えるということが制作サイドの皆さんにとって「困ったときの佐咲紗花」になるといいなっていう気持ちは今もあったりはします。

「DREAMLESS DIVER」

ーーシングル表題曲で他に印象的だった曲ってあります?

佐咲:レコーディングがとにかく大変だった、という意味で記憶に残ってるのは「DREAMLESS DIVER」かな。これはレコーディングする声素材がとにかく多かったんですよ。主となるメロディはそこまで時間をかけずに録り終わったんですけど、その後、4~5時間くらい延々とハモやコーラスや声素材をずっと録り続けるっていう。レコーディングで、ノドは平気だけど、立ちっぱなしで足が痛くなりすぎて休憩をいただくという経験は初めてでした(笑)。でも、この曲を歌ったことで、声を素材として使ってみるとか、ハーモニーをひとつの大事な要素にするとか、そういったことを知識としてインプットすることができたんですよ。それ以降のレコーディングで「ここにこういう声を重ねてみたいです」みたいな提案をすることができるようになったのは「DREAMLESS DIVER」のおかげだと思います。

ーー活動の中での学びは、以降のレコーディングにしっかりと生かしていくわけですね。

佐咲:はい。当初はディレクションされたままに歌っていましたけど、だんだん自分なりのアイデアを提案させてもらうようにもなって。それによって歌うことがより楽しくなったところもありました。

『ガルパン』や堀江晶太……様々な出会いをくれた楽曲たち

「BLAZE MOMENT~紅蓮浄歌~」

ーーDISC2には選りすぐりのゲームソングの数々が収録されています。この選曲に関してはどんな基準で?

佐咲:ファンのみなさんからの人気が高いものをメインにしつつ、それにプラスして私が10年の歴史をまとめる上でどうしても入れたいと思う曲を選ばせてもらいました。

ーー佐咲さんがどうしても入れたかった曲とは?

佐咲:「Shooting the future」と「BLAZE MOMENT~紅蓮浄歌~」です。「Shooting the future」は活動初期の頃に作詞を含めて担当させていただいた曲なので、すごく思い入れが強いんですよね。イメージ挿入歌でもあったので、その世界の中のシチュエーションを思いきり妄想しながら表現することがすごく楽しくて。なので節目のタイミングとして絶対に収録したいなと思いました。

ーー「BLAZE MOMENT~紅蓮浄歌~」にはどんな思いがありますか?

佐咲:この曲を歌わせていただいたことで、佐咲紗花はアタック強めのハードロック寄りの楽曲を歌うとすごくしっくりくるんだなっていうことがわかったんです。私自身、歌った瞬間にすぐ「あ、これ好きなやつだ!」って思えたし、制作陣にも共通認識が生まれたんですよね。松井洋平さんと初めて出会った曲でもあって、そのときに松井さんの作詞家としての考え方や、言葉の構築の仕方にものすごく影響を受けたんです。そういう意味で勉強になった曲でもあります。

「Atlantico Blue」

ーーDISC3にはファン投票で選ばれた楽曲たちが収録されています。投票の結果に関してはどんな印象を受けました?

佐咲:「Atlantico Blue」や「Super Shiny Sensation!!!」といった上位に来た楽曲は予想通りでした。ライブのときの盛り上がりや、みなさんの感想なんかを眺めていると、これはもう私としてもすごく納得な結果だなって思います。意外だったのは……例えば「日常0話エンディングテーマ」が入ったのはおもしろかったです。歌詞のないスキャットだけの曲でライブでも披露した事ないのに…!と。これまでCDに収録されていない曲を音源として確保したい、私の歌ってきた楽曲をコンプリートしたいというファンの方々の思いが影響しているような気もして。すごく愛情を感じましたね。

ーー「Atlantico Blue」をはじめ、DISC1に収録されている「FEEL×ALIVE」や「ヒトツボシ」などを手掛けている堀江晶太さんの楽曲は佐咲さんのレパートリーの中でも高い人気を誇っています。彼の作る楽曲はご自身にとってどんな存在ですか?

佐咲:堀江さんと最初にお仕事をしたのは、「マリンブルーに沿って」「キスのひとつで」というゲームソングだったんですけど、楽曲を聴いた瞬間、理屈とかではなく「この曲すごく好きだな」って強く思ったんです。レコーディングの時のディレクションの感性も独特で、その感性に音楽センスや元々お持ちの才能というものが溢れていて、録りながらすごくクリエイティブなディスカッションやレコーディングができたなぁというワクワクした気持ちがありました。それ以降、いくつか曲を書いていただいていて、どれもライブの人気曲になっていますけど、チーム佐咲の中では「エモい曲のオーダーなら堀江晶太さんだよね」っていう共通認識がある気がします。自分の中でも勝手に堀江さんの曲に私の声と音域の幅はベストマッチングなはずだ!と勝手に思っているところもあるので(笑)、すごく大事な存在ですね。堀江さんにも、相性のいいシンガーだなって思っていただけたらいいなと常に思っています。

「あんこう音頭」

ーーまた、DISC3には「High-Flying Future!!」「あんこう音頭」という『ガールズ&パンツァー』関連の楽曲が2曲収録されています。今年8周年を迎えた『ガルパン』というコンテンツもまた佐咲さんにとって大きな存在なのではないですか?

佐咲:8年もの間、ずっと動き続けているコンテンツにかかわれていることは本当にありがたいですよね。なかなか無いことです。最初は挿入歌である「あんこう音頭」で参加したんですけど、その反響がものすごく大きくて。で、その後もいろんな楽曲で参加させていただきつつ、最終章の前半の主題歌「Grand symphony」まで担当させていただけることになったという。今も現在進行形で動いているコンテンツだから、私の中ではまだすべてが思い出ではないんですよ。さらに言えば、プライベートを含めて大切な存在であるシンガーのChouChoちゃんとの強い絆をくれたのも『ガルパン』ですからね。8年の月日の中で、たくさんのステージや課題を一緒に乗り越えて切磋琢磨しながら一緒に歌ってきました。そんなところにも『ガルパン』らしさを感じたりもします。

10年分の感謝と「大好き」という思いを込めた新曲「ダイアログ」

佐咲紗花| 『ダイアログ』MV Full size

ーーそしてDISC3のラストには新曲「ダイアログ」も収録されています。デビュー10周年を迎えた佐咲さんの思いがたっぷりと詰め込まれていますね。

佐咲:この曲は10年分の感謝と「大好き」と「ありがとう」という思いを伝えたくて作りました。思いをライブでダイレクトに伝えるイメージで作詞をすることは好きなので、歌詞もすごくスムーズに書けました。

ーー作曲とアレンジは園田健太郎さん。サウンド的なイメージも具体的に伝えた上で制作をお願いしたんですか?

佐咲:そうですね。園田さんが手がけられた曲の中で今回のイメージに近いものをお伝えした上で、この曲で伝えたいこと、表現したいことを具体的にお話しさせていただきました。そうしたらシンクロ率に驚いたくらい、チーム佐咲みんなが思わず「これこれ!」と言うくらいイメージ通りのものを仕上げてくださいました。メロディも、私が書きたかった譜割りや言葉数にバシッとハマるものだったので、本当に迷わず書いていけました。

ーーレコーディングはいかがでしたか?

佐咲:他の楽曲の制作が重なって大変な時期ではあったんですけど、この曲のイントロを聴くと、エナジードリンクを飲んだ感じになるというか、ものすごくパワーがわいてくるんですよ。しかも演奏してくれたのが私のライブメンバーでもあったので、いつも以上に安心して音楽に身を任せながら、最初から最後まで気持ちよく歌うことができましたね。

ーータイトルにはどんな思いを込めたんですか?

佐咲:記録という意味での“ログ”という言葉がまず浮かんだんですよね。そこから広げていって、PC用語のダイアログボックスから、直訳だと“対話”という意味になる “ダイアログ”へたどり着き、そこにダブルミーニングとして“Diamond”の“ダイア”も引っかけました。みんなと歩んできた”Diamond”のように輝く日々の記録という意味です。この曲の歌詞にはみんなとの思い出、私の歩みを色濃く投影しているので、長く応援してくださっている方々は、「この1行はあのときのことかな?」みたいに想像を膨らませてもらえたらうれしいです。また、最近私のことを知ってくださった方には、これまでの49曲を聴いた上で、「あぁいろんなことがあったんだね」っていう思いを踏まえて最後に「ダイアログ」を聴いていただけたらなと思います。

ーー10年という節目をお祝いする本作を経て、ここから先の未来について何か思い描いていることはありますか?

佐咲:まずは10周年ライブをどうしたらいいのかという目下の課題があるんですけど、時期が遅くなっても絶対に開催するつもりですが、情勢をみながら一番いい形を模索していきたいです。この先の10年に関して言えば、アニソン、ゲーソンシーンをさらに盛り上げていけるようにとにかく頑張るっていうことかなと思っています。10年前に比べると今はアーティストの数もすごく多いし、アニメやゲームの作品数もすごく増えていて。言ってしまえばバブルのような時代なのかもしれない。その状況を維持して、この広がりをさらに大きくして揺るぎないものにいくか、それともその泡をはじけさせてしまうのかは、今動いている私たちにかかっているような気がするんです。なので、ここからはそういった気持ちを強く抱きながら歌を、活動を、しっかり紡いでいきたいなと思っていますね。

ーーその一歩として来年1月から放送されるアニメ『怪物事変』では、エンディングテーマ「ー標ー」を歌うことも決定していますね。

佐咲:はい!原作が本当に大好きな作品なので、楽曲で参加できることがうれしいです。楽曲も含め、この素晴らしい作品をたくさんの方に楽しんでいただけたらいいなと思っています。

佐咲紗花『SAYABEST 2010-2020』

■リリース情報
佐咲紗花『SAYABEST 2010-2020』
2020年11月11日(水)リリース
¥4,500+税
CD3枚組
店舗特典情報はこちら

■イベント情報
『佐咲紗花|「SAYABEST 2010-2020」発売記念オンラインイベント』
※今後の状況により、配信の延期、中止、内容の変更なども検討させていただく場合がございます。
《イベント概要①》
「SAYABEST 2010-2020」発売記念 トーク&スペシャル編成のミニライブ
2020年12月16日(水)20:00 START予定
配信プラットフォーム:MixBox
イベント参加方法:「SAYABEST 2010-2020」商品内に封入されているイベント参加応募シリアルをご確認の上、ご応募いただいた方の中から抽選でイベントにご招待いたします。当選者の方には、「イベント視聴シリアル」をご送付いたします。

イベント参加応募期間:2020年11月10日(火)~2020年11月30日(月)23:59
イベント当選発表:2020年12月初旬予定
MixBox視聴に関する注意事項

《イベント概要②》
「SAYABEST 2010-2020」発売記念 オンラインサイン会
2020年12月16日(水)22:00~23:30頃 予定
配信プラットフォーム:WithLIVE
イベント参加方法:全国アニメイトで「SAYABEST 2010-2020」をご予約(全額内金)・ご購入いただいたお客様に、イベント参加応募シリアルを配布いたします。ご応募いただいた方の中から抽選でイベントにご招待いたします。当選者の方には「イベント参加シリアル」をご送付いたします。
イベントでは、1対1でオンライントークをしながら、最新アー写使用のジャケットサイズカードに「ニックネーム」と「直筆サイン」を入れさせていただきます。

イベント参加応募期間:2020年10月31日(土)~2020年11月30日(金)23:59
※既に対象商品をご予約いただいているお客様に関しましては、お手数ですがご予約いただいた店舗にて内金を全額お納めいただいた時点でイベント応募用紙をお渡しいたします
※アニメイトオンラインに関してはオンラインページをご確認ください

イベント当選発表:2020年12月初旬予定
イベント特典送付:2021年1月予定
WithLIVEに関する注意事項

《対象商品》
佐咲紗花 10th Anniversary Best Album『SAYABEST 2010-2020』
CD3枚組 LACA-9793 ¥4,500 (税抜価格)+税
2020年11月11日(水)発売

佐咲紗花レーベル公式サイト

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